工務店経営者に必要な学びは、目的を持つこと

私自身、情報や刺激を求めて、さまざまな人々との会話、セミナー、勉強会、美術館や展覧会への訪問など、多様な経験を積んできました。その中で、最近は特に人の話をよく聞くようになりました。20歳前後の頃は、「面倒くさいなぁ・・・他にもやることもあるしなぁ・・・」とか、「本当にこの人から学ぶ価値があるのかな?」と思うことが多かったのですが、最近は不思議なことに、相手の話す内容や質に関係なく、必ず受け止めるようにしています。

なぜでしょうか?私が考えるに、これは自分の中で「学びたい」という意識を持つようになったからだと思います。そして、その学びたいという意識の最初の一歩は、「目的を持つ」ことだと感じています。

これは工務店経営者にとっても同じです。仕事だって、勉強だって、目的を持つことが大切です。しかし、「目的を持つ」って難しいですよね。個人で動くぶんには、目的はその人が好きに決めれば良いと思っています。でも、関わる人数が多くなる場合は、「目的の共有」が大事なんだと感じています。

例えば、芸人の有吉弘行さんが、どん底からの復帰をした頃、「番組のために」「一番に番組の事を考える」という言葉をよく使っていました。その結果、いまや引っ張りだこです。当時は毒舌キャラだったため、好き嫌いは分かれていただでしょうが、番組に必要な芸人だったわけです。

それと同じように、工務店経営者も「会社のために」「一番に会社の事を考える」という目的を持つことが大切です。その目的があるからこそ、日々の業務においても、新しい事業展開においても、必要な学びを得ることができます。

そして、その学びは、自分だけでなく、社員やパートナーと共有することで、会社全体の成長につながります。目的を共有することで、全員が同じ方向を向き、一緒に成長することができます。

「目的を持つ」ことは、ちょっとした意識の変化で、大きなステップアップをもたらします。それは、楽しくできるはずです。私たちは、学びを通じて、自分自身を成長させ、会社を成長させることができます。

今日から、「目的を持つ」ことを意識してみてください。そして、その目的を共有し、一緒に学び、一緒に成長していきましょう。

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