3Dプリンター住宅で共感できるつくり方

今年に入って、3Dプリンター住宅のニュースをいくつか見かけました。

ウクライナ

ロシア

日本では当分、ありえないでしょうね(笑)

日本でも小物関係の3Dプリンターは、3Dプリンタブームが終焉し、出荷台数は減っているようですが、利用者は増え、市場は成長傾向というニュースを見かけたりします。

小物類は活発でも、建築物の場合、建築基準法という厄介な壁があります。電気やガス、給排水などの住宅設備関連は、3Dプリンターで使う素材にもよりますが、わざわざ先にそのための穴を設けなくとも、後施工で対応できます。

普通に3Dプリンターでつくった建築物では、基礎や構造体などが、現在の建築基準法に適していないため、実現するには抜け道を探すしかなさそうですね。

トレーラーハウス方式で基礎を回避?伝統構法の石場建てでも可能か?3Dプリンターの材料を木にしたら、木造住宅扱いのなるのか?許容応力度計算で対応できるのか?・・・気になるところはたくさんあります。仮設なら基準も下がるので建設の可能性は高くなりますが、あくまで展示用なのと期間が設けられますからね・・・倉庫など大きな建築物の中に建てるという方法だと可能なのかも?

3Dプリンターで、一番共感できるつくり方

海外では徐々に動き始めている3Dプリンター住宅で、つくり方も様々ありますが、一番共感できるつくり方は、ロンドンの『WikiHouse(ウィキハウス)』です。動画も頻繁にアップされているので、活発に活動されてるようです。

3Dプリンターで全てを造形するというよりは、3Dデータを元に、面材からパーツを切り出し、それらを組み合わせて造形するという、プレカットに近い手法です。レーザーカットだと思うのですが、レーザーによる焦げがないのが気になります。

レーザーカッターや3Dプリンタなどの、コンピュータと接続されたデジタル工作機械によって、3DCGなどのデジタルデータを木材、アクリルなどのさまざまな素材から切り出し、成形する技術を、デジタル・ファブリケーションと言うようです。

特別な工具は必要なく、ジグソーパズルの要領で、それぞれのパーツを連結して、屋根や床板、窓枠などが組み立ててられます。さらに、断熱材や窓などを入れれば、わずか数日間で住居が完成するため、最低限のスキルと時間で、誰でも住居をつくりあげることができる建築キットとして、注目を集めています。

下の動画を見ていただくとわかるのですが、くさびなどで留めている感じが、なんとなく伝統構法に近いです。

『WikiHouse(ウィキハウス)』の方法だったら、確認申請も伝統構法の様なやり方で通るのでは?と淡い期待をしています(笑)

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。