できる工務店経営とできない工務店経営の分岐点

年が開け1月には、受験生とっては大学入試センター試験があります。

大学入試センター試験は、2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止されるようですが、2020年度(21年1月)から新しい共通テスト「大学入学共通テスト」に移行するようです。

センター試験が廃止されても、結局、試験(テスト)はあるわけです。

センター試験までにも、学校や塾で定期的な試験を受けてるわけですが、そもそもなぜ定期的な試験を受けるのかというと、親や先生に認めてもらうためではなく、現時点での自分のレベルや理解度を測るためですよね。

どこがわかっていて、どこがわからないのか。苦手なところや弱いところがわかれば、傾向と対策に沿って、改善に向けて行動することができます。 でも、多くの人は点数が良かった悪かった程度で終わってしまいます。それって、できる人とできない人の分岐点でもありますよね。

この根本的なことって、会社の経営でも同じことが言えるのではないでしょうか。

このブログも、集客やマーケティングの分野から、経営の分野に切り替えていってますが、まぁ反応の低いこと(笑)そうりゃそうですよね。経営話は、従業員だと興味ないですし、経営者の中でも意識して取り入れようという方は少ないです。

でも、ここって、「できる工務店経営」と「できない工務店経営」の分岐点だと思いませんか?

売上、粗利、経費、利益などの会社の数字を見て、上がった下がったの良し悪しで終わるのではなく、課題を発見し 、それを改善してくことの方が大事なはずです。

理にかなった合理的な経営判断は、経営の可視化から始まる

そこで必要になってくるのが、「経営を可視化する」ということです。つまり、「会社の数字を見える化する」ということです。

もちろん、経営を可視化するには、会社の数字を把握できるデータが必要です。売上や利益など会社の成長に関係している数字が中心になります。

そのデータ(財務諸表)の基本となるのは以下の3つです。

  • 損益計算書:Profit&Loss Statement(PL)
  • 貸借対照表:Balance Sheet(BS)
  • キャッシュフロー計算書:Cash Flow Statement(CS)

例えば、貸借対照表なら、現金預金、売掛金、借入金(長期・短期)、純資産などだったり、損益計算書なら、売上、売上原価、売上総利益、販売管理費、営業利益などが挙げられるでしょう。小規模であれば、毎日数字を集計する必要なんてありませんが、最低限、月単位で経営が可視化されていれば十分です。

こういった主要な数字が視覚化されてくると、経営も分かりやすく可視化されていきます。さらに、目標値も加われば、目指すべき方向もわかりやすくなります。

数字の動きを追えば、業績変動の原因と結果の因果関係も整理しやすくなります。つまり、改善に対して、理にかなった合理的な行動に移しやすくなるのです。逆に、数字の動きが見えてこないと、「集客したいから広告費を注ぎ込め!」「もっと営業マンを雇え!」みたいな感情的で行き当たりな行動になり、会社衰退のリスクが高まっていきます。

実際、赤字経営に陥っている工務店のほとんどは、経営が可視化されていないのではないでしょうか。たとえ可視化されていたとしても、上がった下がったの良し悪しで終わり、見て見ぬふりをしてませんか?

多くの人は数字を見て、良かった悪かった程度で終わってしまうわけですから、改善に向けて行動できるための、素材と判断力は、備えておいたほうがいいと思いませんか?

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。