住宅に求められることは、家族というコミュニティの充実!?

先日、『脱住宅「小さな経済圏」を設計する』という本を紹介されている記事を読みました。

本の内容は、社会全体がごくごく当たり前のように信じている「1住宅=1家族」という、そもそもの前提を疑い、「1住宅=1家族」システムから「地域社会圏」システムへと、住み方の大転換の試行と提案しているというもの。コミュニティってやつです。

紹介している記事にも言葉が出てきていますが、ここ最近やたら「コミュニティ」という言葉を目にするようになりました。ただ、その大半は、外部にある他者との交わりのことを差しています。

もちろん自分自身も数年前から、外部にある他者との交わりのコミュニティの大事さを挙げていました。ですが、最近ちょっと思考が変わってきています。

なぜ、外部にある他者との交わりのコミュニティを求めてしまうのだろうか?

その答えの大半は、「家族という身近なコミュニティがイマイチだからなのでは?」と感じています。

個人的に、家族という形にはとても懐疑的です。Twitterでも書きましたが、一個人だとかなり自由なってきた「住」も、家族になってしまうと、住の自由度はなくなり、ライフスタイルに制限ができてしまいます。

大半の家族は数年もすれば、情でくっついてるようなものですし、当たり前の存在になってしまい、ただ同じ空間で時間を過ごすだけみたいな感じになってますからね(笑)不平不満を感じてリセットしたいまでは思っていなくとも、足りない何かを感じていたりするのでは?

だから、家族という身近なコミュニティをよそに、外部にある他者と交わるコミュニティを求めてしまうのかもしれません。浮気や不倫だってコミュニティですからね(笑)

住宅に求められることは、家族というコミュニティの充実

多分この先、住宅に求められることは、家族というコミュニティの充実だと思っています。

人が生きていく上で他者の関わりを避けることはできませんが、外部にある他者と交わるコミュニティを皆が求めているかというとそうではありません。価値観の合わないコミュニティや、距離感をコントロールできないコミュニティは、ストレスを感じてしまいます。

だから、外にコミュニティを求めるより、まずは身近なコミュニティの充実だろうと感じています。

家族という身近なコミュニティの充実を実現するには、

  • 要望通りの家を建てることとか、
  • 使っている素材がどうたらこうたらとか、
  • デザイン性がどうたらこうたらとか、

ということだけではないことは確かです。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。