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家づくりにも取り入れたい「バウリニューアル」という考え方
「バウリニューアル(Vow Renewal)」をご存知でしょうか?
「バウ」は「誓い」という意味で、人生を共に歩んできた夫婦が再び愛を誓い合うセレモニーということで、バウリニューアルと呼び、ウェディング業界が、結婚5年目、10年目など節目を迎えた夫婦が行ったり、歳を重ねた夫婦が子や孫たちからバウリニューアルをプレゼントされたりするそうです。
バウリニューアルのセレモニーは牧師立会いの下、応える言葉は「Yes, I do.」ではなく「Yes, again.」。つまり、「これからも愛する」と改めて誓うわけです。
ちょっと照れるかもしれませんが、とてもステキな習慣ですよね。セレモニーをきっかけに、再び愛を誓い合えば、その喜びが増えることは間違いありませんよね。
住まいに対しても、「バウリニューアル」があってもいいのでは?
あれこれ一生懸命考えて、建てた家ですし、住まい出してからも、必ずあれこれあるはずです。
住み始めてから、5年目10年目などの節目に、もう一度、「暮らしのこと・家のこと」を考えてみる。そんなキッカケをつくれるといいですよね。
イベントがどうこうというよりも、こういったことに、作り手側も向き合えることができる関係性を築けるか、というところもポイントだと感じています。売りっぱなしの営業マンには、まず無理ですから(笑)地域密着タイプの戦略を取るなら、ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)を向上させる。(「顧客は、満足度が高まり自社のファンになると、生涯にわたって自社に大きな利益をもたらしてくれる」という考え方)ことは、外せませんね。
工務店で実現可能なバウリニューアルとは?
バウリニューアルの概念を家づくりに取り入れるというアイデアは、工務店経営者にとって非常に興味深いものでしょう。この考え方は、単に建物を提供するだけでなく、顧客との長期的な関係を築くための新しい戦略として採用することができます。では、具体的にどのように実現することができるのでしょうか?
1. 節目のセレモニーの提案
住み始めてからの5年目、10年目などの節目に、顧客に対して「家の誓いの更新」のセレモニーを提案することができます。これにより、顧客は自分たちの住まいに対する感謝と愛着を再確認し、新しい目標や願いを立てる機会を持つことができます。
2. 定期的なメンテナンスとリフォームの提供
バウリニューアルの精神に基づいて、工務店は定期的なメンテナンスやリフォームのサービスを提供することができます。これにより、家が常に最高の状態であることを保証し、顧客の満足度を高めることができます。
3. コミュニティの形成
地域密着型の戦略を採用する工務店は、顧客同士のコミュニティを形成することも考えられます。共通の価値観を共有する人々が集まることで、より強いつながりと信頼関係が築かれるでしょう。
4. ライフタイムバリューの追求
バウリニューアルの考え方を採用することで、顧客生涯価値を向上させる戦略を強化することができます。顧客が自社のファンになれば、長期にわたって利益をもたらす可能性が高まります。
5. 教育とサポート
住まいの価値と意味を深く理解してもらうための教育やサポートも重要な要素です。工務店がこの役割を果たすことで、顧客との信頼関係を深化させることができます。
まとめ
バウリニューアルの考え方を家づくりに取り入れることは、単なる商取引を超えた深い関係性の構築につながります。工務店経営者として、この新しいアプローチを採用することで、顧客との信頼関係を強化し、ビジネスの持続的な成長を促進することができるでしょう。売りっぱなしの営業戦略ではなく、顧客と共に成長し続けるパートナーシップの形成が、今後の成功への鍵となるかもしれません。