ホームページのスマホ対応(レスポンシブ対応含む)については、「焦らず大きなリニューアルのタイミングで対応しましょう。」というように諭していました。そうすると「まだしなくていいの?」みたいな話しになるのですが、するしないでいったら、した方がいいのです。
失礼承知で書きますが、住宅業界といえば、ネットに疎いことで有名です。そんな業界向けに書いているこのサイトですら、7割近い方がスマホからのアクセスです。
だから、確かにスマホ対応した方が良いことには間違いありません。
でも、大事なポイントはそこではないのです。地方工務店や設計事務所のインターネット戦略を、スマホ対応を交えて、掘り下げた内容を書いていきますね。
スマホ対応する前にチェックしてほしいこと。
WEBサイトの制作を依頼すると、それなりのお金が掛かるので、スマホ対応のサイトは凄いことだと誤解されがちですが、スマホ対応のサイトをつくるなんて、そんなに難しいことではないのです。
このサイトだって、1万円もしない有料テンプレートを使っています。無料のテンプレートだって、スマホ対応のものは存在します。だから、スマホ対応そのものは難しいことではないのです。
ですが、対応をする前に、確認しておきたいことが1つあります。それは、そもそも、スマホに非対応な今のWEBサイト(ホームページ)にアクセスはあるかどうか?ということ。今のホームページに十分なアクセス数があるなら、今までアクセスを集めていたページを活かし、スマホ対応したほうがいいでしょう。
そして、下記の3つの誤解も認識してほしいことです。
WEBサイト(ホームページ)に関する3つの誤解
誤解その1:WEBサイト(ホームページ)が集客する。
実は大半の方がこんな誤解をしてしまっています。
- WEBサイト(ホームページ)=集客方法
この考えは間違いなのです。「集客」と「広告」の違いがここにあるのです。
ホームページそのものは「広告ツール」であり、「集客ツール」ではないのです。ネットの集客ツールといえば、「Adword」「Yahoo!リスティング」「SEO」などのアクセスを集めるものを指します。
だから、ただ単に、ホームページをスマホ対応しても、結果につながらないですし、「WEBサイト(ホームページ)が集客する。」は間違いなのです。
誤解その2:WEBサイト(ホームページ)があるだけでいい。
10年前ぐらい前までのネットの黎明期であれば、ホームページを持つだけで、集客は出来たんです。その頃はホームページを持っている工務店、設計事務所も少なかったですから、それだけで差別化に繋がりました。
また、サイト数も少ないわけですから、TOPページをちょっと作りこめば、検索エンジンでも優先的に上位表示されました。検索エンジンの仕組みも今ほど複雑ではなかったので、スパム的なズルで上位表示が簡単だった時代でしたからね。
でも今では、腐るほどサイトはあるわけですし、SEOもズルが効かない時代になってきています。だから、「WEBサイト(ホームページ)があるだけでいい。」は間違いなのです。
誤解その3:リニューアルしたら、見てもらえる人(アクセス)は増える。
例えば、店舗であるショールームを、北欧系の家具などを取り入れて、意匠も新しくリニューアルしたとしたら、どうするでしょうか?元々、お客さんが来ていなかったら、そのままでは誰も気付かないわけですから、来ないですよね?お客さんは増えないわけです。だから、そういう雰囲気が好きな人に届く媒体で告知しますよね。チラシとか、どこかに掲載したりとか・・・
でもこれが、ネットになると、ホームページのリニューアルのままでほったらかしな方が大半なのです。ネット上のサイトは、リアルの店舗と同じようなものですよ。元々のアクセス数がなかったら、上記と同じように増えることはありません。「リニューアルしたら、見てもらえる人(アクセス)は増える。」は間違いなのです。
集まる&集める流れを大事にしてほしい
上記の誤解例で挙げたように、ホームページだけでは集めることはできません。だから、必要なのは集めることです。集めるには、折込みやポスティングなどのチラシ広告、AdWordsやリスティングなどのネット広告などが必要になってきます。時間を掛けながらでも、検索からも見込みたいところです。
「お客さんがどうやってホームページに訪れるのか?」
こういった流入経路がしっかりしていないと、スマホ対応も効果につながりません。スマホ対応と同時に、集める&集まる仕組みも同時につくっていくことが求められますよ。
外部に頼むなら、制作会社の選定はすごく大事!
下手すると、アクセスを集めているページを削除してしまったり、検索に載らない状態にしてしまったりして、売上を下げかねません。そうならないように制作会社選びは慎重に行ってくださいね。
