提案する注文住宅に合う家具まで提案できる工務店が選ばれやすくなる理由

家だけでなく、暮らしという視点で考えたら、家具に手を伸ばすのは必然ですよね。また、家具含めた提案ができると、住宅含め、提案している方向性をわかりやすくなります。

個人的には、少単価の雑貨より、ある程度の価格帯の家具の方が、住宅会社はやりやすいと感じています。雑貨店は客単価が低いので、住宅の感覚でやってたら、単体では難しいですからね。

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家具店や雑貨店で住宅販売、家ではなく暮らしを提案

提案する注文住宅に合う家具まで提案できる工務店が選ばれやすくなる理由

ジョンソンホームズ(札幌市)は住宅会社の枠にはまらないユニークな販売戦略で、受注を伸ばす。そのノウハウを学ぶため、多数の同業者が訪れる。

新築の主力ブランドは「インゾーネ」。ジョンソンホームズが、家具・インテリア販売会社のアクタス(東京都新宿区)と提携して立ち上げた、インテリアショップの「インゾーネウィズアクタス」で取り扱う。来客数は2店舗で月間3万人と、総合住宅展示場をはるかに上回る。2014年度は40棟を完工した。

家具店や雑貨店で住宅販売、家ではなく暮らしを提案

家具への進出は、資本がある会社は提携、資本がない会社は、地域のお店と連携(ジョイント)すればいいわけです。地域に適したお店がなければ、遠方のお店まで一緒に見に行ったていいわけです。IKEAツアーとかやっている会社もいます。設計事務所であれば、デザインしてオリジナルを作っていくことだってできるわけです。

大事なのは、家の中身の提案をカタチにして見せていくことです。

ただし、家具の大元は、シェアを伸ばすため、いろいろな会社と提携しまくるので、だんだんと希少性に欠けてしまうのが難ですね。地域内での独占契約ができればいいですけど・・・

地域内での希少性をどう保つかを考えても難しいので、見せ方やコーディネートなどの提案力で魅力を出していった方がいいですね。

普通のよくある家具でもいいのですが、オリジナルで作れるなら、以下のような、シンプルだけどアイデアを感じられる家具もオススメです。

必要に応じてカスタマイズできる収納「STARCH BOUTIQUE」

この収納の発想、好きですね。1モジュール・木製の四角形を組み合わせて、スペースに応じたカスタマイズできるところがいいです。ショップ用のようですが、普通に住宅でも収納に活用できそうですね。単体であれば、スツールとしても活用できますね。収納も必要に応じてカスタマイズできる方がいいですね。

提案する注文住宅に合う家具まで提案できる工務店が選ばれやすくなる理由
Project: Starch boutique, Saifi Village, Beirut, LEBANON  Architect: Elie METNI

https://www.eliemetni.com/starch

提案する注文住宅に合う家具まで提案できる工務店が選ばれやすくなる理由

現代の住宅市場は、購入者のニーズが急速に進化しています。単に「家」を求めるのではなく、「暮らし」全体を重視する動きが強まっています。この変化の中で、注文住宅を提供する工務店が家具までの提案を行うことの重要性は、これまで以上に高まっています。

購入者の深まる「暮らし」へのこだわり

近年、住宅購入者の価値観は大きく変わりました。家そのものの機能やデザインだけでなく、その中での生活の質や快適さを追求する動きが強まっています。家具やインテリアは、その生活の質を直接的に左右する要素となるため、購入者は家具選びにも一層のこだわりを持つようになっています。このニーズに応えるためには、工務店が家具までの提案を行うことが不可欠です。

他社との差別化を図るための戦略

市場には多くの工務店が存在し、似たような住宅を提供しているのが現状です。この中で、自社のサービスを際立たせるためには、家具までのトータルな提案が有効です。購入者にとって、家具の提案はその住宅の価値をさらに高める要素となり、他の工務店との差別化を図る大きな武器となります。

多くの工務店が見落としている家具提案の重要性

現状、家具までの提案を積極的に行っている工務店はまだ少ないのが実情です。その理由として、家具の知識不足や、提案にかかるコストや手間を避けたいという短期的な視点が挙げられます。しかし、このような視点は、長期的なビジネスの成長や顧客満足度の向上を妨げる要因となります。

家具提案の取り組み方とその効果

家具提案を行うことで、購入者との信頼関係を深めることができます。また、家具と住宅のトータルバランスを考えた提案は、住宅そのものの価値を高める要素となります。工務店経営者としては、家具の知識を深めるための研修やセミナーへの参加、また家具メーカーや専門家との連携を強化することが求められます。


家具までの提案は、工務店のサービスの質を向上させるだけでなく、ビジネスの成長の鍵ともなるのです。このチャンスを逃さないためにも、家具提案の重要性を深く理解し、その取り組みを強化することが必要です。

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