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「暮らし」が理解できない工務店は、そもそも「暮らし」に触れていない
ライフスタイルプロデューサー村上萌さんが主宰するウェブマガジン「NEXT WEEKEND」。
次の週末に取り入れたい理想の生活を提案されているのですが、今月6月の特集が「いえのこと」でしたので、ちょっと取り上げてみました。
なんでもない日常を、自分らしく楽しく過ごすための提案
6月は「いえのこと」
いつのまにかドライになったフラワーリースがかかるドアに、サンダルとブーツがどちら
も並ぶ、季節感のない玄関…。
たまっていくばかりの“素敵なインテリア”本の中には「いつかやろう」と思っているアイディアがたくさん。6月は、そんな「家のこと」にとりかかる最高のチャンスです。夫 婦でバラバラだったマグカップの柄をそろえること。
小さな頃、お母さんと2人でキッチンに立って「私も、子供ができたら作ってあげよう」と思っていたプリンを作ること。冷蔵庫の棚卸しに梅酒作り、それから階段やベランダの ほうき掛け。
大それたことでなくても大丈夫。雨が降って予定がキャンセルになった時こそ、にやりと笑って #小仕事 を始めてみましょう。
私だけの小さな仕事が、心を豊かにしてくれます。
今月の記事内で取り上げられている叶えたいことのリストには、
- フルーツを上手に使って初夏のリースを作りたい
- 待つのが楽しい魔法の瓶がつくりたい
- 好きな色を素直に使いたい
- 見えない“おもてなし“も大事にしたい
ということを挙げられています。
村上さんが行っているのは、なんでもない日常を、自分らしく楽しく過ごすための提案です。
過去の記事を見ても、朝ごはんを楽しむ工夫や週末を楽しむ工夫なども特集されていますね。これらをマネできるのは、ごく少数の方たちだけかもしれませんが、センスがいいので、憧れる方は多そうですね。
ターゲット客の「暮らし」に触れているか?
好みや方向性はそれぞれありますが、確かに20代~30代の女性は、なんでもない日常を、自分らしく楽しく過ごす暮らしに魅力を感じている方は多くなってきています。こういった方たちは年齢歴にも、結婚していれば、これから家を建てようと思う世代です。
「暮らし」という言葉を使うことは簡単ですけど、本当に理解していますでしょうか?
理解するために一番いいのは、自分自身が体験することですが、それ以外ですと、そういった情報を取り入れることも必要ですし、そういった暮らし方に触れていくことも必要ですね。
やはり「暮らし」そのものに触れていかない限り、理解し、提案していくのは難しいですよ。
本からターゲット客の「暮らし」に触れてみる
例えば、以下に2つの本を紹介します。
収納デザインで美しい暮らしを実践!Casa BRUTUS No. 184「収納上手」
6月10日発売のCasa BRUTUSのNo. 184の特集は、収納です。
美しい収納で美しい暮らしを実践する。というのがひとつのキーワードになっていますね。
中身の一部がサイトから閲覧できますが、見せられる収納って感じがすごくいいですよ。
収納上手をテーマに、
- 収納とグリーン。
- 家具屋の収納スタイル。
- 無造作に美しい収納術。
- 料理家のキッチン収納。
- 美しき瓶使い。
- 箱使いの達人。
- モノをためない生活空間。
- 棚作りの名手の棚。
- 器作家の食器棚。
- 収納道具が好きです♡
- 揃えて並べる整理術。
- 造形作家の収納BOXの作り方。
- STORAGE TOOLS 収納名品カタログ。
など、気になる項目が並んでます。
部屋、片付いてますか? 整理整頓をすることとインテリアを考えることはまた別モノと思っていませんか? むしろ美しい空間とは美しい収納の集積です。すなわち”収納デザイン=インテリアデザイン”ということです。では、美しい暮らしを実践する収納上手12人からセンスとアイデアを学びましょう。
美しい空間とは美しい収納の集積
収納もただあればいいという感覚ではなくて、デザインが加わり、収納をデザインすることで、暮らしを豊かにすることができますね。
また、物との付き合い方が上手くできる方の暮らしは、見ていて心地いいですよね。
写真もすごく画になっていて、こういった写真は集客力ありますよ。
初の住宅特集!Discover Japan7月号「家づくりの新常識」
6月5日に発売された、Discover Japan7月号ですが、なんとDiscover Japan初の住宅特集です!
Discover Japanは、日本の文化の中でも、伝統あるものづくりやデザイン、衣食住や景観などを紹介されている雑誌なので、日本の住宅を特集してくれているのは、なんだかうれしいですね。日本の住宅も歴史がありますから、紐解いていくと、面白いんですよね。
さらには、「あの名作マンガ・アニメの間取りを勝手に推理!!」をやってますね。以前メルマガで、漫画のキャラの自宅を想像して、設計してみよう!ということを取り上げて書いたことがあります。やはり、いいネタになるんですよ。
Discover Japan 2015年7月号 Vol.45
今号はDiscover Japan初の住宅特集です。いま住みたいのは、かっこいいだけでなく、心地よく暮らせる家。その心地よさは、縁側や引き戸など、昔から日本家屋にあった日本ならではの仕掛けにありました。そんな日本家屋の特徴や、風土を取り入れた住まいの実例を紹介しています。見た目はモダンですが、その土地の特性をうまく生かした家の工夫は必見。また、“アートと環境の家”というテーマでの実際の家づくりの様子も実況中継でご紹介。いまの日本の住まいがわかる特集になっています。
- あのモダニズムの巨匠も影響を受けた!? ニッポンの家
- 近代数寄屋の建築・猪股邸に見る 日本の住まいの特徴
- 日本の風土に合わせた住まい
- 参考にしたい住宅は、やっぱりあの「名作」でした。
- あの名作マンガ・アニメの間取りを勝手に推理!!
- 実況中継! 理想の家ができるまで etc…
価値観のズレを無くす
ここでお伝えしたいのは、「この本、買ってね」ということではなく、ターゲットとなるお客さんが、入れてそうな情報や、知っててほしい情報を、「自分も取り入れておく。」ってことです。
そして、発信することで、同じ感覚、価値観の人を引き寄せるんです。
デザインや技術の凄さなどを、どんなに訴えたところで、価値観が違う相手には響くことはありません。価値観が違うのに、わざわざそこで家を頼もうとは思わないんです。
ターゲット客が、どんな情報を入れているか?どんな情報を知りたがっているか?ということを意識するのも必要ですし、ズレをなくすためにも、自身の価値観を発信することも大事なのです。
もちろん、WEB上でも情報は入りますが、雑誌で使われている、キャッチコピーとか、デザインの雰囲気とか、参考に取り入れられるものは、意外とあります。雑誌のマーケティングに掛けてるコストは小さな工務店以上ですからね。価値観を少しでも知りたかったら、それぐらい行動は必要ですね。