広告ほど、利回りが大きい施策はありません。広告費を数万円掛けて、数十万円~数百万円の利益になって返ってくるわけですからね。
その中でもネット広告は、少額から始められるので、最初は1日2000円ぐらい始めて、テストしながら、生まれた利益を広告に再投資することをオススメしています。
でも、広告費を掛ける人ってほんと少ないんですよね。広告を出したがらない人や毛嫌いする人もいます。出したとしても、テストにもならないような少額だったりします。
答えは簡単です。失敗したくないから。
でも、広告には失敗がつきものです。1円の利益にならないことだってあります。これはネット広告に限らず、チラシだって同じことです。ですが、ネットという「わからない」存在がより守りに入らせているのでしょう。
だからネット広告の場合、1度失敗しただけで止めていく人は意外と多いです。
ネット広告は「蓄積」することで最も威力を発揮する広告

ですが、Google広告やFacebook広告などのネット広告は、「蓄積」することで最も威力を発揮する広告だと思っています。昔の黎明期とは違い、今は機械学習(AI)が進んでいて、蓄積がかなり効果を発揮しています。
蓄積は、なにもシステムだけの話ではなく、運用する人にも当てはまります。
つまり、
- キーワードや文章、属性などはテストを繰り返すことで改善されていく
- 改善 → 結果 → 改善を繰り返すことで、ノウハウが蓄積されていく
ということです。
なので、最初は蓄積がない分、不利なことは否めません。多少の損失も出るかもしれません。だから、「テストから始めましょう」なのです。テストして試行錯誤することで、結果は確実に良くなっていきます。テストといっても、感情を介さず、機械的に数字で判断すればいいだけなので、難しくはありません。
結局のところ、これが成功率を上げる一番の秘訣だったりします。
ただ、どんなに改善を繰り返した広告でも、利益に繋がるとは限りません。
なぜなら、広告から飛んだWEBページや、販売している商品やサービスそのものに問題がある可能性もあるからです。商品力が低ければ、当然売れにくいです。
でも、こういう問題点に気付けるかどうかは、自社で広告を運用してないと難しいです。代理店任せにしてたら、代理店のせいにして終わりですからね。
「蓄積」を他社に任せてはダメ
以前、「ネット広告は代行しないでください!」という記事を書きましたが、自社のマーケティング能力が機能していないのは、会社として危険信号なのです。
ネット広告は、マニュアルを読めば専門的な知識がなくとも出稿できますし、上記記事でも書いたように、自社商品を一番知っているのは他社の人間ではなく社内の人間です
自社運用していれば、マーケティングやセールスのスキルも養うことができ、商品力や販売ページなど、マーケティング全体に視野を拡げること
そうやって力がつくから、説明されても何のことかわからなかった、クリック率やコンバージョン率などにも惑わされ
もちろん、初心者にはハードルが高く見えてしまうでしょうから、なので、「自社運用+α」という形を提案しています。