これからの注文住宅には工務店もセンスが必要な理由

「センスがいい、センスがわるい。」

なんて言葉をよく耳にしたり、口にしたりしますよね。ファッションしかり、スポーツしかり、デザインしかり・・・

センスとは、感覚的なもので、人それぞれの内面にある感じ方、理解の仕方、あるいは表現の仕方に現れるものです。センスには、以下のような意味があります。

  • 感覚、感覚機能、感じ、気持ち
  • 感性、センス
  • 分別、良識、思慮
  • 意味、意義
  • 感じる、感じ取る、察する、嗅ぎつける、理解する
  • (機械などが)感知する

また、センスは、物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き、感覚、また、それが具体的に表現されたものを指すこともあります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Sense
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9/
https://kotobank.jp/word/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9-550321
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9
https://ejje.weblio.jp/content/sense
https://www.ei-navi.jp/dictionary/content/sense/

センスって、どの分野においても必要とされていますし、センスがいいと、チカラがつきやすいですから、全体的にいい方向に持っていきやすいですよね。

暮らしのセンスなんて、まさにそうです。暮らしのセンスがいい人は、上手い暮らし方をしています。

でも、「センスのよさ」って、いったい何なのか?が、わかりにくいのですが、その辺りを朝日新聞出版から、興味深い本が出ています。

目次

センスは知識からはじまる

2014/4/18 水野 学 (著)
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著者は、NTTドコモ「iD」や「くまモン」などを手がけたクリエイティブディレクターの方です。

この本の中で、


「センス」は、誰にでも、いくらでも身につけられる。

そのために重要なのは、「知識を蓄えること」。

「センス」とは、数値化できない事象を最適化すること。

センスは知識からはじまる

と述べています。

”数値化できない事象の最適化”・・・難しいですね。

ただ、断熱性能がいいからといって、耐震性能がいいからといって、いい暮らしができるとは、限らないですし、3000万円の家に住んでいる人は、1500万円の家に住んでいる人の、2倍幸せなのかと言えば、決してそうではないですよね。

暮らしのセンスがある人は、たとえ、小さな家でも豊かに暮らしています。施主に、暮らしのセンスを身に付けてもらうためにも、つくり手側にも、住宅センスが求められてきますね。

これからの注文住宅には工務店もセンスが必要な理由

近年、住宅市場はますます多様化しており、消費者のニーズも高まっています。単に機能的な側面だけでなく、デザインや快適性、持続可能性など、多岐にわたる要素が求められています。このような状況下で、工務店が成功するためには、単なる技術力だけではなく「センス」が求められるのです。

デザインのセンス: お客様のライフスタイルや価値観に合ったデザインを提案する能力は、工務店としての差別化を生み出します。トレンドを取り入れつつ、時代に流されない普遍的な美しさを追求するセンスが必要です。

暮らしのセンス: 住宅は単なる建物ではなく、人々の暮らしの舞台です。暮らしの質を高めるための工夫や、使い勝手の良さを追求するセンスが求められます。

持続可能性のセンス: 環境への配慮やエネルギー効率の高い住宅の提供は、現代社会において重要なテーマです。未来の世代にも配慮した住宅づくりのセンスが必要とされます。

コミュニケーションのセンス: お客様とのコミュニケーションにおいても、センスが求められます。お客様の要望を正確に把握し、信頼関係を築くためのコミュニケーション能力が不可欠です。

経済的なセンス: 予算内で最高の価値を提供するためのセンスも重要です。コストパフォーマンスを最大化し、お客様に満足してもらうための経済的な判断が求められます。

結論として、これからの注文住宅市場において、工務店が成功するためには、多岐にわたる「センス」が必要です。技術力だけでなく、デザイン、暮らし、持続可能性、コミュニケーション、経済性など、全方位的な視点からのセンスが求められる時代となっています。工務店経営者の方々にとって、これらのセンスを磨くことは、今後の成長と競争力向上の鍵となるでしょう。

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