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工務店は「好み」で選ばれるのか?「レベル」で選ばれるのか?
8月に北京で行われる陸上世界選手権のマラソン代表が発表され、その選考結果に納得いかない意見が多く、話題になっています。11月の横浜国際マラソンに優勝した田中選手が落選し、批判や疑問の声が続出。田中選手は3つの選考レースで唯一、優勝したのですが….
この話題について、ワイドナショーでのダウンタウンの松本さんの意見が的を得ている気がしたので紹介します。
「好みを超えるレベルまでいかないとダメ」
松本は芸人仲間と飲んでいた時のことを「『笑いはレベルなのか、好みなのか』の話をたまにするんです」と思い返し、「そもそも、それが正しいのかも分からないですけど」と前置きしつつ、自身の見解を述べた。
松本の出した結論は「好みを超えるぐらいのレベルまで行かないとダメなんじゃないのか」。さらに、「そこの下ぐらいだと、やっぱり好みでわかれてしまうんじゃないですかね」と語り、女子マラソンの代表選考で意見が割れていることと「もしかしたら、それに近いのがあるのかも」と比較した。
松本人志、お笑いの評価基準に持論「好み超えるレベルまでいかないとダメ」
物事を決める時、「好み」か「レベル」か、そのどちらかで決めることがほとんどです。でもその内大半は、「好み」なんですよね。
ちなみに、女子マラソンの選考基準には、優先順位というのがあるようです。
- 選考レースで日本人3位以内の競技者
- 設定タイム2時間22分30秒を満たした競技者
- 本大会で活躍が期待できる競技者
今回の選考候補者は、2の設定タイムをどなたも突破していない中で、3位以内の中から、本大会で活躍が期待できる方を選んだようです。
3なんて、ほとんど好みですね(笑)
つまり、数字など客観的に判断できなくなった時の決断って、大半は好みに陥ります。だから、どうしてもレベルで決めさせたいなら、圧倒的でなければならないということです。
この圧倒的というのがすごく難しいです。数字などの客観的な基準でないと、認められないということもあります。
住宅を選ぶ時も大半が好み!
住宅の場合、予算という数字が決まったら、あとは好みが大きいですよね。担当者がいい、雰囲気がいい、デザインがいい・・・ほとんどが数字などの客観的には表せない部分ばかりです。
なのに、耐震等級3とか、省エネ等級4とかで、競っても、圧倒的でないから、決め手にはならないわけです。やろうと思えば、どこでもできますし・・・
どこよりも圧倒的に安い価格とか、どこよりも圧倒的に性能がいいとか、それが実現できるならやっていただいたらいいのでしょうが、そういったものを目指すより、ターゲットとしているお客さんの好みをわかるようになる方がよっぽど、集客への近道ですよ。
工務店は「好み」を理解し、それを超える「レベル」を目指すことが必要
工務店経営というのは、単に建物を建てるだけの仕事ではありません。それは「人の心」を理解し、つかむビジネスでもあります。お客様が家を建てる際、彼らが考慮するのは、技術や価格だけでなく、信頼や安心感、そして「好み」です。この「好み」という要素は、工務店経営において非常に大きな役割を果たします。
「好みを超えるレベル」というのは、工務店経営においても非常に重要なキーワードとなります。例えば、ある工務店が特定のデザインや技術に特化している場合、それはその工務店の「レベル」を示すものとなります。しかし、そのレベルだけでは十分ではありません。なぜなら、お客様の「好み」が大きく影響するからです。
お客様が求めるのは、ただの高品質な家ではありません。彼らが求めるのは、自分たちのライフスタイルや価値観に合った家、つまり「好み」に合った家です。この「好み」を理解し、それを超える提案ができる工務店は、競合他社との差別化を図ることができます。
しかし、ここでのポイントは「好みを超えるレベルまでいく」ということ。つまり、お客様の期待を超える提案やサービスを提供することが求められます。例えば、環境に優しい家、健康を考慮した家、地域性を活かした家など、お客様がまだ気づいていない「好み」を提案することで、工務店としての独自性を打ち出すことができます。
さらに、工務店としての「レベル」を上げるためには、技術や知識の向上はもちろん、お客様とのコミュニケーションを大切にすることが不可欠です。お客様の声をしっかりと聞き、それを元にサービスや提案をブラッシュアップすることで、工務店としての「レベル」を高めることができます。
また、お客様との関係性を深めるためには、アフターサービスや定期的なメンテナンスも重要です。家は一度建てたら終わりではなく、長い期間にわたってお客様の生活の一部となります。そのため、工務店としてのフォローアップやサポートが求められます。
結論として、工務店経営において「好み」を理解し、それを超える「レベル」を目指すことが、成功への鍵となります。そして、そのためには、お客様との深いコミュニケーションと、常に新しい提案やサービスを考える姿勢、そして長期的な関係性の構築が求められます。