メンタリスト DaiGoさんの動画、「子供が成功する実家の特徴」が興味深いです。
家と子供の未来に関する研究内容を話されています。
対象は「部屋の広さ」です。
子供の数学の成績や言語の成績、問題行動や健康度が部屋の広さによって、変わるのかどうかを調べたお話…
結論は、、、
子供の成功を考えるなら、家は子供部屋をつくれるくらい、広い方が良いということになるので、子供にとっては、「家は広い方が良い」ということらしいです。
必ずというよりは、「子供に成功してほしかったら、早めに自分の部屋を与えてあげられるぐらいの家に住んだほうがいいかもね(集中できるので)」という程度です。
大人目線で考えると、無駄のないコンパクトな方が効率的なんですが、子供にとっては、逆なようです。
子供部屋がないほうが、家族仲がより深まる?
子供部屋に関しては、こんな研究データもあります。
ミサワホーム総合研究所では、住まいにおける子どもの学ぶ環境づくりを課題に挙げ、「住宅内の学ぶ場所の設計指針」を作った。それが、2011年に発表した「ホームコモンズ設計」だ。東京大学とEduce Technologiesに協力を仰ぎ、ピアジェなどの発達心理学の成長段階を参考にして、4つの成長ステージをまとめた。
出所)ミサワホーム資料(監修)山内祐平/Educe Technologies/東大教授)
2つの内容をざっくりまとめると、
- 子供部屋あり=集中力が高まる
- 子供部屋なし=コミュニケーション力が高まる
ってことなのでしょう。
個人的には、「子ども部屋」については、最初から作り込まず、子ども自身がほしいと行った時に用意できる「可変性」が望ましいと思っています。
例えば、下記の様な市販の空間キットを購入して、集中できるスペースを用意したっていいわけです。
上記の商品は、面部分がダンボールで柱が紙管なので、組み立ても簡単ですし、一畳以下のコンパクトなサイズで1体約2万円です。



テレワークや書斎として


子供の秘密基地として

ゲームや動画編集の部屋として

工具を置いて趣味の部屋として

市販の空間キットはこれまでにも色々ありましたが、木にこだわりすぎてたりして、結局そこそこ良い値段してたんですが、これはダンボールなので、価格面でも非常にリーズナブルです。強度に関しても、作業において必要な強度を計算されて作られているので、問題なさそうです。
コロナの影響もあって、広い空間を求める人が増えている?
下記は2020年6月30日にリクルートが公表した、首都圏でのデータですが、コロナ禍により広さに関わる要望も増えているようです。
あれも欲しいこれも欲しいになれば、広い空間にせざるをえないですからね。
工務店にとっては、広い家の方が粗利が得やすいので好都合なのでしょうが、収入面が上がらないなら、広さを求める場合、性能を下げるしかありません。あとは、土地の安い田舎に越すとか…
コロナ禍前は、住宅価格の高騰からコンパクトさを求める人も一定層いたのですが、またもや「小さな家」はブームに乗れなかったなぁ…