時代遅れの工務店経営には無駄が多い!?販管費の無駄遣いを発見しよう。

以前、経費と人件費について触れ、これらは削減ではなく、コントロールしていくことが重要ということを書きました。

経費と人件費は削減ではなくコントロールする

2018年12月4日

経費と人件費も含まれる、販売費及び一般管理費をコントロールしていくにも、ムダな部分を把握することは必要です。

販売費及び一般管理費とは、日々の企業活動に必要な諸経費のことを指します。人件費、減価償却費、未来費用(広告・宣伝費など効果が将来に及ぶもの)、その他販売費、その他管理費で、主たる営業活動にかかる費用で売上原価を構成しないものをいいます。

具体的な項目は、次の通りです。

・役員報酬 ・役員賞与 ・役員退職金 ・給料手当 ・賞与 ・退職金 ・法定福利費 ・福利厚生費 ・雑給 ・外注費 ・販売手数料 ・荷造運賃 ・広告宣伝費 ・旅費交通費 ・会議費 ・交際費 ・水道光熱費 ・通信費 ・事務用品費、消耗品費 ・租税公課 ・寄付金 ・修繕費 ・地代家賃 ・賃借料 ・減価償却費 ・繰延資産償却費 ・保険料 ・支払手数料 ・支払報酬料 ・諸会費 ・新聞図書費 ・研究開発費 ・研修費 ・リース料 ・貸倒損失 ・貸倒引当金繰入 ・賞与引当金繰入 ・退職給与引当金繰入 ・雑費

金額の増減や変化の割合でムダを発見する。

販売費および一般管理費が、毎年どの様に推移しているかを確認してみましょう。それらを科目ごとに並べて、3年分ぐらいの明細で見比べると、金額の増減や変化の割合など、状況も把握しやすいです。費用の増減している裏には、何かしら理由があるはずです。

さらに細かく調べていくには、「総勘定元帳(そうかんじょうもとちょう)」が役に立ちます。費用の増減の理由を、総勘定元帳で確かめ、その費用対効果を調べていくことでムダを発見することができます。

総勘定元帳とは、勘定科目ごとに全ての取引を記載する勘定口座を集めた会計帳簿。

時代についていけないと販管費が無駄に掛かっている!?

「サービスは日進月歩」と言われるくらい、便利なサービスはどんどん新たに出てきます。こういったサービスを知って活用することで、コストと労働時間の削減が可能なわけです。

ですが知らないと、不便で高額なサービスを使い続けているというケースはよくあります。住宅業界は、世間で動いたものが2~3年遅れてやってくる間隔ですので、時代の波から遅れている住宅業界では、意外なムダが生まれていたりします。

わかりやすいところで言えば、電話でしょう。携帯電話の通話料も、定額料払えば通話料は無料というプランもあったりします。まぁ、ブラックな会社は個人負担にさせるから関係ないんでしょうが(笑)

その他にも、カタログ制作なども今ではオンライン上で制作が可能だったりします。オススメしている「MEME PAPER(ミームペーパー)」は、1冊からの制作が可能です。レイアウトが用意されているので、写真を当てはめて、文章を入力するだけで簡単に制作ができてしまいます。

カタログ一つとっても、「コピー用紙の小冊子」じゃなくて、インテリアとして飾れるぐらいの品質は、あったほうがいいと思いませんか?

以前もこのサービスをある会社に伝えたら、「自社でデザインして、◯◯◯◯に注文した方が、総額は高くなるけど、1冊辺りが安くなるので、そちらで発注します」と返答されました。

その後、、、結局、デザイナーでない人がデザインし、1ヶ月ぐらい掛かっていました。

デザイン自体、本人は良いと思っているみたいですが、イマイチ・・・そして、その人の時給考えたら割高なのですが、こういう人は時間給を無視して、ムダな行動好む傾向があるので、そもそも生産性のない経営判断なわけです。

さらに、いきなり何百冊も注文しているから、途中で内容をブラッシュアップしようにもできません。

小さな会社の強みは「小回りが効く」ことです。ですが、古いサービスを使っていることで、この強みを失っていることは結構多いです。

新しい商品やサービスには費用と時間の削減ヒントがたくさんあるのですが、そういうものを見向きもしないで、「コピー用紙の小冊子」にしがみついているようでは、思考が停止している気がします。

現在の最新のサービスや価格などに意識が向かないと、知識も得られませんし、今使っている費用が無駄かどうかの判断基準も変わってきてしまいます。

新しい商品やサービスの進歩に注目するのも、経営者の仕事と言えるでしょう。

 

 

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追伸:工務店経営者の方にお知らせです。
参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。