売上や利益思考の工務店経営が外的要因に負けてしまう理由

「良い家をつくってるんだけど、受注にならないなぁ・・・」なんてことを思ってしまうことがあるかもしれませんが、市場とは冷たいもので、

  • 売上=顧客や社会に受け入れられているかどうか
  • 利益率=経営能力(競合他社よりも利益率が低ければ、他社よりも経営能力が劣る)

という指標を唱える方もいます。

自分の考えとしては、小規模の工務店経営で優先したほうがいいことは、「売上よりも利益、利益よりも現金」だと思っています。

売上や利益も大事ですが、ちょっとぐらい売上が低くても、ちょっとぐらい利益が低くても、しっかり現金がある状態が維持できていれば良いということです。

現在のようにコロナウイルスの影響で、トイレなどの在庫がなくなり、納期が見えない状況になると、引き渡しができなくなります。=入金がない状態になるわけです。

本業が外的要因で不調になってしまうことは、仕入れがあるビジネスモデルのため、経営者個人の力ではどうしようもできませんが、こういう時は、キャッシュを多く持っていると、この状況に冷静に向き合うことができます。

もちろん、「新型コロナウイルス対応支援資金」などの支援策も出てきていますが、融資先とこれまで接点がなければ、当然融資が下りるまでに時間は掛かります。また、それなりに財務状況が良くないと、融資も下りないと思いますよ。

過去、倒産している工務店の事例で挙げると、まずまずの業績で推移していても、ある年突然、多額の損失を出してしまうと、そこからなかなか戻せず、力尽きてしまう工務店もいました。業績がまずまずでも、現金が尽きてしまったのです。

経営勉強会では、「売上よりも利益、利益よりも現金」の考えを軸に、お金の話を中心に、集客や受注の負担を減らす方法を習得してもらってます。

本質的なことを言えば、「『本業+その他』とあるなら、その他の部分を整えると、本業の手助けになるよ。」というお話をしています。

だからといって、本業をおろそかにしていいわけではありません。当然、本業となる売上や利益を増やすことは、現金を増やす手段ではあります。

ただ、トータルで見たら、これはあくまで手段の1つにしかすぎません。そして、本業が外的要因で不調になってしまうことは、経営者個人の力ではどうしようもできません。

なので、『本業+その他』両方を底上げしていく考え方が必要ということなのです。利益ではなく資金ベースでの経営にシフトしていきましょう。

そういった考えから、本業のところをプロデュースでサポートし、

その他の部分を勉強会でサポートしています。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。