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工務店は友達がつくれる注文住宅を提案できるか?
「自分らしく暮らす」などの言葉が、住宅業界内にも少しずつ増えてきています。
「自分らしく」が最優先でない理由
「自分らしく暮らしたくない」人なんでいないでしょうから、けっして悪い言葉ではないのですが、大半の人は、「悩み」「願望」「ジレンマ」「欲求」などが複雑に組み合わさって持っていたりします。さらに、優先順位もあるので、「自分らしく暮らしたい」と思う人はいるけども、その前に、
- 「このお店、美味しそうだから今度食べに行きたい。」
- 「もうすぐ連休だし、家族で旅行に行きたいな。」
- 「もう少し、給料上がらないかな。」
- 「花粉症なんとかならないかな。」
という、「差し迫ったニーズ」や「深刻な悩み」などといったものがあるのです。
「自分らしく暮らしたい」願望は、誰もが持っているものですが、他のニーズや悩みのほうが、重要でで差し迫っているため、優先してしまうのです。
ならば、そのニーズや悩みを解決できる住宅を提案すればいいわけです。
ニーズや悩みを解決できる住宅を提案する
そのニーズや悩みの一つに、「友達がほしい」があります。
大人になってからの交友関係って、会社の関係、家族の都合などの理由もあり、意外と新しい友達ができにくいみたいですね。その辺り、マイナビが2014年4月15日~17日に500人を対象としたアンケート結果を公開しています。
Q. 仕事関係以外の人で、社会人になってからできた友達はいますか?
はい………39.0%
大人になったら友達ができにくい?イマドキの社会人のトモダチ事情(マイナビ)
いいえ……61.0%
さらに、同じ価値観を持った友達ということであれば、なおさら数は少ないでしょう。
工務店は、同じ暮らしの価値観を持った友達をつくる場を提供できるか?
「同じ暮らしの価値観」ということは、好みのインテリアや、子育ての価値観も近かったりします。こういった価値観が同じというのは、たとえ学生時代からの友人であっても、そうでなかったりすることもあります。
その、同じ暮らし価値観を持った集める場として適しているのが、「住宅」です。そして必要なのは「暮らしの価値観」による絞り込みと、コミュニティですね。
- どんな家族に集まってもらいたいか?
- 今、ひいきにしている施主に、どんな人を紹介したいか?
こういった視点で絞り込むと、同じ暮らしの価値観を持った方が集まりやすくなりますよ。
工務店が友達がつくれる注文住宅を提案するために必要なこととは?
1. 顧客のニーズと価値観の理解
友達がつくれる住宅を提案するためには、顧客のニーズと価値観の深い理解が必須です。これには、顧客との密接なコミュニケーションが求められます。アンケートやインタビューを通じて、顧客のライフスタイル、趣味、価値観、友人との交流の仕方などを詳細に把握することが重要です。また、顧客の過去の住居経験や現在の住宅に対する不満点なども探ることで、より具体的な提案が可能になります。このプロセスは、顧客との信頼関係の構築にも寄与します。
2. コミュニティの形成
同じ価値観を持つ人々をつなげるためのコミュニティの形成は、このコンセプトの成功の鍵です。共通の興味や趣味を持つ人々が集まれる場所やイベントの提供は、新しい友達を作る機会を創出します。例えば、共同の趣味室やガーデニングスペース、定期的な交流イベントなどを計画することが考えられます。これらの施策は、住民同士の自然な交流を促進し、コミュニティの結束を強化します。
3. 住宅設計の工夫
友達がつくれる住宅の実現には、住宅設計における独創的な工夫が求められます。共有スペースの設計はもちろん、プライバシーとコミュニケーションのバランスを取る工夫が必要です。例えば、共有ラウンジやキッチンを設けることで、住民同士の自然な交流の場を提供します。また、個々の住戸のプライバシーを保ちつつ、開放感のある設計にすることで、親しみやすい住環境を創り出します。これらの工夫は、人々が自然に交流できる空間を生み出し、友達がつくれる住宅のコンセプトを具現化します。
4. 信頼と信用の構築
友達がつくれる住宅という新しいコンセプトを提案するためには、顧客からの信頼と信用の構築が不可欠です。これには、過去の実績の提示、口コミの活用、専門的な知識と経験のアピールなどが有効です。また、顧客との透明なコミュニケーション、細やかなサポート、高い品質の保証なども信頼の構築に寄与します。信頼されるブランドとしての地位を築くことで、この新しいコンセプトへの顧客の抵抗を減らし、成功へと導きます。
5. マーケティングとプロモーション
友達がつくれる住宅のコンセプトを広めるためには、効果的なマーケティングとプロモーションが欠かせません。ターゲット層に合った広告戦略を展開し、SNSやウェブサイトを活用した情報発信を行うことが重要です。また、オープンハウスや体験イベントなどを通じて、直接顧客にコンセプトを体感してもらう機会を提供することも効果的です。これらの取り組みによって、友達がつくれる住宅の魅力を多くの人々に伝え、興味を引きつけることができます。
まとめ
友達がつくれる注文住宅の提案は、単なる住宅販売以上の多岐にわたる取り組みが求められる挑戦です。顧客の深い理解から始まり、コミュニティの形成、住宅設計の工夫、信頼の構築、効果的なマーケティングといった多面的な努力が必要です。しかし、この取り組みによって、顧客にとって真に価値のある住まいを提供し、工務店としての差別化と顧客満足の向上を実現することができるでしょう。この新しい取り組みに、ぜひ積極的に挑戦してみてください。