工務店の独自性は経営者からしか生まれない。

第一生命経済研究所のレポートによると、「1月の住宅着工戸数は 81.3 万戸と市場予想を下回る大幅な減少」とのこと。

工務店の独自性は経営者からしか生まれない。

持ち家は、増税前の8月から前年比割れが続いてますが、この先は、新型コロナの影響でもっと厳しい状況になるでしょうね。

個人的な予測ですが、この先、建売や低価格のコミコミ住宅は流行るでしょうね。実際、建売業者の決算内容は、良い会社が多いんですよ。

だからといって、小規模の工務店が手を出す分野ではありません。

小規模の工務店の場合は、「独自性」がないと、この先、厳しいですよ。

独自性がないと、ふわっとした表現になる。

独自性がないと、ほめ言葉の常套句を並べたり、価格訴求に走ってしまいます。

「ほめ言葉の常套句」が並び始めしまうと、それは大した魅力がない証拠にもなってしまうということです。

工務店の独自性は経営者からしか生まれない。 工務店の独自性は経営者からしか生まれない。

これは、「ドラゴン桜」などの著者・三田紀房さんの「エンゼルバンク」という漫画です。全体の内容は、転職がテーマの話ですが、経営者にも非常に役立つマンガなので、読んでおいて損はないです。

工務店の独自性は経営者からしか生まれない。

色々な種類の競争があるのに、一種類しかないと思い、自分が何に参加しているかわからないから負ける。

2016年12月25日

家づくりは、相対的に選ばれている。

お客さんが、自分の家を建てる工務店などを選ぶ時、相対的に選んでいます。

相対的=他との関係において成り立つさま。 また、他との比較の上に成り立つさま。

比較してみて、「AよりBが良い」など、良いと思った先を選択していきます。

まれに、「絶対的に正しい」「ゼロリスク」「ゼロデメリット」を求めた家づくりを望んでいる人もいますが、小規模の工務店にとっては、そういう人は、招かれざる客で相手にしてはいけません。

相対的に選ばれている以上、「差」がないと、選ばれません。その差の一つとも言えるのが「独自性」です。

独自性がないと、発信しても響かない。

ほとんどの工務店は、「どういうチラシデザインがいいのか?」「どういうホームページにしたらいいのか?」「どういう集客方法がいいのか?」など、集客から考えてしまうものです。

これは間違いです。

何年経ってもこの流れは変わっていないので、「違う」ことに気付けると、他社よりも一歩進めます。

まず、独自性のある情報発信(集客)は、それ以前に、提案する住宅(商品)やサービス、そして、ブランドや会社自体に独自性がないと生まれないです。この状態で、いくら情報発信(集客)しても、効率は非常に悪いです。

逆に言えば、提案する住宅(商品)やサービス、そして、会社自体に独自性があれば、情報発信も自然と独自性のある表現になっていき、効率も良くなるということです。

小規模の工務店において、独自性は経営者からしか生まれない。

財務(お金)の話を深堀りしていくと、当然、利益の根源となる「商品(提案する住宅)」の話に行き着きます。

商品(提案する住宅)の独自性は、経営者でなければ、生み出すことはできません。従業員だと、その独自性を磨いて輝かせることはできますが、生み出すことはできません。

独自の商品を持つために、「FCに加盟しよう」「パッケージ商品を購入しよう」と判断するケースもあるかと思います。

加盟や購入するのが悪いとは言いませんが、フランチャイズ化やパッケージ化しようとすると、ある程度体系化する必要があるので、マネされやすい状況になります。そのため、アップデートしていかない限り、数年で陳腐化します。これは住宅業界の歴史を見ればハッキリとしています。

もう少し厳しいことを言えば、FC加盟やパッケージ商品の購入は、本当の意味での独自性ではないですからね。

常々、「FC加盟=大学」と言ってますが、入ったら学んで卒業するものとして捉えるということです。そして、「パッケージ商品=通信教育」みたいなものでしょう。自習できる力がないと意味ないということです。

FC加盟やパッケージ商品から「独自性」に紐付けていくなら、それらからノウハウを吸収して、自社のオリジナリティを出すことでしょう。結局、他社依存に走ると、企業としては弱くなり、廃れやすくなっていくので、自社ブランディングを考えても、独自性は欠かせないのです。

工務店の独自性は経営者からしか生まれない。

商品改善しない工務店は、他社依存に走り、廃れやすくなる。

2020年2月27日

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。