施主の心をつかむコンセプトはどうすれば生まれるか?

先日、書いた記事で、企画住宅の話から、コンセプトについて触れました。

企画の本質は、モノではなくコンセプト。これからの注文住宅においても、施主の心をつかむベースとなる企画(コンセプト)が必要というお話です。

なぜ、今『設計』なのか?

2017.06.01

施主の心をつかむコンセプトがあると、集客は楽になります。似たような話で、ビジョンとか世界観とかがありますが、

ビジョン > 世界観 > コンセプト > テーマ

という、左に行くほど抽象的で、右に行くほど、具体的になりやすい位置づけのように、「コンセプト」の位置は、少しの抽象性と、ほどよい具体性があり、一般の方でもわかりやすいバランスがあります。(ただ、施主の心をつかめるような具体的な内容にすることは一苦労します。)

コンセプトがイケていないと、たとえ多くの人の目に留まっても、集客はかなり苦戦します。逆に、コンセプトがよければ、少ない人にしか知られてなくても、少ない中からも確実に集客できます。

施主の心をつかむコンセプトはどうすれば生まれるか?

施主の心をつかむイケてるコンセプトとは?・・・数学のように決められた答えがあるわけではないので、正直、わかりません。

魅力的かどうかはお客さんが決めることですので、照らし合わせる必要があります。そして、答えそのものは、まずはあなた自身の魅力や価値観から生まれるものだと思っています。

住宅の場合、お客さんは家の良し悪しをを全て知っているわけではないのですから、まずはあなた自身が良いと思うものなど、基準を作る必要があります。自分の内にあるものを掘り起こしていくみたいに、セルフイメージを突き詰めていく感じです。

『なぜ、この家づくりの仕事をやっているのか?』『家を建てることで何を伝えたいのか?』などの本質的なことや、DIYが好きとか、自然素材が好き、自然素材の中でも杉が好きとか、キッチンはこんなカタチが好きとか、天井は表しがいいとか、良いと思うものいっぱいあると思うんですよ。

ライフスタイルを見つめ直し、自分らしさや機能性、デザインなどについて、どう思っているか自分に問いかけてみてください。

その好きや良いと思う感情は、あなたの個性でもあります。小さな会社ほど、あなたの個が武器になりますから、それがないと厳しいです。

ひと言で言うと何なのか?

そしてそれを、「ひと言で言うと何なのか?」ということです。自分の家づくりを、ひと言で言えば、何なんだろう?と考えることですね。「◯◯◯◯の家って、どんな家なんですか?」と聞かれた時に、答えるひと言でもあります。

その「ひと言」がお客さんにとって魅力的であれば、それは「魅力的なコンセプト」というわけです。

魅力的なコンセプトを生み出していくには、普段から、「ひと言で言うと何なのか?」という問いかけをを、意識してみましょう。家だけに限らず、色んな商品に対してです。そうすることで、少しづつに「コンセプト脳」が鍛えられていきます。

なぜなら、一夜にして、凄いコンセプトが作れるようになるなんてことは、まず無いです。そんな天才なら、そもそも悩んでいないはずですから(笑)

余談:脱LDKはコンセプト?

先日から、「脱LDK」という言葉を使っていますが、抽象度が高いので、位置づけ的には『世界観』ですかね。(感覚的な話なので、難しいところですが・・・)

 

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。