地方ではネットを使って集客をした方がいいのかどうか、これに関しては、
- リアルでの集客(オフライン)
- ネットでの集客(オンライン)
両方使うのが良いです。
当然、住んでいる場所や提供する商品やサービスによっても変わってきますが、オフライン・オンラインどちらにも一長一短ありますので、両方を上手く使いこなせる方がいいのです。
そして、リアルにしてもネットにしても、集客ができるかどうかは「ポジショニング」がとても大事です。ポジショニングができていない状態でネット集客すると、失敗する可能性は高くなります。
リアルもネットも、顧客リストが大事
リアル(オフライン)で集客するにしても、ネット(オンライン)で集客するにしても、1番重要になるのは【顧客リスト=名簿】です。これは、好立地を武器にしたふらっと買いのビジネスでなければ、顧客リストは大事になります。
つまり、「アプローチできるお客様情報」が大事ということです。
「住所・電話番号・メールアドレス」など、アプローチできる情報なので、住所が分かれば、訪問やDMを送ることができます。電話番号が分かれば、営業電話をすることも可能になります。
ビジネスではこの「顧客リスト」がどれだけいるかが重要になってきます。だからこそ、コストを掛けてでも、リストは集めた方がいいのです。
新規客を獲得するには、既存客の5倍のコストが掛かる
マーケティング用語には、「1:5の法則」というものがあります。新規客を獲得するには、既存客の5倍のコストが掛かるという法則です。
つまり、新規客を集めることは、集客の中でも難易度が高いです。
新規顧客は獲得コストが高くなる分、当然得られる利益も低くなります。なので、最初の購入のハードルを下げることで、獲得コストを抑える必要があります。
そして、新規客の獲得以上に、既存客の維持をすること=リピーターになってもらうことが重要であるということなのです。まだ購入がない場合でも、何らかの接点を持ち、関係性を大事にすることが必要なのです。
顧客リストがあると・・・
例えば、リピートのあるビジネスならば、集客に困った時は、既存客(リピーター)にDMを出すことだってできます。もし、既存客の中でも何度もリピートしてくれる方がいるなら、あえてVIP客扱いして、上位商品などを特別な案内としてDMすることだってできます。
もし顧客リストがなければ、一番難しい新規客を集めることに必死にならなければなりません。当然、すぐには購入してもらえなかったりしますから、イチから関係性を築くとなると時間も掛かります。
顧客リストは、何も住所や電話番号でなくてもかまいません。何なら最初はメールアドレスだけでも十分なのです。ブログやSNSは、来てもらわないと見てもらえませんが、メールはこちらからアプローチすることが可能になります。
たとえば、顧客リストとして100人のメールアドレスを所有していたとします。何かお知らせをする場合、メールを送るだけで、すぐに案内することが可能になります。しかも、メールを送るだけですので、お金をかかりません。
これを新規客100人ひとりひとりに案内したら・・・告知用の広告費も必要ですし、何より、自社(自分)のことを知らないわけですから、反応も薄くなります。
大手も顧客リストを集めようとしている
中小企業の方、誤解しているのが、大手のやり方です。
大手はテレビCMや代理店任せで、一見顧客リストなんて持ってなさそうに思えますが、実は展示会などで名刺交換したりしてて、かなりの顧客リストをもってたりします。テレビCMなどのイメージ広告とは別に、広告費を掛けてリストを集めることもしているのです。そしてそのリストに対して、地道にアプローチしていたりします。

顧客リストを集めることこそが、どんなビジネスでも1番重要になります。そして売上は、顧客リストの質と量に比例していきます。
なので、ネットを使って集客するなら、ブログを書いたりSNSを投稿したりするよりも先に、ちゃんと顧客リスト集められる仕組みと、それを活かす仕組みを作りましょう。