なぜ、今『設計』なのか?

8月か9月に、設計系の講座&セミナー「設計講座(仮)」を企画していて、「設計講座(仮)」を企画したのには、理由があります。

まず一つ目は、家づくりの本質である『住宅』のレベルUP

その一つは、集客方法が頭打ちになってきていて、さらにハイレベルなことをするより、基本や原点に立ち返って、「良い家」「良い設計」を見つめ直したかったからです。

独立してからは集客やマーケティングなど、「家を楽しむ」という感覚をどこか忘れていた気がします。もちろん、必要最低限のマーケティングスキルはあるべきですが、まずは家づくりの本質である『住宅』のレベルを高めたいと考えています。

これまで、家づくりの『プロセス(過程)』の部分までは、提案やサポートをしてきましたが、やはり家づくりの本質である『住宅』のレベルを上げていかないと、いくらプロセスにチカラを入れても効果が半減してしまうのです。

何年か前に、会社員時代からの付き合いがある住宅ライターに言われたことがあります。

「井内さんが提案している内容(プロセス)は、良いと思うんですけど、でもそれは、(会社員時代に携わってた家づくり)◯◯◯◯だから、実現できたのであって、他では無理なんじゃないんですか?設計も違いますし、施主の個性も全然違いますよね?」

心の奥底で思っていながら抑えていたことを、ズバッと言ってくれたってヤツです(笑)

私自身、建築学科の出身でもないし、建築士の資格も持っていません。また、設計の実務に深く携わってきたわけではありません。だから、プロに対して、家の設計にまで口を出すことに、ちょっとためらいがあったんです。

また、相手の設計を尊重しながら、「プロセス(過程)」のレベルを上げることで、どこまで行けるかというもの試したみたかったのです。もちろん、それで結果を出しているところもあるので、間違ってはいないのですが、「もし、家の設計にまで関われたら、もっと?」という思いがあることは否めません。

まず一つ目の理由は、家づくりの本質である『住宅』のレベルUPなのです。

二つ目は、住宅の新たな企画化への実現です。

私自身、恵まれた環境下だったということもあり、建築家と大工出身とハウスメーカー出身の人達との間で揉まれ、経験を積んできました。

建築家は、デザインは素晴らしいのですが、同じことをしたくないというこだわりは、周りに無駄な動きをさせてしまい、コストが掛かりすぎるという短所があります。

大工は、どう収めるか、施工のしやすさや安全性においては素晴らしいのですが、デザインを無視しがちで野暮ったさが否めません。

ハウスメーカーは、モノ視点の合理さは素晴らしいのですが、住み手が見えてこない(見えてもあざとい)規格さは、どうも好きになれません。

これら3方向の視点の良し悪しの、良い部分だけを抽出したのが、企画住宅だったりします。別名では、コンセプト住宅とかコンセプトハウスなどとも呼んだりします。これまでの環境から、私自身も企画住宅に興味があり、住宅の企画化は会社員時代から、何度も携わってきています。

プランありきで考えるから、企画住宅は失敗する。

ですが、企画住宅は多くの会社で失敗しています。

なぜなら、プランだけを売ろうとするからです。そうすると、売り手のセールス力に依存してしまうので、たとえ企画住宅が良いデザインであっても、思うようには売れないのです。注文住宅を求める多くの方は、決まったプランを提案されると嫌がりますからね。こだわりが強い人ならなおさらです。

これは、企画とは名ばかりの規格住宅なのです。企画とはコンセプトです。企画住宅に必要なのは、モノではなく、コンセプトにあると捉えています。だけど、間取りから考える人はたくさんいます。間取りはあくまで最終的な結果(カタチ)であって、本質的なところではないのです。

「いやいや、注文住宅なんだよ」と思うかもしれませんが、注文住宅でも同じことが言えます。これからの注文住宅においても、施主の心をつかむベースとなる企画(コンセプト)は必要です。

感覚が優れた建築家なら、カリスマ性や研ぎ澄まされたセンスを武器にできるので、ベースとなるコンセプトがなくても問題ないでしょう。ですが、ごくごく普通に家を建てるなら、施主の心をつかむベースとなるコンセプトは必要です。

実は、企画住宅で1件の契約経験があります(笑)

設計の実務に深く携わっていないと言いながら、実は会社員時代に、企画住宅で1件、契約したことがあります。正確には、基本プランをベースに基本的な打ち合わせをして、あとは請負契約をした工務店へ引き継いだ形ですが。

その方はたまたま、忙しい方でじっくりと打ち合わせができないため、ある程度決まった住宅を求めていた方でした。なので、企画住宅を受け止められる方だったのですが、それでも多少は変更したいという要望もありました。やはり、多少なりとも、プロセス(過程)が必要なのです。

実は、3年近く伏図を書いていました。

さらには、伏図を3年近く書いていた経験もあります。多分、累計で100棟は超えてると思います。全部はないですが、上棟時に現場にも足を運んでいます。なので一応、柱の重さを知っています(笑)

伏図というのは面白くて、柱や梁などの構造材にどのような寸法のものを使い、どう組み合わせるかを表した図面なので、意匠設計(間取り)が丸裸になります。その時の経験から、きれいな意匠設計(間取り)だと、比例して伏図もきれいに収まることに気付きます。その逆も同じで、きれいな伏図だと、きれいな間取りになりやすいのです。その他には、間取りは違うのに、同じような伏図だったりすることがあります。

こういった経験からも、企画化は、やり方次第でカタチになると感じ取っているのです。

ただし、提案は自分の得意なフィールドでします。

コンセプトの築き方は、どの分野や世代向けの家でも対応できますが、家の設計を提案する場合は、レベルを考えると限りがあります。

なので、提案においては、「自分らしさ」「機能性」「デザイン」などのモノ以外の価値や、建物本体価格で1700~2000万円前後の価格帯といった、自分が得意とするフィールドで行います。ここには、「これからのライフスタイルとはこうあってほしい」という想いも含んでいます。

それはつまり、これまで挙げている

  • コト訴求(ライフスタイル)
  • 世界観(コンセプト)
  • 脱LDK(小さな家)

これらを実現する上で必要な『住宅』をつくる講座でもあります。

 

以上をまとめると、

施主の心をつかむベースとなる企画(コンセプト)を築き、それを住宅というカタチにしていく。

ことが基本となっていて、さらに、

私自身が得意とするフィールドにおいては、企画から設計までを提案する。

という内容を予定しています。

 

この大まかなテーマを踏まえて、あなたの悩みを解決できるよう、意見を反映したメニューにしたいと考えていますので、よろしければアンケートにご協力いただけるとうれしいです。

この記事が気に入ったらシェアいただけると嬉しいです。

【読者アンケート】今後の情報発信の参考にしたいので、あなたの情報を教えていただけると嬉しいです。

ご入力いただいたメールアドレスに、不定期メールマガジン『イエコトバ』をお届けいたします。不要な場合、いつでも解除できます。メルマガ解除後の再登録についてはこちらをご覧ください。

【家づくり『注文住宅3.0』とは?】

『注文住宅3.0』とは?

【提案する『家づくりの仕組み』とは?】

『家づくりの仕組み』とは?