同じことをやっても上手くいく工務店と上手くいかない工務店がいる。

先日、春から始めている工務店経営勉強会の参加者の元へ、個別相談に行ってきました。

その方は、以前からお付き合いのある工務店で、初めてお会いした時からは、想像できないほど、改善してきています。そして、次のステージへと進むための、投資をしていく計画になりました。

また、以前から取り組んでもらっていた企画住宅も、良い感じにハマったようです。この企画住宅は、工務店経営勉強会でも取り入れていこうと思います。

また、先日開催しました体験&説明会から、勉強会へ本参加される方もいます。

5月22日、工務店経営勉強会の体験&説明会を行ないました。

2019年5月26日

次回の体験&説明会は、7月31日に決まりましたので、興味ある方はぜひお越しください。

スーパー工務店を流行らそうとしている!?

経営のことを主軸にして話をしていますが、話の流れで、「性能や技術面はどこまで上げればいいのか?」という質問を頂いたりします。

最近ちらつくのは、「スーパー工務店」という呼び名で、一部の有力な工務店を持ち上げようとする動きが出ています。









スーパー工務店とは、性能面では大手メーカーよりも先を行く家づくりで、デザイン面では、設計事務所顔負けの設計力を持った工務店を指すようです。傾向をみると、耐震等級3、高気密高断熱で自然素材を使用が多い気がして、なんだかどこかの団体の傾向が強い気もするんですが(笑)

一昔前に流行った「スーパー工務店」とは異なります。(ネーミング変えればいいのに)

Twitterで「スーパー工務店」を検索すれば、工務店ではない住宅系の事業者も、持ち上げていたりします。

https://twitter.com/inspectorKT/status/1134403291536736258

言ってることはわかります。多分、ここでいう「ローコストメーカー」は、タマやパワービルダーを指し、「工務店」は中堅の住宅会社も含んだカテゴライズでしょう。

良い家をつくるも工務店、ダメな家をつくるのも工務店なのも、わかります。工務店や住宅会社の数が減る時代といっても、減っていくのは4位のカテゴリーだと思います。

・・・でも、この話を客観的に見ると、頭の良い技術厨や性能厨が持ち上げそうなことだなと思ってしまいます(笑)

人は、最高のものがわかったとして、いつもそれを選んでますか?

頭の良い技術厨や性能厨は「最高」を持ち上げますが、自分たちも含め、人は常に最高のものを選んでるんでしょうかね?

例えば、

  • エコノミー < ビジネス < ファーストクラス
  • 自由席 < 指定席 < グリーン席

という席があり、ファーストクラスやグリーン席が良いのはわかります。だけど、多くの人はエコノミーや自由席を選択するでしょう。ファーストクラスやグリーン席が高くて払えないから?いや、頑張れば払える人は多々いるでしょう。だけど、エコノミーや自由席を選択する人は多いです。

車だって、最高級の車を買えないことはないけど、ほどほどの車を選択する人は多いです。衣装だって、最高級の素材を身にまとう人はほとんどいないでしょう。手頃なところで見繕う人が圧倒的に多いです。

外泊するホテルだって、コンラッドとかヒルトンとか1泊の値段が高いといって、払えない額ではないはず。でも、泊まる人は限られた人だけです。

上記の例は単発の例かもしれませんが、なら、毎日体内に取り込む食べ物はどうでしょうか?常に最高のものを口にしていますか?多くの人は、大衆的なところでの外食や、大衆的なスーパーで買った食材でしょう。

こうやって客観的に考えると、頭の良い技術厨や性能厨のポジショントークな気もするので、「耐震等級3、高気密高断熱で自然素材を使用」で「スーパー工務店」というファッション化にしかすぎないと思えてしまいます(笑)

最高のものを選んだからといって、人は幸せになるとは限らないんですよね・・・

もちろん、スーパー工務店の存在が悪いとは思いません。「良いものをつくる」という商売の原則に沿っているので、そういった存在が増えるのは大歓迎です。

ですが、、、家づくりは数学ではないので、正解はひとつではありません。ある一定の基準を超えていれば、皆が皆同じ方向を目指す必要はないと思います。

同じことをやっても上手くいく工務店と上手くいかない工務店がいる。

スーパー工務店を真似するのもいいですが、不思議と、同じことをやっても、上手くいく人と上手くいかない人がいます。能力の問題や向き不向きもありますが、もっと根本的な原因があって・・・

なんとなく共通点をみていくと、「(周りに対して)何をしてくれるんですか?」という心構えの方は、上手くいかないですね。極端な話かもしれませんが、こういう態度って、業績に表れるんですよ。もちろん、業績は悪いです。

これまで接点のあった工務店経営者にもそういう方がいらっしゃいましたが、そういう方って、ちょっと話しただけでわかります。これって年齢ではなくて、意識の問題だと思っていて、若い人でも堅い人は堅いです。

経営者が変わると会社も変わるので、まずは経営に対する意識を変えると良いと思うんですけどね。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。