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工務店はオープンな空間と同じくらい「こもれる空間」も提案できた方が良い理由
少しづつですが、住まいに「こもる」という感覚を求めてきている方が増えてきていますね。
ここ数年で、間仕切り壁のないオープンな空間が浸透してきたたからこそ、反対方向の空間が求められているのではないでしょうか。
部屋に大人の秘密基地! ぼっち充できる『ぼっちてんと』とは
最近、ひとりぼっちの時間を充実して過ごす「ぼっち充」が若者の間でも増えているらしい。自分の世界にどっぷりと浸かって1人の時間を楽しむのは悪いことではないが、家庭があるパパはなかなかそういう時間もつくれない。
というわけで、最近好調な売り上げを記録しているのが、誰でも家の中でひとりぼっちになれる『ぼっちてんと』だ。キッズテントと趣向が似ているが、こちらはどちらかというと大人用。自宅のなかに簡単、手軽に個室状態をつくれる代物だ。
部屋に大人の秘密基地! ぼっち充できる『ぼっちてんと』とは
「ぼっちてんと」という商品名で、デスクまわりに張るテントの様なものです。ネカフェのように周囲との接触を遮断し、真にネットライフに没頭できるプライベート空間を作ってくれます。
リビング・ダイニングでの勉強は子どもだけ?反対に大人は引きこもりたい!?
オープンなリビング・ダイニングで、勉強をさせたらいいという話は、これからの成長が期待できる子どもが対象の方法です。
大人の場合、何か作業をするなら、集中できる空間が欲しいという方が大半です。・・・そりゃそうですよ。今の大人はオープンな空間で集中できるよう育ってきてないですからね。
「ぼっちてんと」以外だと、パナソニックの組み立て簡単デスク KOMORUもあります。
これらも安上がりでいいですが、昔、楽器で有名なヤマハが防音室を販売していました。
以前はレンタルもしていたようですが、今は以下のメニューになっています。
カプセルホテル「SLEEPBOX」
後から作る個室空間で個人的に好きなのは、ロシアのモスクワにある、カプセルホテル「SLEEPBOX」が好きですね。
Sleepboxは、限られたスペースにベッドと関連設備を提供しているカプセルホテルです。ベッドにはリネン、換気システム、アラーム時計、LCDテレビ、WiFi、LED照明付きのデスクスペース、ラップトップと充電可能な電話用の電源コンセントが含まれており、荷物はベッドの下のカップボードに収納できます
モスクワ以外だと、ニューヨークの空港ターミナルにも設置されているようです。
また、2018年 アメリカのフォーカスライト・カンファレンスでは、トラベルイノベーション賞と参加者の投票による賞、ベンチャーキャピタルGeneral Catalystの賞を受賞しています。収益性も高いようですね。
初期投資が一部屋あたり初期投資25000ドルで、4ヶ月ほどで立ち上げることが可能。一泊100ドル、空港だと1時間35ドルの収益を予想している。ライセンスフィーとしてその15%をSleepbox側に支払う必要があるが、粗利40%、内部利益率が60-100%になるという試算も提供し、大きな金額の投資を必要とせず収益があげられることを説明した。
旅行イノベーション大賞、空港ロビーなどの空き空間を簡易ホテルにする「Sleepbox」が受賞、他にもAIとビジネスモデル変革サービスなどが高評価 – フォーカスライト・カンファレンス
考え方としては、カプセルホテルだけでなく、授乳室を始めとするその他の必要な空間にも適してると思うんですよね。ダンボールじゃなくて、こういうのを導入してほしいですね。ダンボールよりは高く付くと思いますが・・・
工務店はオープンな空間と同じくらい「こもれる空間」も提案できた方が良い理由
近年、住宅のデザイントレンドとして、広々としたオープンな空間が非常に人気を集めてきました。その美しさや家族間のコミュニケーションを促進する特性から、多くの家庭で採用されています。しかし、人々の生活スタイルやニーズは日々変化しており、一方で「こもれる空間」の需要も確実に高まってきています。工務店として、このニーズに応えることは、ビジネスの新たな機会として捉えるべきです。
多様なニーズに対応することで差別化を図る
オープンな空間は、家族とのコミュニケーションを促進する一方で、プライバシーや集中が求められる場面も増えています。特にテレワークの普及や趣味を楽しむスペースの需要増加など、個人の時間を重視する動きが強まっています。工務店として「こもれる空間」を提案することで、顧客の多様なニーズに応え、他社との差別化を図ることができます。
「一人の時間を大切にしたい」ニーズを取り入れる
「ぼっちてんと」のような商品が人気を集める背景には、1人の時間を大切にしたいというニーズがあります。このトレンドを住宅設計に取り入れることで、時代のニーズに合わせた提案が可能となります。また、このような空間は、読書や瞑想、趣味の時間など、多くの用途で活用される可能性があります。
高機能な空間を提供することで価値を高める
ヤマハの防音室や「SLEEPBOX」のような高機能な空間は、特定の目的に合わせた設計が求められます。音楽や映画鑑賞、集中して仕事をするための空間として、これらの高機能な部屋は非常に魅力的です。これらの空間を提供することで、住宅の価値を高め、顧客からの評価も上がるでしょう。
新しいライフスタイルの提案としての役割
工務店としては、ただ家を建てるだけでなく、新しいライフスタイルを提案する役割も持っています。オープンな空間と「こもれる空間」のバランスを取り入れた住宅は、新しい生活のスタイルを提案することができます。これにより、住む人の生活の質を向上させることが期待されます。
健康やメンタルの側面からのアプローチ
最近では、メンタルヘルスの重要性が強調されています。プライベートな空間は、リラックスや集中、リフレッシュする場としての役割を果たし、住む人の健康やメンタルをサポートする要素としても重要です。特に現代の忙しい生活の中で、リフレッシュするための空間は必要不可欠です。