工務店に欠けている自社の家づくりの価値を伝える「PR」とは?

「家づくりの価値を伝える」ということを頻繁に書いていたりしますが、これは一般的に表すと、「PRのチカラをつけよう」ということなのです。それを業界向けに言葉を置き換えているのです。

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家づくりの価値を伝える「PR」とは?

PRとは、パブリック・リレーションズの略で・・・

パブリック・リレーションズ(英語:public relations、略称:PR)とは、国家・企業・団体などの組織体または個人が、一般大衆に対して情報を伝播したり情報や意見を受け入れること。 自身に対して理解や信頼を獲得しようとする目的で行われる広報活動または宣伝活動を含む概念で、多くの場合略して PR(ピーアール)と呼ばれる。

PR(パブリック・リレーションズ) – Wikipedia

PRは、昔から住宅業界を始め、工務店に大きく欠けているなと感じた要素でもあります。

大手はお金を掛けて、PR会社とかに依頼してたりしますが、中小零細の工務店は代行はもちろん、自社でも行ってない会社がほとんど。

せっかく良い設計・良い施工をしていても、それをなかなかカタチ伝えられてないですよね。でも、伝えられるようになると、一気にブレイクなんてことも。

例えば、認知度の高い賞を取って、ブレイクするなんて、典型的な例です。賞を取ることで、認知度が高まり、周りに一気に評価され始めるんですが、スキルそのものが急激に上がっているわけではないんですよね。伝わり方が変わり、受け手側の受け止め方が変わっただけで、培ってきた元々のスキルは変わらず高かったりするわけです。

また、評価を高める方法としては、

  • 業界関係者で出版社を作って、出版する雑誌に関係者の案件を掲載させる。
  • 業界関係者で社団法人とか協会を作って、認定制度を持ち込み、認定者を増やす。

なんて手法もあります。ただ大半は、中身がない肩書だよりの戦略だったりしますので注意が必要です。効果があるPR手法なので、手を出す方も多いですね。

PRは発想一つで数千、数億円生み出せる価値がある

「PRは発想一つで数千、数億円生み出せる価値がある」と答えるのは、ホリエモンこと堀江さん。

「堀江さんが会社の広報に求める能力としては、何を­重要視してますでしょうか。ベンチャーの広報として働くことになりそうで、広報未経験­な私としては、一般的な広報の仕事は想像がつくものの、学ぶべきことの要素で重要なも­のが分かりかねております。」という質問に対して、

「会社の広報に求める能力は、PR力、お金を使わないで広報をする能力に尽きる。」という回答をしています。

動画内では、ライブドア時代の広報・乙部さんについてお話されており、堀江さんは、乙部さん自らが有名になって知名度アップに貢献したことを高く評価されていますね。

工務店に欠けている自社の家づくりの価値を伝える「PR」とは?

確かに、当時の乙部さんって、タレント化してましたよね。今は、芸能プロダクションの広報をされているようです。

ライブドアvsフジテレビの攻防の最中、突如注目を集めるようになったライブドア広報担当の乙部綾子さん。一般的な広報業務だけではなく、自らテレビにも出演して広告塔の役割も果たすなど、新しいタイプの広報担当者として注目されている。

彼女の活躍を見て「広報をやってみたい」と思った人も多いのではないだろうか? そこでガイドは乙部さんにインタビュー取材を申し込み、彼女に広報の仕事や役割、彼女自身のキャリアについて語ってもらった。(全4回)

堀江元社長に直談判した広報 乙部綾子さん ライブドア広報・乙部綾子さんにインタビュー。航空会社の客室乗務員だった彼女が、どうやって広報担当者に転職したのか? なんとパーティーの席上で、堀江社長に直訴したという。彼女のキャリア術とは?

IT関連の技術が発達したおかげで、誰もがPRできる時代

IT関連の技術が発達したおかげで、誰もがPRできる時代になっているのは、間違いないのですが、実は、PRって、めちゃくちゃ頭を使うというか、泥臭いです。

だから大半は、面倒臭がって、お金払っててっとり早くできる広告へ手を出すんですけど、やっぱりそれって”売り込み”が強い分、受け手側も拒否反応を示したりします。

「広報PRって一番お金を節約できるので僕はずっと考えてますね」

「PRは発想一つで数千、数億円生み出せる価値があるんですよね。色々チャレンジしてますよ。別に秘書1人雇うくらいコスト大したことないので試してみたらいいじゃないですか」。

と話す堀江さん。

工務店に欠けているPRのチカラには、大きな可能性が眠っていると感じています。だからこそ、そのチカラを持つ方が増えていってほしいですね。

工務店経営者が直面するPRの課題とその必要性

工務店として、日々の業務の中で、自社の家づくりの価値をどれだけの人々に伝えられているでしょうか?現代は情報が溢れかえる時代です。その中で、良質な家づくりやサービスを提供しているだけでは、そのメリットや特長が適切に伝わることは難しいのが現実です。そして、その大きな壁として、PRの力の不足が挙げられます。

PRの課題が生まれる背景

多くの工務店経営者は、自社の家づくりや提案する住宅の良さ、その独自性や特長を深く理解しています。そのため、それが自動的に顧客に伝わると楽観的に考えることも少なくありません。しかし、情報が溢れる現代社会では、どれだけ独自性のある、魅力的なメッセージを発信できるかが、工務店のブランディングや成長の鍵となっています。

さらに、中小規模の工務店特有の課題として、限られた予算の中での経営が求められる現状があります。大手企業のように広告や宣伝に多額の費用を投じることは難しく、その結果、効果的なPR活動が疎かにされ、競合他社との差別化が難しくなってしまいます。

解決策としてのPRの真の力

PRは、広告とは異なり、大きな予算をかけずとも大きな効果を生む可能性があります。特に、SNSやブログ、ウェブサイトなどのデジタルツールを活用すれば、低コストで高いリーチを実現することができるのです。しかし、そのためには、PRの戦略や方法を正しく理解し、継続的に実践することが求められます。

現代の工務店には、自社の強みや特色をしっかりとアピールし、顧客にその価値を伝えるための戦略を練ることが不可欠です。そのためには、効果的なPR戦略を立てることが推奨されます。


工務店は、PRの重要性を再認識し、その力を最大限に活用することが求められます。良い家づくりや住宅があるだけでは十分ではないのです。それを適切に伝え、顧客の心をつかむための戦略が必要です。今こそ、PRの力を取り入れ、次のステップへと進むべき時です。この機会に、PRの真の価値を理解し、実践に移してみてはいかがでしょうか。

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