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工務店はホームページを更新しているのだろうか?
ウェブコンサルティングのビー・オー・スタジオ(東京都渋谷区)が、東京都新宿区にある建築・建設会社492社を対象に企業ホームページの規模や利便性などを調査したデータが興味深いです。調査期間は6月19日〜7月4日。
492社のうち、ウェブサイトを保有していたのは、127社。約26%。
サイトの規模を総ページ数では、
・101ページ以上での構成は、42社(全体の9%、サイト保有社の33%)
・100ページ未満は約70%。(全体の18%)
・1〜10ページは、24社(全体の5%、サイト保有社の19%)
というデータになっています。
さらに、コンテンツでリンクエラーが生じているサイトは、およそ65%。
サイトの最終更新日では、7社は当日、17社は1週間以内、残りの約69%の企業は、1カ月以上更新が止まっている。スマートフォンに対応しているのは、23社。(全体の5%、サイト保有社の18%)
・・・こうしてデータでみると、あらためて業界の遅れを感じますね。
ですが、このデータ、ちょっと落とし穴があります。
ゼネコン・工務店・下請け業者などが一緒にされている!?
こういった調査でいつも一緒くたにされてしまうのが、カテゴリです。ゼネコン・工務店・下請け業者などが一緒にされます。
大きく分けても、B相手をメインに仕事をしているゼネコンなどの建設業界と、C相手をメインに仕事をしている工務店などの住宅業界では、ターゲットが違うため、求められるウェブサイトの役割も違ってきます。
B相手のビジネスでは、スマートフォンサイトはまだ必要性が感じられません。仕事中にスマホサイトを見て・・・なんて状況、浮かびにくいですしね。
このズレは、調査会社が業界に精通していないから起こりえることです。データの方向性としては、間違っていないでしょうが、この辺り、もうすこし業界に精通した調査を求めたいですよね。
工務店はホームページを更新しているのだろうか?
工務店の経営者は、この調査結果を見て、どう感じているでしょうか?ウェブサイトの存在や更新状況、そしてスマートフォン対応の有無は、現代のビジネスにおいて重要な要素となっています。
しかし、この調査結果からは、多くの工務店がウェブサイトの更新やスマートフォン対応に後れを取っていることが明らかになりました。これは、お客様にとっては情報が古く、使いにくいウェブサイトという結果を生んでしまいます。これは、ビジネスにとって大きな機会損失となり得ます。
しかし、一方で、工務店として、自社のウェブサイトがどのような役割を果たすべきか、そしてそれがどのように自社のビジネスに貢献するのかを理解することが重要です。例えば、B2Bのビジネスでは、ウェブサイトは企業の信頼性や専門性を示すためのツールとして機能します。一方、B2Cのビジネスでは、ウェブサイトは商品やサービスの情報を提供し、顧客とのコミュニケーションの場として機能します。
したがって、ウェブサイトの更新やスマートフォン対応は、自社のビジネスモデルやターゲット顧客によって異なる意味を持つことを理解することが重要です。そして、それに基づいて、自社のウェブサイトの運用や更新を計画することが求められます。
この調査結果は、工務店のウェブサイトの現状を示していますが、それはあくまで一般的な傾向を示すものであり、必ずしも全ての工務店に当てはまるわけではありません。それぞれの工務店が自社のビジネスモデルやターゲット顧客を理解し、それに基づいたウェブサイトの運用を行うことが重要です。
ウェブサイトは、工務店のビジネスにおいて重要なツールであり、その運用方法はビジネスの成功に大きく影響します。この調査結果を参考に、自社のウェブサイトの運用を見直し、ビジネスの成長につなげていきましょう。