- もし、あなたの工務店がホームページから集客や受注を増やしたいのなら・・・
- もし、あなたの工務店が自社のブランドを確立したいのなら・・・
- もし、あなたの工務店が今よりも1棟あたりの利益を増やしたいのなら・・・
若年者も住宅性能で特に重視することは「耐震性」
パナソニックホームズ(株)が、2023 年 3 月から 4 月にかけ、住宅購入検討層や将来的な購入検討層を対象に、「住まいに対する意向調査」を行っています。
パナソニック ホームズ株式会社は、2023 年 3 月から 4 月にかけ、若年者(Z 世代※1
2023 年 「住まいに対する意向調査」を実施
)を含む住宅購入検討層や将来的な購入検討層を対象に、「住まいに対する意向調査」を実施しました※2
。
結果、購入検討層が強く求めているのは、「安全な住まい」、「快適な住まい」、「長く住める」で、
周辺環境や間取り、設備、意匠などの項目より重視していることが分かりました。とりわけ、
「住宅性能」で特に重視することについては、耐震性を求める回答が 67%あり最も多く、1923 年の
関東大震災から 100 年となる 2023 年において、近年頻発する大地震への備えを最も重要視
している意識が伺えます。
住宅性能では、「耐震性」を求める声が最多で、67%います。震災を経て、それ以降も、多くの人にとって「耐震性」が重要なキーワードになっているようです。
メディアではひとくくりにされている耐震性
耐震については、ちょっとした疑問があります。
大地震が起きると、住家全壊●●棟、住家半壊●●棟、住家一部損壊●●棟という表現を耳にするのですが、ただ、どの時期に建てられた住宅なのかがわからないんですよね。81年より前に建てられているのか、2000年以降に建てられているのか、想像で古い住宅なんだろうと思っていますが・・・
建築基準法の歴史をみても、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)による建築基準法改正では、建築物の構造耐力上の安全確保に係る措置として
- 土台の締結方法
- 筋交い及び構造耐力上主要な部分である継手又は仕口の緊結方法
- 防蟻処理
- 軽量形鋼の厚さの規定
- 冷間成形角形鋼管の品質
- 溶接部の品質確保
- 主筋と帯筋との緊結(令第77条関係)
- 鉄筋のガス圧接継手(令第73条関係)
- コンクリート工事の適正化
- 層間変形角(令第82条の2関係)
- 地震力に対する基礎の設計
などが加えられ、さらには、2000年の建築基準法改正では、
- 地耐力に応じて基礎を特定。地盤調査が事実上義務化に。(施行令38条)
- 構造材とその場所に応じて継手・仕口の仕様を特定。(施行令第47条 告示1460号)
- 耐力壁の配置にバランス計算が必要となる。(簡易計算、もしくは偏心率計算(施行令第46条 告示1352号))
が加えられています。
この建築基準法改正された2000年以降に建てられた新築で、大地震によって全壊、半壊、一部損壊を受けた住宅がどのくらいあるのか知りたいですね・・・また耐震等級別でも知りたいですね。
芸予地震、三陸南地震、新潟県中越地震、新潟県中越沖地震、東日本大震災、長野県北部地震、2000年以降でもこれだけ大地震が起きています。
現在の建築基準法で建てられた住宅は、大地震でどこまで耐えているのか?
亡くなっている方もいるため、不謹慎かもしれませんが、こういった実例データはもっと住宅業界内に公開したほうがいいと思うのですが・・・
大金使った実験もいいですが、実例データから学ぶことは多いのでは?
誰かそのようなデータを調べていませんかね?