以前、とある会社のメディアサイトの改善の際、たいした記事数もないにも関わらず「質」のことばかり言ってくるので、返した答えがこちら↓です。
「質」を語れるのは「量」をこなした人だけにあると思います。
厳しく言うなら、量もこなしていないうちから、質なんて語るなという話です。
また、答えは読者である受け手が決めることです。
受け止め方も多様化している時代に、先入観で一方的にこれが成功だと決めつけているから失敗します。
結局、記事制作全部代行で対応しているから、更新数を増やせるほどの予算を掛けらないため、スピード感も出ず、結局地道にコツコツと・・・
大きな会社で余裕があるなら、それでも構いませんが、小さな会社の場合、スピード感が出ないって、死活問題だと思っています。
最近、「質」を重視する人って、失敗することを恐れて、行動しない決断しない保守的な人が、非常に多い気がします。打率を上げるために、打席数を減らす人みたいな・・・
時代は、「量」から「質」へと変わっていき、そして「質」から「質も量も」求められるようになっています。ちょっと前までは「質」だけを意識してればよかったんですが、もうそういう時代ではなくなっています。
そして、大きな会社ほど保守的なので、資本投じて一気にやることはできても、初速が遅いんですよね。
つまり、小さな会社がこれから意識した方がいいキーワードは「量」と「スピード感」です。
『質』の前に、そもそもオマエ『量』が足りてねーよ!
小さな会社よりも小さい、個人レベルならなおさら、量をこなせるスピード感って大事です。
キングコングというコンビより、個人での活動が目覚ましい、新世界の創造主・西野さんも「『質』の前に、そもそもオマエ『量』が足りてねーよ!」と吠えております(笑)
「『質』の前に、そもそもオマエ『量』が足りてねーよ!」byキンコン西野
https://t.co/QyMvyzF7o9— キンコン西野(新刊『チックタック』)📪 (@nishinoakihiro) 2019年3月25日
「失敗」とどのように向き合うか?
そして、上記のブログの中で、失敗についてこんな風に捉えています。
「想像してください。
僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできません。
そうでしょ? 『10年後の未来を、今、この瞬間に変えて』と言われても、ちょっと難しい。でも、僕たちは過去を変えることはできる。
たとえば、卒業式の登場に失敗した過去だったり、
たとえば、好感度が低い過去だったり、
たとえば、アホな相方を持ってしまった過去だったり、
たとえば、友達と一緒に恥をかいてしまった過去だったり。。そういった過去を、たとえば僕の場合ならネタにしてしまえば、あのネガティブだった過去が俄然、輝き出すわけです。
『登場に失敗して良かったな』と思えるし、
『嫌われていて良かったな』と思えるし、
『相方がバカで良かったな』と思えるし、
『友達と一緒に恥をかいて良かったな』と思える。僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできないけれど、過去を変えることはできる」
個人レベルまでいってしまえば、マインドによって、過去は変えることができます。
そして、「個」が事業の元手にもなっているなら、受け止め方次第で、「失敗」は負債ではなく資本になり、事業にもプラスに働きます。
「量」をこなす「スピード感」で進んでいけば、「失敗」も生まれるが、さらに「量」をこなす「スピード感」で進んでいけば、免疫もつく。
ということでしょう。
ですがそうはいっても、
- なかなか「量」をこなせないでしょう。
- 「スピード感」をもって、進んでいけないでしょう。
- 上記2つの行動量では、失敗の数も少なく、失敗に対する免疫もつかないでしょう。
ということだったり、「個」と「事業」との違いもあります。
事業での失敗は、個のように自分が損した話ではなく、相手に損失を与えてしまうことの方が多いので、マインドだけで乗り切れるものでもありません。
そう考えると、工務店経営の場合、他の「失敗」を共有していき、それを予防策として活用していくことが大事な気がしています。同業者の繋がりが乏しい業界ですし、上手くいった事例ばかりが共有されがちですが、小規模の工務店には、成功事例より失敗事例の共有の方が糧になります。