優れた工務店を真似しても、上手くいかない理由

新しいことを、いち早く身に付けるには、「マネ」することが一番だと思っています。

住宅のことを学び始めた頃によく耳にしていたのが、”成功事例に学んで、マネをすれば、同じように成功できる。”という話です。

なので、必死に学んでマネをしたのですが、大して結果が出なかったんです。

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リソースが違う

なぜなら、たいてい、人・物・金のどこかにぶち当たります。

「大手はこうやっているから…」といって、中小規模のビジネス規模なのに、大手のマネをしているパターンは、やはり違います。いまだに、「工務店は大手の成功事例を真似をすれば良い」という話もありますが、これ、間違いなく失敗します。

会社を見れば一目瞭然で、大手と中小では、掛けられるお金が違います。動く人材の質と量も違います。(質が悪いってことじゃないですよ)

だからこそ、取るべき戦略が違います。まったく同じことをしていたら、いつまでたっても、中小は大手に勝てません。

ホームページなどWEBに関しても同じです。大手のホームページをそのまま真似してはダメですね。「マネをする対象」を間違えないようにしてください。

優れた工務店を真似しても、上手くいかない理由

では、同じ様な中小の優れた工務店を真似するのはどうでしょうか?これも上手くいかないんですよね。

成功した工務店の手法や戦略を真似ることは、一見魅力的に思えるかもしれません。しかし、それが必ずしも成功への近道とは限りません。以下に、優れた工務店を真似るだけでは上手くいかない理由を挙げています。

地域性や市場の違い: ある地域で成功している工務店の戦略が、別の地域で同じように成功するとは限りません。地域の文化やニーズ、競合状況など、多くの要因が影響します。

企業文化の違い: 企業の成功は、その企業独自の文化や価値観によっても大きく影響されます。他社の戦略を取り入れるだけでは、その文化や価値観を真似ることはできません。

経験やノウハウの蓄積: 長年の経験や独自のノウハウが、成功の裏には存在しています。これらは短期間で真似ることは難しく、独自の経験を積むことが必要です。

真似だけでは追いつけない: すでに成功している工務店は、常に新しい戦略や手法を試みて進化しています。真似をするだけでは、常に一歩後ろを追いかける形となります。

顧客との関係性: 顧客との長期的な信頼関係やコミュニケーションは、短期間で築くことは難しいものです。他社の成功事例を真似るだけでは、このような深い関係性は築けません。

結論として、他社の成功事例を参考にすることは大切ですが、それを鵜呑みにするのではなく、自社の状況や強みを活かした独自の戦略を築くことが、真の成功への鍵となります。他社とは異なる、自社だけの価値をしっかりと見つけ、それを最大限に活かすことが重要です。

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