工務店の仕事にPLとBSの視点を取り入れよう!

Twitterを閲覧していると、面白いツイートがあったので、載せておきます。

財務諸表上では、

  • PL=損益計算書=一定期間の売上から、かかった費用を引いた差から、損益を計算する表。
  • BS=貸借対照表=持っている財産の状態を、資産・負債、その差額である純資産に分けて表した表

という意味ですが、上記のツイートでは、サラリーマン個人のPLやBSにスポットをあて、

  • PL=給与やボーナス
  • BS=信用残高

という見方をしています。

個人のBSを高めようにも、目に見えない分、難しいですし、「この会社に勤めている人だから」という個人に対する信用よりも、会社に対する信用を重視して付き合ってくる取引先相手も多かったりします。

なので、会社に属していれば、個人の信用残高は多少低くても、会社の信用でカバーできます。ですが、会社という信用がなくなった時、能力(PL)があっても、信用(BS)がなければ、苦労します。

サラリーマンは、「会社」という土台の上で仕事をしていますが、自分の能力を過信して、土台の上で成り立っている現状に気付いていない人は意外と多いです。なので、辞めてその土台がなくなれば、行き詰まったりします。

ゼロから起業した人は痛感してるでしょうが、お金を生み出す1をつくることは、非常に大変です。

「BSの仕事」は工務店経営者の仕事

また、PLとBSを企業目線で表すなら、

  • PLの仕事=収益を得たり経費を掛けたりすること
  • BSの仕事=企業価値を高めること

という表現の仕方もできます。

会社の構造を考えても、企業価値を高めるための「BSの仕事」は、経営者の仕事と捉えておいたほうがいいです。

「BSの仕事」をざっくりと挙げるなら、

  • 経営者自身のブランディング
  • 商品のブランディング
  • 企業のブランディング

などです。新たな出会いとか、新たな知識や魅力の蓄積なども含まれます。

前項で取り上げた「会社という土台」は「BSの仕事」によって築き上げられたものです。ここが高まれば、「PLの仕事」もしやすくなります。

でも、多くの工務店が、「PLの仕事」ばかりにチカラを入れたがるんですよね。集客とかマーケティングとかは、「PLの仕事」だと思っています。

会計上で「PLとBSは表裏一体」と言われるように、仕事においても「PLの仕事とBSの仕事も表裏一体」ですよ。

「BSを読めない経営者はどれほどリスクか?」という記事があるように、「BSの仕事」をしていないこともリスクなのではないでしょうか。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【10月31日開催】選ばれる家づくりを実現しませんか?

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

 

工務店経営者にしか実行できない注文住宅10棟を超えるための最低条件(概要編)

2019年9月7日

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。