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技術者としても経営者としてもレベルの低い工務店とは?
リフォーム産業新聞で、「省エネ基準適合義務化延期の賛否について」の記事がありました。記事の中で、延期賛成派と反対派の意見を紹介しています。
要約すると、
- 賛成派には、事業者の習熟度がまだ低いことが挙げられた
- 一方で反対派には、習熟度が低い事業者は学ぶ努力をすべきとの声があった
なんですが、延期賛成派の意見が詳しく読んでいくとヤバイです・・・
延期賛成派の意見
- 「パソコン使えない工務店多い」
- 「外注コストがかかる」
――なぜパソコンが使えないんですか。
(西澤)年配の事業者にはIT化が進んでいないところが多いと思います。昨年実施したセミナーの申し込みについて、メールとFAXの両方で受け付けたのですが、実に7割がFAX申し込みでした。そういった事業者は年1~2戸受注するかしないかのためだけに、パソコンを含めて設備投資するのも大変でしょう。
――住宅の設備や建材を提供する流通会社の中には省エネなどの性能計算を代行するサービスを提供する事業者もいます。
(吉田)外注コストもかかりますから、その捻出が難しいということでしょう。
ここまで来ると、技術者としても、経営者としてもレベルが低すぎる話です。
- 「パソコン使えない工務店多い」=新たな技術を扱えない。
- 「設備投資できない」「外注コストがかかる」=費用を捻出できない。=値決めが正しくない。
パソコンが世に出てきて何年ですか?95年から考えても20年以上経ってますよ(笑)また、外注コストを自腹で考えてるんでしょうか?「値決め」を変えて捻出すればいいだけのこと。きっと「一円でも高く買ってもらえる」より「良いものを安く売る」という考えなんでしょうね。
こういうレベルの低い工務店で建てるお客さんがかわいそうなので、個人的には、廃業して別のことでもしてもらうか、元請けではなく下請けになった方がいいと思ってしまうのですが・・・
「一円でも高く買ってもらえる」ために向上させる
デザインや性能や機能、サービスを向上させることって、販売の視点で挙げるなら、良いものを安く売るためにしてるのではなくて、そこに価値を感じてもらって、「一円でも高く買ってもらえる」ためだと思っています。
「パソコン使えない工務店多い」
「外注コストがかかる」
ここまで来ると、技術者としても経営者としてもレベルが低すぎる話です。
つまり、
- 「パソコン使えない工務店多い」=新たな技術を扱えない。
- 「設備投資できない」「外注コストがかかる」=費用を捻出できない。=値決めが正しくない。
ってことですからね・・・
そんな状況を変えようと、動いているならまだしも、動かないのであれば、姥捨て山行きでしょう(笑)
ビジネスの世界は「姥捨て山」みたいなものだと思っています。年齢に関係なく、求められないものは、どんどん淘汰されてしまう・・・
ビジネスの世界は「姥捨て山」
容赦のないビジネスの世界ではしょっちゅう起きてますよね。若いとまだ再起できますが、知恵も経験もないまま、お年を召したら・・・