家づくりにもある承認欲求。工務店はSNSで自分の承認欲求を満たすのではなく、相手の承認欲求を満たしてあげた方が良い理由

Instagram（インスタグラム）を使って、宣伝などで、何千ドルも稼ぎだしていた人気のインスタグラマーが、突然過去の投稿を削除し、演出の実態を暴露して話題になっていますね。

SNSはリアルじゃない　18歳の人気インスタグラマーが裏側を暴露して話題

投稿した2000枚もの写真を削除した上で、アカウント名を「Social Media Is Not Real Life.（SNSはリアルじゃない）」と変えて、残した写真を通じて企業広告などの裏側を暴露したとのこと。お金（宣伝費）もらって、宣伝のために偽っていたということですね。

オーストラリアのインスタグラマー、Essena O’Neillさんは、57万を超えるフォロワーを抱えていた人気者。しかし、彼女は投稿した2000枚もの写真を削除。アカウント名を「Social Media Is Not Real Life.（SNSはリアルじゃない）」と変え、残した写真を通じて企業広告などの裏側を暴露した。

「SNSはリアルじゃない」18歳の人気インスタグラマーが企業広告の裏側を暴露し話題に

人には承認欲求がある。

彼女は、承認を得るためだけにインスタグラムを続けていたようです。SNSでプライベートを露出する方の大半は、承認を得たい気持ちからだと思いますよ。

承認欲求とは、他人から認められたいという欲求や、自分の存在が理想とする自己像と重ねたい欲求などです。細かく言えば、自分が他人よりも優位な関係で認められたいとか、他人と自分の関係が平等だとか、自分が他人から蔑まれたいなどもあります。

家づくりにおいても、お客さんの、自分の話を聞いてほしい、自分のこだわりをわかってほしい、悩みをわかってほしい、という気持ちも承認欲求ですね。

だからこそ、相手の承認欲求を叶えてあげましょう。

ネット関係で言えば、アクセス数が増えた、いいね！の数が増えた、SNS上での友達の数が増えた・・・などで喜びを感じるのも該当しますね。

でも、その辺が自分でコントロールできなくなると、下の動画のような気持ちになるのかもしれませんね。

プライベートをSNS上で周りによく見せようなんて、日常茶飯事だと思います。正直、他人の日常なんて、芸能情報みたいなもので、気になる人は気にしますが、個人的にはどうでもいいです。

10年位前の話でも、施主の影響で、パソコンの活用を覚えた50代の住宅営業マンが、やたら周りのブログにコメントを残してきて、絡もうとしてくることがあったんですが、パソコンを使ってコミュニケーションを取れる自分を認めてほしかったんでしょうね・・・

工務店はSNSで自分の承認欲求を満たすのではなく、相手の承認欲求を満たしてあげた方が良い理由

SNSの世界は、一見、自己表現の場として捉えられがちです。多くの人々が日常の一部を切り取って投稿し、その「いいね！」の数によって自己価値を測ることが増えています。しかし、工務店としてSNSを活用する際、異なるアプローチが求められます。

お客様のニーズを深く理解する

家づくりを考えるお客様の背景には、多くの夢や願望、そして不安があります。彼らの最大の承認欲求は、自分たちの理想の家を形にしてもらい、その選択を尊重してもらうことです。工務店がSNSでそのニーズや願望を細かくキャッチし、共感を示すことで、お客様との強い絆を築くことができます。

相手の承認欲求を満たすことでの信頼構築

お客様の家づくりの過程やその後の生活をSNSで共有し、それを応援することで、お客様との信頼関係をより深く築くことができます。これは、単なる「いいね！」を集める以上の深い絆を生むことができます。

長期的な関係性の構築

お客様の家づくりの過程や完成後の生活をSNSでフォローし、その喜びや困難を共有することで、一時的な取引以上の長期的な関係を築くことができます。これは、紹介を受けるための土壌を作ることにも繋がります。

真の価値を提供する

工務店として、自分たちのサービスや商品をアピールするのも大切ですが、それ以上に、お客様のライフスタイルや価値観を尊重し、それを実現するお手伝いをすることが真の価値です。SNSを通じて、お客様の日常や家づくりの過程を細かくサポートすることで、その価値を高めることができます。

口コミの力を最大限に活用する

お客様の承認欲求を満たすことで得られる最大の恩恵は、満足したお客様からの口コミです。彼らの体験や感動をSNSで共有することで、新しいお客様への紹介やリピートのチャンスが増えます。SNSは、その口コミを拡散させる最適なツールとなります。

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SNSは単なる宣伝ツール以上のものです。それは、お客様との関係を深め、彼らの夢や願望を実現するためのプラットフォームです。工務店経営者としては、自分の承認欲求を追求するのではなく、お客様の承認欲求を中心に考え、真の価値を提供することが成功の鍵となります。