コロナが発生してから、数ヶ月が経ちましたけど、まだまだコロナな毎日は続きそうです。
コロナの感染者数が増々なので、密室になりやすいリアルなセミナーは、当分できませんね。個人的には、「重症者数」の減少傾向と「実効再生産数」が1を割れば、開催したいなと思っているのですが、難しいところです。
「オンラインでのセミナーは?」みたいな話もいただくのですが、あれ、受け手側がリラックスした場所にいる分、緊張感がないので、大して身にならないですからね。でも、世間的にはその無駄な時間に価値を感じる人は多いですよね。内容より時間の長さに対価を払っている感じがします。
なので、個人的には嫌です。
開催している「工務店系学部」のオンラインミーティングのように、複数人いてもそれぞれと対話するならいいんですけどね。そうでなければ、下記のように、テキストで配信します。
学びに時間を掛けてはいけない!?
本来、学びに時間を掛けちゃダメですよ。「学びに時間を掛ける」という考えは、下積みという時間と手間からきてるのかもしれませんが、情報に関しては、短時間で学んで、他のことも学ぶとか、実践する時間に割り当てたほうがいいと思いませんか?
勉強は目的や目標ではないですからね。ふと「目標と計画」の話を思い出しました。
目標と計画を混同してはいけないって話。2/3 pic.twitter.com/toKhMKYy3B
— ドラゴン桜2(公式)11巻7/20(月)発売🎉 (@mita_norifusa) March 17, 2020
「一体どういう状態が理想なのか」が目標であり
「目標を達成するには具体的にどうすればよいか」が計画です。
目標は抽象的で、計画は具体的。
その意識を持ちましょう。このエピソードは『エンゼルバンク -ドラゴン桜外伝-』12巻に収録されています!#エンゼルバンク https://t.co/ED8A7BmeR7
— ドラゴン桜2(公式)11巻7/20(月)発売🎉 (@mita_norifusa) March 17, 2020
最短ばかりを探すのは間違い
目標がゴール地点だとすれば、そこへの行き方を示す地図が計画になります。
目標は大半の方が掲げることはできるのですが、その計画は、たいてい最短ばかりの人が多いです。「画期的な方法はないか?」「一発逆転を狙いたい」「集客さえできれば…」とか、まさにそれです。自分で成功事例をつくるのではなく、他者の成功事例に頼るのも同じことが言えます。
そもそも、ビジネスには失敗は付き物で避けて通れません。なので、一つの計画だと失敗してしまいます。さらには、常に最短ルートで行けるとも限りません。
だからこそ、正しい計画とは、道に迷ってもゴールまでいく、複数のルートを準備をすることです。一つの計画が失敗した時に振り返られるために、複数の計画は必要なんですよ。
「複数の計画=失敗しにくい」でもありますからね。
ただ、複数のルートを計画するには、それだけの選択肢を持っていないとできません。「選択肢」とは個人のキャパもあるでしょうが、一言で言えば、「余裕」です。時間的な余裕、資金的な余裕、心の余裕など。
3つの余裕「心・時間・資金」
余裕がなければ、成功する確率はグンと下がります。
なぜなら、上手くいかない経営者の言い訳に多いのが、以下の3つです。
- できない
- 忙しい
- お金がない
これらは、余裕の無さから生まれる言葉ですので、この言葉を極力使わないようにするだけでも、普段の行動が変わってきます。この言葉を使っている事自体、複数の計画(選択肢)を持っていないのと同じことですからね。
- できない=心の余裕がない
- 忙しい=時間の余裕がない
- お金がない=資金の余裕がない
「心」の余裕とは・・・
「心」の余裕は、大半のことは、自身の能力にも大きく左右されますので、自身でコントロールしなければなりません。
なので、「何もできません」という能力不足では、確実に余裕がなくなります。例えば、時代についていけてないとか、能力不足でも経営者になれる二世とか、仕事をこなせないことから、「心」に余裕はなくなりやすいです。
ここで言う「余裕」とは、「自信」に近いですね。楽観的とは違います。二世の場合、先代が築いた環境を当たり前だと思っている人が多いので、楽観的になりやすく、注意が必要です。
「時間」の余裕とは・・・
「時間」は余裕は、資金によって買えます。例えば、人手が足りないなら、適した人材を採用するとか、効率的にするためのサービスやシステムを導入するとか、資金があればまかなえます。外部に委託するのも方法の一つです。
時間は増やすことはできないので、他から買うしかありません。だから、時間の余裕をつくるためには資金が必要なのです。
「資金」の余裕とは・・・
「資金」の余裕は、商品戦略と財務戦略によってまかないます。
まずは、商品戦略。当然ながら、顧客のニーズを掴んだ魅力ある商品でないと、売れやしません。ただ、売れたとしても、以前記事で書いたように、工務店の場合、商品販売による利益だけでは、資金の余裕はなかなか生まれません。
なので、資金調達がしやすいよう財務戦略に取り組む必要があります。資金調達と言っても、中小企業の場合は、金融機関からの「借入」しか選択肢はありませんが、借りたいときにいつでも借りられるとは限りませんので、経営状態が良い時に借入れをして、キャッシュを備えることで余裕をつくりましょう。
また、自社の財務と向き合い、自由に使えるお金を把握しておきましょう。自由に使えるお金は、あくまでも投資するためのお金ですが、わかっているといないとでは、余裕が違います。
自由に使えるお金をわかりたい方は以下を御覧ください。