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工務店経営の新しい視点:仕事論、経済学の教科書
年末年始のお休みに読んでほしい、オススメしたいマンガを紹介します。
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝
概要
龍山高校で英語教師をしていた井野真々子は、教師としての成果を挙げながらも教師でいることに飽きてしまい、転職を決意する。そんな時、桜木が主催するビジネスセミナーの会場で、桜木に”転職代理人”・海老沢康生を紹介される。「人の価値は相場で決まる」「30過ぎたら利息で暮らせ」などの海老沢や桜木のアドバイスを受け、教師を続ける事を決意しかかっていた井野だったが、海老沢の勧めで海老沢が所属している転職サポート会社・ライフパートナーに転職する。井野は海老沢直属の部下となり、海老沢や桜木が極秘裏に進める「日本支配計画」に巻き込まれながらも、キャリアパートナーとして日々奮闘していくことになる。
wikipedia
ビジネスのあらゆる実態が見えてくるビジネスマンの教科書
2007年から2010年まで連載され、全14巻。前作『ドラゴン桜』のストーリーを継承する形で話が続きます。『エンゼルバンク』は転職をテーマにした漫画なのですが、ビジネスのあらゆる実態が見えてくるとストーリーとなっているので、会社員・従業員には役立つマンガになっています。
著者の三田紀房さんのサイトでも、
本作はビジネスマンの教科書と言っても過言ではない。
「世の中の逆を衝け!」今あなたに必要な言葉が『エンゼルバンク』にある!
と紹介されているように、転職がテーマですが、決して必ず転職を進めている内容ではなく、ビジネスの様々な側面を知ることが出来る深いお話です。また「働く」ことを考えさせてくれるキッカケやヒントがもらえますよ。
だからこそ、会社員・従業員だけでなく、経営者にとっても、ためになる良いセリフが散りばめられています。
本書内で気になった言葉
- 人はいつも決めてから悩む。
- 自己啓発で「へぇ」はダメ。「そうそう」は自分で考えているからOK
- 説得力は「喩え話」と「責任を負う覚悟」
- 誰かが何かを強調している時、その反対が本当は現実
- 情報はすべての人がその意味を理解できたら、情報としての価値を失う。
- 知らない時が一番のチャンス。無知を恐れずに挑戦した奴が成功する。
- 知ってるだけで勝負をすると、すごく狭いところで、ずっと勝負することになる。
- 知っていると思うと、新しいビジネスは生み出せない。
- 人は自分の事以外わからない。想像力には限界があり、実はすぐくちいさなもの。
- 人は本気で困らないと、解決のために努力できない。
- 仕組みを理解して、重要なところを支配した人が、一番お金も稼ぐことができる。
- ”優秀”なんて抽象的な言葉は大雑すぎて、何も言っていないのと同じこと。
- 人は人に教える時、人を育てるときに成長する
- 社員を化けさせるには、失敗をさせればいい
- 千回のアドバイスより、一回の失敗
- 化けられない奴は、失敗を自分の失敗だと受け止められない。失敗を認めず責任逃れをする。
- いい人ぶって「失敗してもいいよフォローしてあげるから」なんて言われたら、失敗した後本気で焦らない。
- いい上司っていうのは、緊張感を与えて「これをやれ」とだけ命じられる人。部下の失敗を覚悟してる
- 部下を一度谷底に突き落とすのが理想の上司
- 人事部の仕事は失敗してもいい雰囲気を社内に作ること
- 谷底から這い上がってきたら、崖の上に花畑を用意してあげる
- リーダーは、社内で当事者意識を持っている人
- 当事者意識は育てられないけど、客観性なら育てられる。
- 強いものが勝ち残る。社会はそうでないといけない。
- 色々な種類の競争があるのに、一種類しかないと思い、自分が何に参加しているかわからないから負ける。
- 保護されるほど、弱くなっていく。
- 無制限に弾を持っているつもりかもしれないけど、10発しかないつもりで狙撃しないと成功しない
- 説明が上手い人は比喩が得意
- 合戦の時、大将が一番やってはいけないことは、どんな局面でも城を空にしてはいけない。
- 自分の仮設を否定する悪い情報を集めて改善する人になる
- 経営に必要な能力は、人の能力を見極めて、適度な仕事を任せること
- 人は命令では動かない!感情で行動する生き物だから!
- モノが大量にあっても1種類しかないと選べない。大切なのは量じゃなくて種類です。たくさんの種類の中から自由に選べる社会が「豊かな」社会です。
- 理想は時と場合によって変わるということを理解する
などなど、順不同で気になった言葉を取り上げましたが、これら以外にもまだまだあります。
マンガなので気軽に読みながら、働くことの本質について学べるので、今の働き方に疑問を感じている方は、ぜひ読んでみてほしいです。