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小さな工務店ほど「いっしょにつくる」家づくりを提案した方が良い理由
先日書いたこの記事、『住宅のオンライン販売に足りない「家づくりのプロセス」』の、プロセスの部分、最もカタチに表しやすいのが、「いっしょにつくる」ことです。
「つくるプロセス」は新築だろうがリノベーションだろうが関係ない
「つくるプロセス」は新築だろうがリノベーションだろうが関係ないですね。
参考に、昨年末の記事ですが、リクルートが発表した2015年の住まいのトレンドについて、『2015年のリノベパーティから学ぶ注文住宅のトレンドは「つくるプロセス」』という内容を書いています。
予測通りなのか、今年に入って、DIY系の記事はあちこちで目にするようになっていますよね。例えば、こういった記事↓なんかもそうです。
- 目指せDIY女子! 「夏水組」代表に教わる、初心者のためのセルフリフォーム術
- 自宅の仕上げは自分たちで! “新築DIY”を楽しむ人が増えている
- 住みながらのリノベーションは当たり前? ベルリンの住宅事情
そういえば、先日のCrossroadで特集されていた、建築家の久保宗一さんの設計された家でも、自分たちで壁塗りをされていましたね。
「Small House Tokyo」
久保さんの設計による狭小住宅が掲載されています。
- 作者:DH Publishing
- 出版社:DH Publishing
- 発売日: 2008-10-01
いっしょにつくらない家づくりの方が圧倒的に多い!
DIYは「つくるプロセス」の手段の一つでしかないので、DIYでなくとも「つくるプロセス」としてできることはあります。
「つくるプロセス」に力を入れようとすると、手間が掛かるため、実際やるとなると、嫌がる会社は多いです。特に、営業重視の会社は嫌がりますね。あと、大手もやらないです。もちろん、住まい手側も好む人好まない人、分かれます。
ただ、「自分の家の壁を塗る」という行為一つにしても、それまでにない価値観だから、魅力を感じてくれる人もはっきりするので、よりファンになってくれやすいですよ。さらには教えることで頼りにされ、信頼も生まれます。
少なくとも自然素材を売りにしているなら、外せないキーワードになってきますよね。全部でなくともほんの一部からでも「いっしょにつくる」ことを始めたらいいんです。
大多数と同じことをしたって、誰もあなたのことは見てくれないですよ。
小さな工務店ほど「いっしょにつくる」家づくりを提案した方が良い理由
小さな工務店の経営者として、大手企業とは異なる独自のアプローチで顧客を引きつけることが求められます。その中でも、顧客と「いっしょにつくる」家づくりの提案は、特に効果的な方法と言えるでしょう。では、具体的に小さな工務店がこのアプローチを採用すべき理由は何なのでしょうか。
独自性を持つことができる
大手企業はその規模ゆえに、一つ一つの顧客と深く関わるのは難しいと言わざるを得ません。しかし、小さな工務店ならば、顧客一人ひとりとの関係を深めることができるのです。その結果、顧客との信頼関係を築くことができ、独自のサービスを提供することが可能になります。この独自性は、顧客の心を掴む大きな要因となるでしょう。
顧客のニーズを深く理解できる
「いっしょにつくる」家づくりを提案することで、顧客の本当のニーズや価値観を深く理解することができます。顧客が何を求め、どのような家に住みたいと考えているのかを知ることで、より顧客の満足度を高めることができます。また、リピートや口コミでの紹介も増える可能性が高まります。
差別化を図ることができる
現代の市場には多くの工務店が存在します。その中で、どのようにして自社を他社と差別化するかが大きな課題となっています。顧客と「いっしょにつくる」家づくりを提案することで、他の工務店とは異なるサービスを提供することができ、その差別化を図ることができます。
長期的な関係を築ける
「いっしょにつくる」家づくりは、単なる取引以上の関係を築くことができます。顧客との関係が深まることで、長期的な取引や、将来的なリフォームなどの依頼も増えるでしょう。これは、安定した経営基盤を築く上で非常に有益です。
ブランドイメージが向上しやすい
顧客との深い関係を築くことで、工務店のブランドイメージも向上します。ブランドイメージの向上は、新しい顧客の獲得や、既存顧客のリピート率を上げる助けとなります。
結論として、小さな工務店であればこそ、顧客と「いっしょにつくる」家づくりの提案が可能です。このアプローチにより、独自性を持ち、顧客のニーズを深く理解し、差別化を図ることができます。さらに、長期的な関係を築くことで、ブランドイメージの向上や、新しい顧客の獲得も期待できるのです。