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工務店が自分で名乗る「専門性、権威性、信頼性」はSEOでは評価されない!?
以前Googleが、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T 「エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)」が優れたコンテンツを特に重視すると表記したせいで、
日本でも海外でも、「E-E-A-T を付け足せば、E-E-A-Tスコアが上がって、検索順位が上がる!」と勘違いした人達が沢山いるようです。
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではない
以下でも取り上げたように、Googleのガイドラインを読めば、「E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではない」と書いているのにも関わらず・・・
Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。関連するコンテンツを特定した後、最も役に立つと判断されたコンテンツに高い優先順位を付けます。そのために、どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。
中でも、信頼性は最も重要なものです。その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。たとえば、Google のシステムでは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T が優れたコンテンツを特に重視します。
E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて
最後に書かれているように、
- E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではない
- E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効
なので、E-E-A-Tを付け足したからといって、検索順位が上がるわけではありません。
Google公式X(旧Twitter)に投稿されたE-E-A-Tについて
以下、Googleが公式にX(旧Twitter)に投稿したものを紹介します。翻訳はXの翻訳機能なので、微妙ですが、ニュアンスはわかると思います。
You're almost certainly going to see more clarification come to that page, as well, in the near future.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 2, 2024
We thought "While E-E-A-T itself isn't a specific ranking factor" was clear enough for the people who somehow believe we have an E-E-A-T "score." But some still have this…
近い将来、このページにもさらに詳しい説明が追加されることはほぼ確実です。 私たちは、「 E-E -AT 自体は特定のランキング要素ではありませんが」ということは、何らかの形で私たちがE-E -AT の「スコア」を持っていると信じている人々にとって十分明らかであると考えました。しかし、私たちが使用しているE-E -AT ランキング スコアがないにもかかわらず、この誤解を抱いている人もいます。何もありません。ランキングの俳優ではありません。 評価者は *コンセプト* を使用して *他の方法* でページを評価し、検索結果のパフォーマンスを *評価* できるようにします。 E-E -AT 「スコア」をページに割り当てません。彼らの評価はランキングに直接使用されません。 正直に言うと、自分のページの機能を「証明」する方法を見つけ出すために費やしている心配はありますがE-E -AT、私は彼らに、「誰かが検索から私のページに来たら、何に満足しているか」と自問することを心からお勧めします。コンテンツから体験まで、彼らは得られるものは何でしょうか?」
https://twitter.com/searchliaison/status/1753459253187088693
There is no E-E-A-T score. That also means there are no other ranking factors that somehow "roll up" into an E-E-A-T score because … there is no E-E-A-T score.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 5, 2024
E-E -AT スコアはありません。これは、 E-E -AT スコアがないため、何らかの形でE-E -AT スコアに「ロールアップ」する他のランキング要素がないことも意味します。
https://twitter.com/searchliaison/status/1754485145279561745
Honestly, I'm at a loss sometimes what else to say. We get asked things like:
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 5, 2024
Is EEAT a ranking signal?
And say "No, EEAT is not a ranking signal"
And people go "Well, what does ranking really mean. Maybe it's signals? They didn't say it's not signals!"
So do we have a signal…
正直に言うと、他に何を言えばいいのか迷ってしまうこともあります。次のような質問を受けます。 EEAT はランキングシグナルですか? そして「いいえ、EEATはランキングシグナルではありません」と言います。 そして人々は、「ランキングって実際どういう意味だろう?もしかしたらシグナルかもしれない?シグナルじゃないなんて言ってないよ!」と言います。 では、シグナル ページ エクスペリエンス シグナルは存在するでしょうか?いいえ。だから「単一の信号はありません」というページを作りました。 ああ、でも待って、複数の信号があるということですか?はい、私たちはこの質問を予想していました。そのため、同じページに「私たちのコアランキングシステムはさまざまなシグナルを調べます」と記載しました。 これは、「CWV は信号でしょうか。これを満たさなければ、私は運命にあるのでしょうか?」というようなことになります。同じページに「ただし、優れたページ エクスペリエンスにはコア ウェブ バイタル以上のものが含まれます。」と書かれているのはこのためです。 状況は変化するため、そのページにはランキング シグナルであるものとそうでないものはリストされていません。おそらく何かがかつてあったかもしれません。おそらくそれは変化しますが、ページエクスペリエンスを理解するために行う可能性のある他のことと一致します。私たちは人々をいくつかの有用なリソースやページエクスペリエンスに関する事柄に誘導しようとしていますが、最終的には–訪問者に素晴らしいエクスペリエンスを提供できると思うことは何でもしてください。
https://twitter.com/searchliaison/status/1754492064480288993
It's not a ranking factor. It's not a thing that's going to factor into other factors. Having an expert write things doesn't magically make you rank better, because 1) anyone could self declare someone to be an expert, and that means nothing and 2) we don't somehow try to check…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 7, 2024
それはランキング要素ではありません。他の要因を考慮する必要はありません。専門家に何かを書いてもらったからといって、魔法のようにランクが上がるわけではありません。なぜなら、1) 誰でも誰かを専門家であると自己宣言できますが、それは何の意味もありませんし、 2)私たちはどういうわけかチェックして「はい、それは専門家です」と言おうとはしません。専門家。”専門家が持っている専門知識は明らかなので、人々が好むコンテンツを専門家に書いてもらうのが良いでしょう。そして、人々があなたのコンテンツを気に入ったら、人々を第一に満足させるコンテンツに報酬を与えるために私たちが使用するまったく異なる実際のシングルが自然に並ぶことになります。
https://twitter.com/searchliaison/status/1755283334631231514
We'd like you to make satisfying content that people want. Something that if someone reads, they go, "fantastic!" That was amazing. Listing 100 different ranking factors honestly won't get you to that. Eventually, I'd really like to finally get a document out that explores all…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 7, 2024
人々が求める満足のいくコンテンツを作っていただきたいと思っています。誰かが読んだら「素晴らしい!」と思うもの。あれはすごかったですね。正直なところ、100 個の異なるランキング要素をリストアップしても、そこまで到達することはできません。最終的には、このすべてをさらに詳しく調査した文書を最終的に発表したいと思っています。しかし、それは「ソーシャルメディア上の人々に私が本物であることを証明する要素は何ですか?」と尋ねているようなものです。人々は、その人がどのように正確に撮影しているか、何を着ているかなど、特定のことをしているからといって、その人が本物であるとは考えません。彼らは、誰かが本物だと思います。なぜなら、彼らは本物だからです。
https://twitter.com/searchliaison/status/1755284932484829559
Googleのガイドラインは将来、さらに詳細な説明が追加される見込みのようですが、以上の投稿を要約すると、
- Googleは、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)を直接的に評価する点数をつけていないので、ウェブサイトの順位を決める際に、E-E-A-Tでランク付けすることはない。
- Googleの評価者はE-E-A-Tの考え方を使って、ウェブサイトがどれだけ役に立つかを別の方法で見ているが、これはサイトの順位に直接影響しない。
- E-E-A-Tには「点数」がないので、それに基づく他の順位を決める要因もない。
- Googleは、サイトがどれだけ使いやすいかを決めるためにいくつかの要因を見ていますが、それを決める1つの明確なシグナルはない。
- 良いウェブサイト体験には、速度などの基本的な要素以外にも色々なことが関係している。
- ウェブサイトが上位に表示されるための秘密の方法はない。専門家が書いた内容が自動的に上位になるわけではないし、Googleもそれを特別にチェックしているわけではない。
- ウェブサイト管理者は、読者が読んで「素晴らしい」と感じるような内容を目指すべき。
- 最終的には、たくさんの異なる要因がありますが、大切なのは読者にとって価値のある情報を提供すること。
ということです。
自分で名乗る「専門性、権威性、信頼性」はSEOでは評価されない!?
上記の投稿内容にも書かれていますが、
専門家に何かを書いてもらったからといって、魔法のようにランクが上がるわけではありません。なぜなら、1) 誰でも誰かを専門家であると自己宣言できますが、それは何の意味もありませんし、 2)私たちはどういうわけかチェックして「はい、それは専門家です」と言おうとはしません。
という風に、「専門性、権威性、信頼性」を自分で名乗ることはSEO対策においては、ほとんど意味ないでしょう。
カテゴリー名に「専門家」を付けても意味ない
以前、こんな相談がありました。
専門家に書いてもらった記事を、「●●の専門家」というカテゴリー名のところにいれたら、専門性は高まるのでは?
これ意味ないです。カテゴリー名に「専門家」と入っているから、Googleにとっての専門性が高まるわけではないので、検索結果に対しては意味はないです。そんなことはGoogleの公式にはないですし、それがまかり通るなら、皆そうしています。
また、専門性は著者ではなく、コンテンツに対して求められていることです。
専門性に関する質問
- コンテンツは、明確な情報源、掲載されている専門知識の証左、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(例: 著者のページへのリンク、サイトの概要ページ)を示すなど、掲載内容が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供していますか。
- コンテンツを制作しているサイトを誰かが調査したとしたら、対象トピックの権威としてサイトが信頼されている、または広く認知されているという印象を受けますか。
- このコンテンツは、確実にトピックを熟知している専門家または愛好家によって執筆され、レビューされていますか。
- コンテンツに明らかな事実誤認はありませんか。
つまり、専門性において、専門的知識は評価されるが、専門家と名乗ることは評価されないということでしょう。
それらを踏まえると、著者において、著者がその分野における専門家であることを示すには、著者のバイオグラフィ(実績や功績を記録したもの)、資格、経験などに加え、外部からの認知や信頼性、つまり、ネット上での露出度合いや、他の権威あるウェブサイトからのリンクや言及があるかどうかも必要でしょう。
つまり、自分が名乗るのではなく、周りから言われていることが大事なのです。