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工務店は古民家再生より誇れる注文住宅を目指してみてはいかが?
先日のテレビ東京「Crossroad(クロスロード)」の特集が、日本の古民家再生に賭ける建築デザイナーのカール・ベンクスさんでした。駆け出しの頃、読むように勧められた本の一冊に、カールさんの本があったので、懐かしく思います。
「カール・ベンクス よみがえる古民家」
古民家再生のスペシャリストとして注目を集めるカール・ベンクスさんは、新潟県十日町市松代地域にある10世帯にも満たない小さな集落に住んでらっしゃいます。1942年生まれなので、もう70歳を超えてるんですね。約20年ほど前から日本に住み、50件ほどの古民家を再生してきたようです。
番組の内容は、生まれ故郷のドイツの感性を活かし、日本家屋の固定概念にとらわれない方法で、古民家を再生していくその様子を追うというものでした。
古民家再生は好きだけど、思いの外、手間もお金も掛かる!?
個人的にも古民家再生は好きです。でも、デメリットだってあるわけです。
カールさんの自宅の例を挙げても、築150年の古民家を土地と合わせて100万円で購入して、3500万円掛けて再生しているわけですから、それなりには掛かっています。
また、納まりなども現代住宅とは異なりますから、再生できる方もそれなりに限られています。知らない方がやっても、できないことはないでしょうが、むちゃくちゃになるでしょうね(笑)
だから、大半の会社は、無理に古民家再生に手を出すより、目の前の注文住宅を充実させる方が、良いと思っています。古民家再生と同じぐらい誇れる仕事にすればいいわけです。
その辺りの話、番組の中で、カールさんが講演をしている様子があるのですが、その後の聴講者のインタビューがひどい・・・演出的な編集もあるとは思いますが・・・
- 恥ずかしくなってきた。何でね、外国の人に教えてもらわなくてはいけないか
- 日本の住宅に育っているのに、外国の方に教えて頂いたみたいで、あらためて今日は日本がスゴいなと思って
聴講者の方々は工務店の方のようでしたが、作り手として、いまだにこんなコメントしか出ないのが、恥ずかしい。
じゃあ、明日から古民家再生するのかといえば、しないでしょう。また、今までやってきたことが誇れないのだろうか?古民家再生そんなに立派なのか?だったら注文住宅止めたら?と思います。
つくる家に対するビジョンが適当だから、こんな風になってしまうのかな・・・と思ってしまいましたね(苦笑)
それにしてもカールさん、日本語が上手いです。