なぜ『北欧の住宅デザインは良い』という前提になっているのか?

以前、『「カフェ風」は時代遅れ!?』というメルマガを書いたことがあります。

その結論として、「嘘をつくデザインは時代遅れ」とまとめましたが、そういう風潮は住宅業界でも少しづつ起きてるようです。

メモがてらにシェアしたこちら↓の記事では、とある工務店の北欧風の在り方について、取り上げられています。”なんちゃって”を許さないつくり手のこだわりです。

理想の家のイメージを実現したい筆者は、「なんちゃって北欧風でお願いします!」と伝えます。

「いや、北欧風とはいえません……」と話がかみ合わなかったことも、今となっては笑い話。

ヨーロッパを旅して本物を見て学んだ建築士さんの前で、”北欧風”と語る事は許されませんでした……。

一昔前に比べると、情報や交通のインフラが整ってきたため、ネットで調べたり、実際に足を運んだりして、本物に触れることができやすくなってきています。なので、本物を知っている方がいるのは当然のことです。

当たり前の話ですが、本物志向の前ではパチもんはかないません。

「◯◯風」と表現するのは、言いやすさ手軽さもあるんでしょうが、「北欧風」とうたっているほとんどのつくり手は、北欧の家を建てたこともないし、北欧なんて行ったことないですからね(笑)

工務店や設計事務所に北欧テイストが取り入れられはじめてから、10年以上は経っていると思います。まだまだ取り入れられてない過渡期には通用した「北欧風」も、今では溢れかえっているテイストなので、安易に「北欧風」という表現をしてしまうと、主体性のない安っぽさを感じますね。

そもそも、なぜ北欧テイストの方が良いということになっているのでしょうか?その部分を改めて考える必要はありますよ。

日本のものづくりの傾向って、ゼロから生み出すより、他のモノを取り込んで、より上手くパクる技術が高いわけですから、「北欧っぽさを取り入れた」とか「北欧の雰囲気を取り入れた」などの表現程度にとどめ、独自のデザインテイストを生み出した方がいいのでは?

似たように真似するのではなくて、「取り入れ方」を学ばないと、独自の世界観はなかなか築けないでしょうね。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。