見せるだけのショールームは時代遅れ

たまに、 「モデルハウスは建てた方がいいのかどうか?」 という質問を頂くことがありますが、建てる建てないで言ったら、 建てた方がいいです。 別に常設でなく、 後で販売する建売パターンでもいいので。

建てた方が良い理由は、 「体験できる」から。これにつきます。

毎月見学会できるぐらいならいらないかもしれませんが、見学会ができる回数も限られてて、コンセプトが明確な個性ある家を建ててるなら、なおさらです。

最近は、住宅業界でも「体験」が重要視され始めて、合同で展示場出店したり、宿泊体験できる展示場だったりと、チカラをいれてるところもお見かけします。

ですが、、、

冒頭で「建てた方が良い」と言っておきながら、「ただ建てればいい」というものでもなかったりします。つまらない展示場やモデルハウスを建てても、効果がないことは証明されていますからね(笑)

大事なポイントは、「巻き込む」ことです。

多くの人が「場=見せるもの」だと思っているんですよね。この感覚は遅れてますよ。今や場の在り方は、視覚化から体験化へとシフトしてきています。

実際、モノづくりがベースになっているところは、体験を取り入れた場所をつくり始めています。そのことを考えると、ただ小綺麗に飾ったショールームはもう時代遅れですよ。

見せるだけのショールームは時代遅れ

これまで色々な工務店のショールームを見てきましたが、もう、設備カタログや建材カタログのように、ただ見せるだけのショールームは時代遅れですよ。ちょっとオシャレなインテリアを取り入れたからって、大したことありません。

モデルハウスとは違い、家の形を想像できないショールームは今、中途半端な存在になってしまってるんです。

そもそも、モデルハウスせよショールームにせよ、場をつくるのは、自分たちの存在を知ってもらって、いざ家を建てるとなったとき、声を掛けてもらえるようにすることだったり、集客のためですよね?

だったら、まずモデルハウスやショールームをつくる時から、体験に巻き込んだ方が良いわけです。完成してからお披露目するのではなく、出来上がりの過程を一緒に体験するということです。

体験の方法は色々ありますが、わかりやすいのはDIYでしょう。塗ったり、つくったり、貼ったり・・・家を建てる時の楽しさやワクワク感を体験させることで、その感覚をお客さんと共有するってことです。

完成後は、ワークショップをして巻き込んでいきましょう。塗ったり、つくったり、貼ったり、簡単にできることはたくさんあります。ショールーム自体を実験所みたいな場所にして、ワークショップを通じて、常に作り込んでいくような仕掛けがあってもいいですよね。

ワークショップ的な仕掛けは、何も今に始まったものではなく、10年以上も前からあることです。でも、大半の会社は

  • 面倒くさい。
  • 今すぐ客にならない。
  • つまらない。

など理由にやらないですし、やっても続きません。

ワークショップには、認知や集客という目的はありますが、最も大事なのは、信用を築くことです。

そりゃ、面倒くさがってたら、無理でしょう。今すぐ売りこもうと思ってら、引かれるでしょう。楽しんでなきゃ、続かないでしょう。

こういった、一方的に取り組むのではない、見込み客や施主を参加させ、き込みながらつくるやり方って、お客さんとの関係が対等でないと実現が難しいんですよね。

対等でないと、上辺だけになりやすいです。さくっと言ってしまえば、「お客様」なんて呼んでいるようでは、本当の意味での「巻き込み」は実現できないのです。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【10月31日開催】選ばれる家づくりを実現しませんか?

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

 

工務店経営者にしか実行できない注文住宅10棟を超えるための最低条件(概要編)

2019年9月7日

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。