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工務店に求められる譲れない条件!?「安・信・楽・近(アン・シン・ラク・チカ)」
2010年に電通が、全国 23 歳~49 歳の 独身男女を対象に『「イマドキ独身女子の結婚観と恋愛の実態」とは?』ということで、独身者の意識・実態調査を実施したデータがあります。(プレスリリースでPDFになっています。)
~第一弾、「イマドキ独身女子の結婚観と恋愛の実態」とは?~
電通総研は、「『婚活』時代」の著者でジャーナリストの白河桃子氏の監修のもと、全国 23 歳~49 歳の
~第一弾、「イマドキ独身女子の結婚観と恋愛の実態」とは?~
独身男女を対象に「電通『独身』意識調査」(1996 名対象/2010 年 2 月実施)と「電通『独身』実態調査」
(1145 名対象/2010 年 9 月実施)を実施しました。未婚率が上昇の一途をたどり、晩婚化・非婚化によって将来的に独身者が増加していくと予測されるなか、電通総研では、いまや「未婚」は一過性のライフステージではなく、ひとつのライフスタイルであると捉え分析を進めています。
このデータ、面白いですよ。対象者が2010年時の23歳~ですから、2016年の今だと30歳前後ですし、結婚をしてたとしたら、ちょうど家を建てる適齢期にもなっているわけです。だから、その時のデータって価値観を探る上で、結構参考になると思っています。
例えば、結婚の条件とか。結婚生活が一生もの、家も一生ものと思ってるわけですからね。
結婚の条件は「安・信・楽・近(アン・シン・ラク・チカ)」。
調査結果のトピックスとして、2010年時のイマドキ独身女子の結婚の条件は「安・信・楽・近(アン・シン・ラク・チカ)」とのこと。「信頼できる」「価値観が近い」「安心できる」「一緒にいてラク」ということを指す言葉です。これ、今だに使われてたりしますよ。
独身女子が結婚相手に求める条件として上位にあがったのは「信頼できる」「価値観が近い」「安 心できる」「一緒にいてラク」で、いずれも6割を超えた。かつて“三高”といわれた結婚3大条件 「年収が高い」(28 位)、「身長が高い」(33 位)、「学歴が高い」(45 位)はいずれも重要視されず、 むしろ大事なのは「仕事や収入が安定している」(8 位)ことであるという結果であった。
~第一弾、「イマドキ独身女子の結婚観と恋愛の実態」とは?~
結婚に譲れない条件 | 独身女子(%) n=757 | |
第1位 | 信頼できる | 68.0 |
第2位 | 価値観が近い | 64.1 |
第3位 | 安心できる | 61.4 |
第4位 | 一緒にいてラク | 60.1 |
第5位 | 性格がいい | 56.4 |
第6位 | 尊敬できる | 53.8 |
第7位 | 一緒にいて楽しい | 52.0 |
第8位 | 仕事や収入が安定している | 51.0 |
第9位 | 自分を認めてくれる | 49.0 |
第10位 | 健康である | 44.4 |
この上位ランキング10位を「家づくり」に置き換えたら・・・
この「結婚に譲れない条件」の上位ランキングって、メンタル面といいますか、感覚的な判断が多いので、家づくりの判断基準にも共通してそうです。
- 信頼できる
- 価値観が近い ⇒ 担当者と話が噛み合う
- 安心できる ⇒ 安心して任せられる
- 一緒にいてラク ⇒ 打ち合わせが楽
- 性格がいい ⇒ 担当者の性格
- 尊敬できる ⇒ 会社や代表者、担当者など
- 一緒にいて楽しい ⇒ 家づくりが楽しい
- 仕事や収入が安定している ⇒ 会社として潰れなさそう、担当者が辞めなさそう
- 自分を認めてくれる ⇒ 話を聞いてくれて、わかってくれる
- 健康である ⇒ 自然素材など
この辺って、きっと当たり前の基準になりやすいですよね。人は大人になると、よほどのことがない限り、価値観は変わらないですから。
「安心、信頼、ラク、価値観が近い」これからの世代には、外せないキーワードですね。
これらの条件に合う工務店になるためには?
電通の調査から得られる「イマドキ独身女子の結婚観」を家づくりの文脈に応用することで、顧客の深層心理を理解し、それに応えるための具体的な戦略を立てることができます。結婚における「安・信・楽・近(アン・シン・ラク・チカ)」の基準は、家づくりにおいても同じく重要です。
信頼の構築に向けた取り組み
顧客が最も重視するのは「信頼できる」という点です。これを実現するためには、まず透明性の高いコミュニケーションが必要です。工程の説明、コストの内訳、使用する材料について詳細に説明し、顧客が不安を感じる余地をなくします。また、約束したスケジュールや品質を守ることで、信頼を築くことができます。さらに、過去の成功事例や顧客の声を積極的に紹介することで、新規顧客に対しても信頼感を与えることができます。
価値観の共有と深い理解
「価値観が近い」という点は、顧客との関係構築において非常に重要です。顧客のニーズやライフスタイルを深く理解し、それに合った提案をすることが求められます。例えば、環境に配慮した家づくりを望む顧客には、エコフレンドリーな材料やエネルギー効率の高い設計を提案することができます。また、顧客の夢や希望を形にすることで、価値観を共有し、長期的な関係を築くことができます。
安心感の提供のための施策
「安心できる」という要素は、特に家づくりにおいて重要です。これを実現するためには、安全な建材の使用、確かな施工技術、そしてアフターサービスの充実が必要です。例えば、耐震性や耐久性に優れた材料の使用、定期的なメンテナンスサービスの提供などが考えられます。また、万が一のトラブルに対する迅速かつ適切な対応も、顧客に安心感を与える重要な要素です。
打ち合わせの快適性の確保
「一緒にいてラク」という点は、打ち合わせのプロセスにおいて重要です。顧客がストレスなく意見を伝えられる環境を整えることが求められます。例えば、リラックスできる打ち合わせの場を設ける、柔軟に対応する姿勢を見せるなどが挙げられます。顧客の意見を尊重し、共に家づくりを楽しむ姿勢が重要です。
安定した経営基盤の維持
「仕事や収入が安定している」という点は、工務店の経営健全性を指します。安定した経営を続けることで、顧客は長期的な関係を築く上での安心感を得ることができます。また、経営の透明性を高めることも、信頼構築に寄与します。例えば、経営状況を定期的に公開する、財務状況の透明性を保つなどが挙げられます。
これらの要素を踏まえ、工務店は顧客のニーズに応えるための戦略を練る必要があります。顧客との信頼関係を築き、価値観を共有し、安心感を提供することで、成功への道を切り開くことができるでしょう。これらの取り組みを通じて、顧客から選ばれる工務店へと成長していくことが期待されます。