工務店経営者はオンライン化の表面的なことに流されてはいけない。

業界メディアが取り上げるようになったからか、オンライン化の話を目にするようになりました。

ただ、いつも思うんですが、流行は表面的なことよりも、本質を見て、判断した方がいいんですよ。特に小さな規模の会社は。

オンライン化については、GW前までの感染者数が増えてた時期と、今とでは取り組み方は異なるわけです。

コロナワクチンはまだできてないですが、対策の方向性も見えてきて、状況はどんどん良くなってきています。(だからといって気を緩めていいということではないですが・・・)

全国のデータを見ると、GW明けを境に、急激に入院治療を要するものは減って、退院・療養解除された人は増えています。

工務店経営者はオンライン化の表面的なことに流されてはいけない。

重傷者数も減っています。

工務店経営者はオンライン化の表面的なことに流されてはいけない。

年齢別の感染を見ると、やはり高齢者以外は死に至ることは少ないです。

工務店経営者はオンライン化の表面的なことに流されてはいけない。
詳しくは、「新型コロナウイルス国内感染の状況」をご覧ください。

こういったデータをみる限り、オンライン化については、GW前までの感染者数が増えてた時期と、今とでは取り組み方は異なります。

GW前までは、感染者数が増えてた中での対策だったので、オンライン化は優先して取り組むことが求められました。ですがそれは、リアル(オフライン)が絶たれたから、オンラインを選択するという流れであって、オンラインを標準化するということではないのです。

気付けば、今は業界メディアもこぞってオンライン化を取り上げてきてますから、オンライン化の標準化ぐらいの勢いで加熱してきてます。

例えば、こんな事例が出てきています。

「豪華なモデルハウスや気の利いた“おもてなし”などでは、大手にかなわない。しかしリモート化すれば、コミュニケーション環境の条件は中小事業者でも同じだ」

最初の入口では、リアルで勝てないから、制限のあるオンラインなら・・・という話です。

う~ん・・・一時的な方法としては有効的ですが、状況に助けられているだけなので、長い目で見ると絶対続かないですよね。今上手くいってるのは、先行者利益ってやつです。

それこそ大手は、スピード感は遅いですが、やると決めたら力を入れて投資してきますからね。今は不備なオンラインシステムもお金を掛ければ、それなりのことができますから。

また、オンライン上では、中身の本質よりも、

  • わかりやすさ
  • 話の上手さ
  • 感情を煽る極端な内容

など、表面的なことが好まれやすいので、多分ですが、数カ月後に「こんなところに頼むんじゃなかった」などの後悔話が追々出てくると思いますよ。

下記はマンションについての話ですが、オンライン見学について取り上げられており、結論として「人生で一番大きな買い物であるマイホームで通用するかと言われれば疑問が残ります。」で締めくくっています。

今起きている住宅業界のオンライン化の現状は、状況に助けられているだけな気がしてなりません。

オンラインは手段の一つにしか過ぎない

本質的には、「リアル(オフライン)があってのオンライン」であって、オンラインは手段の一つにしか過ぎないと思っておいた方がいいというわけです。

以前、オンライン化が加熱するほど、リアルな場所の有効性を挙げましたが、小規模の工務店は、基本はオフラインですよ。

注文住宅など空間を提案する仕事である以上、その空間を体験してもらう「場」は必要です。オンライン化が加熱すればするほど、展示場・モデルハウス・ショールームなどのリアルな場所が有効的になっていきます。

工務店経営者はオンライン化の表面的なことに流されてはいけない。

テレワーク化が進む中、小規模の工務店にとってのオフィスとは?

2020年5月23日

もちろん、オンライン化がダメなのではなくて、オンラインの強化は必要ですし、手段としても、選択肢の一つとして持っておくという考えでいた方が望ましいでしょう。

例えば、資料があって電話では伝わりづらいけど、わざわざ出向くほどでもないような打ち合わせだったら、オンラインの打ち合わせは有効的でしょう。

ただ、オンラインが標準化することはないと思いますよ。そして、オンラインを取り入れたからといって、家が売れるともかぎりません。オンラインは、あくまでもマーケティング手段の一つでしかないのです。

以前取り上げたように、

  1. 資金
  2. プロダクト
  3. コンテンツ
  4. マーケティング

という順番が大事であって、

  • 集客などマーケティングが上手くいくのは、コンテンツが魅力的だからです。
  • コンテンツが魅力的なのは、プロダクトの品質が高いからです。
  • プロダクトの品質が高いのは、そこに投資できているからです。
  • 投資できているのは、資金があるからです。

ということなのです。

工務店経営者はオンライン化の表面的なことに流されてはいけない。

「家」というコンテンツは「信頼の可視化」によって質が高くなる!

2020年6月2日

この記事が気に入ったらシェアいただけると嬉しいです。


工務店経営者の方はメルマガにご登録ください。

(※工務店経営者以外の方は、Twitterをフォローをください。その方が役立ちます。)

ご入力いただいたメールアドレスに、メールマガジン『イエコトバ』をお届けいたします。工務店経営者向けのセミナーや勉強会のご案内など、一足先にお知らせいたします。登録・購読は無料です。不要な場合、いつでも解除できます。

また、メルマガに登録された方には、「お金のブロックパズル&利益を出すためのフローチャート」をプレゼントしています。

 

ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。