昔、メルマガで、「カーテンはダサイ!?」という記事を書いたことがあるのですが、
最近になってか、匿名掲示板「e戸建て」のカーテンスレに、上記記事のリンクが貼られています。「これはひどい」というコメントと共に(笑)
「カーテンがダサい」というのは、あくまでも好みの問題なので、カーテンそのものを否定してるわけでもないですし、「カーテン会社、潰れろ!」とも思っていません。上手くカーテンを使っている例があれば、教えてほしいぐらいです。
どれを選んでもメリット・デメリットはあるので、それらを踏まえた上で判断すればいいだけのことなんですけどね。そういうことができない人は非常に多いです。
感覚判断は自分が選択してきたことを正当化し、都合のいいものしか取り入れなくなる。
自分にとって都合の悪い情報が出てきた時、シャットアウトしたがる人って、感覚や感情に頼った判断をしてることが多いです。客観的に反対意見を受け止められない人です。
感覚判断は、自分が選択してきたことを正当化し、都合のいいものしか取り入れなくなります。年齢を重ねれば重ねるほど、この傾向は強くなります。
工務店経営者の場合だと、「自分が建てている家は良い家なのに、なんで売れないんだ!」みたいな感じです。このパターン多いですよ。
小さな工務店が永く経営していくには、自分の好きな家づくりをすることも必要ですけど、周りの声も聞いて、その両方が重なる部分に立ち位置をとらないと、事業としては続かないんですよ。
例えば、その辺りを分かっている工務店経営者の例ですが、
本当はあれこれ色々な雰囲気の住宅を設計したいが、●●の雰囲気に絞ってやっている。今の家づくりは好きではあるが、一番好きな雰囲気かと言われるとそうではない。だけど、今の家づくりだと、施主の評価も良いし、スタッフも好んでくれている。だから、絞ってやっている。
という風に、自社の規模など状況を踏まえた上で、合理的に立ち位置をとっている工務店もいます。
また、どれだけお金を使えるか(投資できるか)なども、感覚的に判断していたら、ヤバいですね。
「成功はアート、失敗はサイエンス」と言われるように、「成功」は再現性が低いことを前提に捉えるなら、失敗のリスクを最小限に留め、たくさん投資した中の一つが大きく当たるという「1勝9敗」理論
感覚派の工務店経営者ほど、1発1中の成功率を求めている方が多い気がします。小規模な工務店だと、掛けるられる予算が少ないから、余計にその傾向は強いです。
「たくさん行動できないから、成功率の高い方法を求める」のではなく、「たくさん行動するために、失敗のリスクを最小限に留める」という風に、考え方を変えていきましょう。