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家事ハラ家庭やブラック家庭は家を建てない方がいい!?その上で工務店ができることとは?
「家事ハラ」と言えば、少し前にヘーベルハウス共働き家族研究所のCMが盛んに流れて、話題となりましたが、言葉の誤用から、「家事は妻が行うという前提がおかしい」などの批判の声が寄せられ、物議を醸し出していました。
(現在、CM動画も削除されています・・・)
ヘーベルハウスの「妻の家事ハラ白書」
「男に甘い目線でつくられている」「典型的な逆差別だ」――。7月中旬、にわかに「家事ハラ」という言葉に世間の批判が集中した。発端は、旭化成ホームズが発表した「夫の約7割が『妻の家事ハラ』を経験!」というリリースと、これに伴うネット上のCMである。騒動は、「家事ハラ」に関する著書を持つ大学教授が、「本来の意味と違う使われ方をしている」と同社へ抗議を行う事態にまで発展した。「家事ハラ」に関する世間の認識を、広告制作側が読み間違えてしまった影響が大きいように思える。騒動の経緯を検証しながら、今の日本における「男女の家事・労働シェア」にはどんな課題があるのかを、考えてみよう。(取材・文/プレスラボ・小川たまか)
「妻の家事ハラ」広告はなぜ集中砲火を浴びたのか?世間が納得できない家事・労働シェアの空論と現実
CMの内容は、夫が家事をしていたら、妻が家事に対する何気ないダメ出しをし、そのやる気を削いでしまう、というような内容です。これが、家事ハラの元々の意味と異なり、「家事ハラ」という言葉の生みの親である竹信三恵子氏から抗議があった模様です。
家事ハラの元々の意味
家事ハラ(家事労働ハラスメント)という言葉を生み出したのは、竹信三恵子さん。
家事労働ハラスメントの本来の意味は、「家事労働の蔑視・無視・排除といった嫌がらせ」のようです。
旭化成としては、
「男女の家事シェアを促進する」という趣旨で、意欲はあるものの夫の家事がうまくできていない現状を、顕在化させる広告表現として‘家事に対する何気ないダメ出し’のことを「家事ハラ」とネーミングして使用しております。
一方で、和光大学教授竹信三恵子氏の著書で「家事ハラ」については既に用いられており、その内容の差異を掲出する目的でご紹介をしております。
旭化成ホームズ「共働き家族研究所」の入澤敦子さんは「家事ハラ発生率の高い食器洗い、洗濯物干しは、家事デビューの夫にとっては、妻のやり方(流儀)が数多く潜み、しかも見えづらい。雑さが歴然と妻の目にふれる象徴的な家事」と指摘している。
夫の約7割が妻の「家事ハラ」を経験!? 食器洗い「やり方違う」とダメだし
というお考えのようです。
余談:最近話題の「家事ハラ」は住宅メーカーの企み?
また、関連内容といいますか、このラジオ?も参考になります。
(こちらも削除されています・・・)
ちょっとありえないようなハラスメントにジャーナリストの青木理 氏が、「家事ハラ」は住
「家事ハラ」の終着駅は「ブラック家庭」?
上記のような夫婦間のやり取りの行き先が「ブラック家庭」にならなければいいですね。
ブラック企業ならぬ「ブラック家庭」が、最近、朝の情報番組で取り上げられたり、週刊誌で特集が組まれるなど、ちょっとした話題になっています。どういう家庭のことを言うのかというと、「理不尽な言動などで追い込んでくる家族がいる家庭」なのだそうです。
一見、夫(もしくは父親)のDVに苦しめられている家庭を想像してしまいますが、実は妻から夫への攻撃や、理不尽な要求が増えているのだそうです。例えば、「妻が夫に攻撃的な言動を続ける」「家事や育児を強要し、ダメ出しをする」「金銭を徹底的に管理し、夫にはわずかの小遣いしか渡さない」「毎日のスケジュールをすべて管理し、帰宅が早くても遅くても文句を言う」などです。
つまり主役は妻で、被害者は夫ということです。
増加中!「ブラック家庭」は愛情以外の打算の結果!?
う~ん、ヘーベルハウスが定義した「家事ハラ」の家族像、また「ブラック家庭」もですが、こういった家族は家を建てないほうがいいのではないでしょうか。とても心豊かな暮らしができるとは思えません・・・
「家事ハラ」の現状に対して工務店ができることとは?
「家事ハラ」や「ブラック家庭」と謳うのはさておき、これらの問題は、家庭内でのコミュニケーションや労働分担に関する課題を象徴しています。つまり、家庭が心地よい場所であるかどうか、または家庭内でのストレスが高まるかどうかに直結しています。工務店として、このような問題に対処するためには、以下のような独自のアプローチが考えられます。
1. 家事効率化のための設計提案
家事の負担を軽減するためには、家そのものの設計が非常に重要です。キッチンとリビングが近い設計にすることで、家事をしながらでも家族とコミュニケーションが取りやすくなります。さらに、収納スペースを工夫することで、家事用具や食材の出し入れがスムーズになるように計画することができます。これにより、家事の効率が上がり、家庭内でのストレスが減少する可能性が高まります。
2. 家事シェアリングを促進する家電・設備の提案
家事労働を分担しやすいように、最新の家電やスマートホームシステムを提案することができます。例えば、リモートで操作できる洗濯機や掃除機を導入することで、家事の負担を減らすことが可能です。また、音声操作が可能なスマートスピーカーを用いて、家事のスケジューリングやリマインダーを設定することも有用です。これにより、家事の負担が均等に分散され、家庭内でのコミュニケーションも改善されるでしょう。
3. 家庭内コミュニケーションスペースの設計
家庭内でのコミュニケーションを促進するためには、共有スペースをしっかりと設計することが重要です。ダイニングテーブルの位置やリビングのソファの配置など、家族が自然と集まるような空間を作ることで、コミュニケーションが活発になります。さらに、共有スペースには家族が一緒に過ごしやすいような照明や家具を選ぶことで、より居心地の良い空間を作ることができます。
その他、家事労働の分担や家庭内コミュニケーションについてのセミナーやワークショップを開催や、アフターケアとしてのフォローアップも考えられますが、ちょっと本業とはかけ離れてしまいます。
以上のようなアプローチを通じて、工務店としては家庭内での「家事ハラ」や「ブラック家庭」が生じにくい環境を作るサポートができるでしょう。これは、単に家を建てるだけでなく、その後の家庭生活にもポジティブな影響を与える家づくりの重要な要素の一つとなります。