「イクメン」を名乗る工務店が嘘臭くなる理由

「イクメン士」を育てる「イクメン大学」が開講するみたいですね。「コミュニケーション」「おもてなし力」「マネジメント力」「ボクシング」「育児」の5つの”男子力”を身に付けて、んんん・・・・

目次

「イクメン士」を養成するイクメン大学開校とは?

「イクメン」を名乗る工務店が嘘臭くなる理由

イクメン大学運営事務局が、大阪・梅田周辺施設で男性が家事や育児などを体験して学べる「イクメン大学」を今春開校する。結婚相談所やフィットネス事業を運営する秋山剛が手がけるプロジェクトで、心理学などの講義を行い「イクメン士」を養成するための場を創設を目指すという。1月29日にプレオープンし、0期生の入学式が実施される。

「イクメン士」を養成するイクメン大学開校

募集ですが、通常10万円(税込)のところ、今回は0期生なので、無料なんだそうです。モニターですね。

う~ん、こういうの持ってると逆にマイナスにはたらきそう(笑)

これに対する、NewsPicksのコメントが面白い

https://newspicks.com/news/800024/

  • 10万?その金でルンバ買って部屋掃除を楽にした方がいいと思う。
  • 魅力が見当たらない。。
  • 粗野で無骨な男の育て方教えられるのかな。
  • 育児意識を高める事は賛成。むしろ、本来は当たり前の事!ただ、今の時代、こうした話題を作らなければならない状況が…。それにしても、やっぱりイクメンという言葉はしっくりこないな!
  • こんなところ行かんでも普通に家事や育児やるわい。
  • なんか新たな平均な人を育てないカリキュラムを期待。
  • その時間とお金を子どものために!
  • いや、普通に子供に向き合うなら自然とイクメンになるんじゃないかな
  • やって当たり前の事を、当たり前にさせない制度。育児に参加するメンズを讃えるのは間違い。
  • 認定してもらえないと父親にもなれないのか
  • それよりも、自治体や産院が開催している、妊婦向けのハローベビー学級や母親学級に平日でも会社休んで参加して欲しいです。そこで何を習得するかより、当たり前のこととして参加する「当事者意識」がまず大切かと。
  • イクメンかどうかなんて嫁と子供が決めることでは? そもそも「イクメン」って言葉、早く絶滅しないかな。
  • これから女も男もLGBTな人も必要になる知識はズバリ「料理」一択だと思いますけど、科目に入ってなさそうです。工場でできた既製品とか添加物だらけで子供に食べさせる代物ではないです。あとの育て方は、人それぞれだと思いますのでコースで教えられるものではないと思います。

昔から、中身の無い人ほど、肩書にこだわるんですよね。また、「イクメン」って敵が多いですからね。

「イクメン」を名乗る工務店が嘘臭くなる理由
自分の子供を育ててイクメンって意味わかんない
「イクメン」を名乗る工務店が嘘臭くなる理由
気持ち悪い言葉、イクメンって

関連して、過去に書いたこの記事思い出しました。

「イクメン」を名乗る工務店が嘘臭くなる理由

信頼性と一貫性のギャップやマーケティング戦略としての矛盾

「イクメン」という言葉は、育児に積極的に参加する男性を指す日本独自の用語です。なので、「イクメン」を名乗ることは、一種のマーケティング戦略とも言えますが、この言葉がビジネス、特に工務店のマーケティングに使われると、その真剣度や誠実性が問われることが多いのではないでしょうか?

そもそも自分の子供を育てることが、顧客に家づくりにおいて何をもたらすのか?直接的には関係ないですからね。「イクメン」をウリにして、その他の重要な側面、例えば耐震性やエネルギー効率、デザインなどが後回しにされていると感じられたり、その他の重要なスキルやサービスを疎かになれば、顧客はその工務店を信用しきれなくなるでしょう。

「イクメン」という言葉が工務店のビジネスにおいては、矛盾やギャップが生まれやすいものであることは否めません。何より、「イクメン」の意味や価値は人それぞれと言えます。この言葉を使うことで、一部の人々からはポジティブに受け取られる可能性もありますが、育児や家庭に対する価値観が多様な現代社会では、この言葉は疑問や不信感を持たれる可能性が高くなるでしょう。

安易な「肩書」よりも、真の価値を提供することの方が重要

工務店として成功するためには、「イクメン」を名乗るよりも、真の価値を提供することが何より重要です。それが耐震性であれ、デザインであれ、エネルギー効率であれ、その価値が明確であれば、顧客は自然とその工務店を信用し、選ぶでしょう。

肩書を始めとする「言葉の力」は確かに強いですが、それだけで受注が取れるわけではありません。最終的には、提供するサービスや商品の質=家づくりの質が問われるのです。そのため、工務店は「イクメン」を名乗るよりも、顧客にとって真に価値のある家づくりを提供することに努める方が賢明です。

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