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工務店は良い悪いの判断に加え、 好き嫌いや合う合わないで選ばれる
昔、経済情報の収集のためにNewsPicksをよく使ってたのですが、一つの記事で書かれたことに対して、色々なコメントが飛び交ってるんですよね。皆同じ方向性のコメントでもないし、同じ視点でもありません。一つの出来事に対して、いろいろな考え方があるってことが、よくわかります。
いろいろな考え方がある。=賛否両論が現れる。
いろいろな考え方がある。=賛否両論が現れる。
ってことです。
例えば、私自身は、施主の方を向かず、ただ売れればいいというような工務店や住宅会社は、早々に潰ればいいと思っています。また、契約優先で、自分の歩合や手取りばかりを考えているような、営業マンは辞めた方がいいとも思っています。
こんなことを言うと、「キレイごとを抜かすな」という声も出てきます。でも、施主の方を向いて、営業マンいなくても、上手くいっているところが増えてきているんですよね。
家づくりもそうだと思うのですが、住まい手にもいろいろな考え方があり、価値観が多様化してきて、良い悪いの判断に加え、好き嫌い、合う合わないという選択肢が増えています。
価値観が多様化する時代、好き嫌い、合う合わないは、はっきりさせた方がいいんですよ。皆に合わせようとすると、魅力に欠け、つまらなくなります。
なので、合わない人や嫌いな人には、静かに離れてもらって、合う人、好きな人が寄ってくる場を作る必要があるんです。
例えば、日本で新設住宅着工戸数が一番少ないのは、鳥取県と言われていますが、年間で約2000棟ほどです。ですが、そのたった1%獲得するだけでも、年間約20棟になります。他の地域なら、同じ1%でももっと多くなります。
もちろん、合う人、好きな人が寄ってくる場は、家というモノだけでは成立しないですよ。
良い悪いの判断に加え、 好き嫌いや合う合わないで選ばれることに、工務店はどう向き合えばいいか?
現代の消費者は、単に「良い家」を求めるだけではありません。彼らは自分たちの価値観やライフスタイル、趣味や生活習慣に合った家を求めています。このような多様なニーズに応えるため、工務店としての独自性と顧客への深い理解が求められます。
1. 顧客の声をしっかりと聴く
顧客の声をしっかりと聴くことは、成功する工務店の基本です。アンケートやヒアリングを通じて、顧客の本音や希望を引き出すことが大切です。また、現地での打ち合わせやワークショップを開催し、直接顧客とコミュニケーションを取ることで、より深い理解を得ることができます。これにより、顧客のライフスタイルや価値観を反映した家づくりの提案が可能となります。
2. 独自の価値を持つ家づくりを
他の工務店との差別化を図るためには、独自の価値を持つ家づくりが不可欠です。例えば、エコロジーを重視した家、地域の伝統的な技法や素材を取り入れた家、あるいは最新のスマートホーム技術を導入した家など、特定のテーマやコンセプトを持った家づくりを提案することで、特定の顧客層を引きつけることができます。また、これにより、工務店のブランドイメージや独自性を強化することも可能となります。
3. アフターフォローの充実
家を建てた後のアフターフォローは、工務店の信頼性を高める上で非常に重要です。定期的なメンテナンスや、住まいの使い心地に関するアドバイス、さらにはリフォームやリノベーションの提案など、顧客の生活を長期的にサポートする姿勢が求められます。これにより、顧客との長期的な関係を築き、リピートや口コミを増やすことができます。
4. 地域との連携を深める
地域との連携は、工務店の独自性を高める上で大切な要素です。地域の職人や素材を活用することで、地域性を生かした家づくりが可能となります。また、地域のイベントや活動に参加し、地域住民との交流を深めることで、地域に根ざした信頼関係を築くことができます。
工務店が成功するためには、顧客の多様なニーズに応える柔軟性と、独自の価値を提供することが必要です。そして、それを実現するためには、顧客との深いコミュニケーションや地域との連携を深めることが鍵となります。