工務店が提案する「ライフスタイルの豊かさ」は、経営者や社員自らが体現しておいた方がいい理由

住宅には関係のない話ですが、オーストラリアにあるエアーズロックが、2019年から登山できなくなりました。

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有給も代休も存在しないブラックさの中で行ったオーストラリア

2012年だったか、オーストラリアに行った際、エアーズロックにも行ってきたのですが、時期が11月でその日は気温が高くて、登山禁止命令が出てしまい、断念せざるをえなかったんですよ・・・

工務店が提案する「ライフスタイルの豊かさ」は、経営者や社員自らが体現しておいた方がいい理由

2012年当時はまだ会社員だったため、お盆でも正月休みでもない時期に、1週間休みを取ることが大変でした。周りからのイヤミとか。ただ、ずっと「行ってみたい」という気持ちがあったのと、その時ちょうど親族がオーストラリアに住んでいたので、「この機会だ」というタイミングだったんですよね。

ただ、半年前に予約し、「この期間は休む」と宣言していても、何故か仕事がふってくる・・・なので、オーストラリアにいながら、ちょっとだけ仕事をしていたという始末。有給も代休も存在しないブラックさにヘドがでます。

家族が幸せになる暮らしを提供しておきながら、自分が幸せでない!?

先日、ブライダル系で働いていた人の話を聞く機会がありましたが、ブライダル業界もかなりのブラックですね(笑)家族が幸せになる暮らしを提供しておきながら、自分が幸せでないというお粗末さでした・・・

住宅業界も似ていて、働いていて不思議だったのが「働き方」です。最近は少なくなりましたけど、GWやお盆、正月などの一般の方の休日に、働いているのは異常です(笑)通常時の土日に働くのはわかりますが、GWやお盆、正月などを交代制で出勤しているのには、「意味があるのか?」と思ってしまいます。

ただ、そんなこと書いてる自分は、会社員時代は、正月2日からすすんで働いていたというブラック社員でした(笑)(1日は会社が入ってるビルが休みのため、やむなく2日から・・・)

ただね、、、住宅業界で働いている営業系の人も、GWやお盆や正月に休みたい人は多いでしょうし、自分が幸せでないのに、他人の幸せを願い、提案できるほど、心は深くないはず。そんな仏の心を持つお方はいないでしょう。

労働時間が多いと、知的好奇心は低くなる

労働時間と知的好奇心は関係しているみたいで、労働時間が多いと、知的好奇心は低くなるようです。休むことで大事ですね。

うーん,長時間労働は知的好奇心を枯らす,ということでしょうか。あまりの長時間労働だと,新しいことへの興味,未知のことを吸収しようという意欲も萎える。十分,あり得ることです。

工務店が提案する「ライフスタイルの豊かさ」は、経営者や社員自らが体現しておいた方がいい理由
労働時間と知的好奇心

工務店に多い「心と体のバランス」のズレ

住宅の場合、機能・性能などの建材や、意匠デザインなどのスキルとは別に、提案者(担当者)の「人間力」みたいな部分も影響してきます。アスリートで言うなら、試合でパフォーマンスを発揮するためのメンタルに近いかもしれません!?

例えば、

  • 子育てをしたこともないオジサンが、これから家族を築こうとしている若い世代に「子どもの・・・」なんて提案しても、響かないでしょう。(本人は子育てしたと思い込んでいるオジサンも多いですが(笑))
  • 家庭が上手くいかず離婚して、その後独身の人に、これから家を建てる家族のライフスタイルを提案してほしいとは思わないでしょう。
  • 独身者でも恋人ができれば、理想の家族像を夢見たりして、提案内容にも影響してくるでしょう。
  • 恋愛に限らず、心にゆとりができれば、変化を受け止められる寛大さが出てくるでしょう。

などなど、そんな心と体のバランスのズレをずっと感じています。

ワークライフバランスには興味ないけど、ライフスタイル系の仕事って、遊びも仕事も楽しんでる人の方が魅力的になりやすいと思いますよ。

もし、夢中になれない仕事なら、夢中になれる仕事を複数つくったり探せばいいと思う。それが無理なら、雇われてる気持ちを忘れず、稼ぐための手段と割り切って勤めればいいとも思う。ベーシックインカムなどが設けられ、「生活の安定」と「生きるためのやりがい」が、分けられるといいんですけどね。

工務店が提案するライフスタイルの豊かさは、自らが体現することから始まる

経験が生み出す信頼性の高い提案

お客様に提供する家は、単なる居住空間ではありません。そこには、家族の喜びや悲しみ、日々の暮らし、成長の記録が刻まれていきます。提案者である私たちが、自分の経験から得た知識や感動をお客様に伝えることで、提案に深みと説得力が増します。自分が実際に経験し、感じたことのあるライフスタイルでなければ、お客様の心に響く提案は難しいのです。

ワークライフバランスが育む創造性

経営者としての重責から、仕事に集中することは大切ですが、それによってプライベートが犠牲になってはいけません。長時間労働が続けば、新しいアイデアを生み出す創造力や、柔軟な思考が鈍る恐れがあります。私たちの提案には、創造性が必要です。それを育むためには、仕事だけでなく、趣味や家族との時間を大切にすることで、心にゆとりを持ち、創造的なアイデアを生み出す土壌を作ることが大切です。

自分の幸せが顧客満足に繋がる

幸せなライフスタイルを送っている人は、その幸せが自然と周囲に伝わります。逆に、自分が幸せでなければ、その不満やストレスが仕事の質に影響を及ぼすこともあります。お客様に幸せな家庭生活を提案する以上、提案者自身が幸せでなければ、提案は心に響きません。自分自身が感じる幸福感が、お客様に対する提案の質を高め、顧客満足に直結するのです。

信頼される提案者であるためには

経営者として、また一人の人間として、自分自身のライフスタイルを豊かにすることは、ビジネスの成功にも繋がります。信頼される提案者であるためには、自分が提案するライフスタイルを実践し、その価値を理解していることが不可欠です。それが、お客様からの信頼を勝ち取り、長期的な関係を築くための基盤になります。

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