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プレハブ住宅初の有形文化財(建造物)築53年の「セキスイハウスA型」
積水ハウスが1963年に建築した住宅「山崎家及び臼井家別荘(セキスイハウスA型)」が、プレハブ住宅として初めて、国(文化庁)の有形文化財(建造物)に登録されることが決定したようですね。
1963年に軽井沢の別荘地に建てられ、1971年以降山崎家及び臼井家が所有し、主に避暑を目的とした別荘として現在まで53年にわたり使用されたプレハブ住宅です。
積水ハウス株式会社(本社:大阪市北区、社長:阿部 俊則)が1963年に建築した住宅「山崎家及び臼井家別荘(セキスイハウスA型)」(以下「本物件」)が、このたびプレハブ住宅として初めて国(文化庁)の有形文化財(建造物)※に登録されることが決定しました。
本物件は、1963年、軽井沢の別荘地に建てられ、1971年以降山崎家及び臼井家が所有し、主に避暑を目的とした別荘として現在まで53年にわたり使用されています。
現在住宅産業をけん引しているプレハブ住宅(主に構造体や外装材などを工場で生産することで高い品質を確保し、現地で組み立てる住宅)は、1960年頃から本格的に開発、販売が始まりました。当初は勉強部屋のような付属建築物がほとんどでしたが、このセキスイハウスA型は、部屋だけでなく水周り設備を備えており、「国産工業化住宅」の第一号と言えます。このたび、本物件が建築当初の仕様を残して現存する唯一の住宅であることから、戦後住宅業界の一側面を語るものとして評価されました。安全・安心・快適な暮らしを提供し続けているプレハブ住宅産業の、まさに黎明期の逸品であり、228万戸を超える建築実績を重ねる当社の原点とも言える物件です。
的確なメンテナンスにより価値を持ち続けるストック住宅の好例でもあり、今後も所有者に理解と協力を仰ぎつつ、保存管理に努めてまいります。
築53年の住宅「セキスイハウスA型」がプレハブ住宅として初めて有形文化財(建造物)に登録へ
プレハブ住宅が住宅産業をけん引しているとは思いませんが、考え方というか、構造体や外装材などを工場で生産し、高い品質を確保したまま、現地で組み立てるその仕組みは、今の家づくりの基本になっていますね。
プレハブの合理化主義的な考えを嫌う方もいますが、突き詰めたら面白いんですけどね。
≪登録物件の概要≫
名称 山崎家及び臼井家別荘(セキスイハウスA型)
所在地 長野県北佐久郡軽井沢町
答申日 2016年3月11日
建設年代 1963年(昭和38年)
構造及び形式 軽量鉄骨造平屋建、金属葺、建築面積約34㎡
公開状況 非公開