工務店経営者は「動画配信」に集客の活路を見てはいけない。

以前、動画配信が流行っているからといって、Youtube配信に乗っかるのは止めたほうがいいという話を書きました。

工務店経営者は「動画配信」に集客の活路を見てはいけない。

工務店がYoutube動画配信?止めた方がいい!?

2020年4月17日

仮にYoutubeでノウハウを配信したところで、一番観られてるのはエンタメだし、固定ファンがいればドキュメンタリーも見られますが、そんな動画がたくさんある中で、家づくりノウハウを配信するなんて、止めたほうがいいですよ。コツコツと撮影して編集して・・・成功する再現性も低いし、テロップとか効果音とか入れてたらコスパも悪いです。

根本的なことを口悪く言うなら、エンタメやドキュメンタリーと比べて、家づくりノウハウ動画なんて、つまらないんですよ(笑)

某設計事務所の動画が視聴されてるじゃないですか!

家づくり系動画の配信を否定すると、「そんなこと言ったって、某設計事務所の動画が視聴されてるじゃないですか?」なんて、声が聞こえてきそうです。

だからといって、無名のあなたがすることじゃないです。

某設計事務所の彼は、著者も出しており、各地で講演もしていて、いわゆるコンテンツがすでにしっかりしてるわけです。そして、良く言えば「ファン」、悪く言えば「信者」が、工務店含む同業者にもいます。そして、業界メディアとも繋がりがありますから、当然持ち上げられます。

つまり、視聴される状態ができてる上で、ノウハウ動画の配信してるわけですから、そのベースがない人が同じことをやっても、無力になることはわかるはずです。

あと、動画再生回数なんて、途中で見るの止めても、増えますからね(笑)

動画情報は情報弱者が好む!?

前述で書いたように、動画は要点がわかりづらいし、時間も奪われます。逆に、テキストや図で伝えた方が、見出しや要点を伝えやすいです。

なので、テキストの方が情報収集しやすいのは間違いないのですが、一定の割合で動画を好む人がいます。

ニュースはテキストでいち早く読めるはずなのに、なぜかニュース番組を観る人達がいるように、文章より話し言葉の方が理解できると思っている人がいるのです。

こういった例は、何年も前から言われていて、動画の話し言葉の方が、抑揚もあるため、感情を流されやすく、わかったつもりになる人がいるのです。

実際、「HMを選択後に、建築系YouTuberの動画を見るにつれて、HMを選択したこと自体むしろ失敗だったと思ってしまう」という、不安定な人が出てきています。今後もこういった例は増えそうです。

業界メディアも持ち上げてることから、住み手側だけでなく、きっと、つくり手側も「動画」に振り回される時代が、続くでしょうね。

コロナで落ち込んでる中、動画配信に集客の活路を見たい気持ちはわかりますが、その前にもっとやることがあるんですよ。

情報弱者に対してのオンラインの充実化

これらを踏まえると、情報弱者を始めとする読解力がない人に対して、どう伝えていくかが、大事な戦略の一つになるわけです。当然、集客にも絡む話です。

ましてや、コロナでオンライン化が進んできている背景もありますので、ますますオンライン上でどう伝えられるかが鍵になります。

なので先日、「工務店経営学部」の参加者向けコンテンツでは、「withコロナにおける見直しと強化」という視点で、オンラインの強化に加え、その他にも4つの見直しのポイントを取り上げています。

動画という小手先に手法に惑わされるのではなくて、本来、オンラインを主にして、オンラインを強化するということは、今まで不透明だった部分をオンライン上で可視化していくことですからね。

家づくりには、商品(提案)やサービスに絡んだ不透明な部分がたくさんありますよね?

某設計事務所の例でも挙げましたが、コンテンツとユーザーとの関わりがあるから、視聴につながるわけですから、そういった部分を疎かにして、動画配信を始めるのは、失敗していくパターンそのものなんですよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。