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工務店はキッチンだけでなく「お風呂」の提案も充実させた方が良い理由
ライフスタイルの提案にもさまざまな切り口がありますが、最近、増え始めたのが、キッチンを中心にした切り口です。キッチンに住むとか、キッチンは家の中心とかキッチンを中心に間取りと動線を計画するとか、色々とでてきていますよね。
もちろん、これはこれでありですが・・・
次なる手として、「お風呂」っていう切り口もアリだと考えています。お風呂から考える暮らしの提案はまだ少ないですよね。
特に子供が小さいときは、お風呂での家族のコミュニケーションは結構深いものがありますよ。
ここの部分って、結構疎かにしがちで、単に「水回り」で片づけられたり、ユニットバスにするか造作でつくるか、というぐらいに終わってしまいがちです。
入浴スタイルに対する意識調査
浴室でのコミュニケーションを、給湯器、浴槽、システムキッチン、システムバス、洗面化粧台などの住宅設備の製造販売を行うメーカー・ノーリツが、11月26日の「いい風呂の日」にあわせて 1110人を対象に入浴スタイルに関する意識調査を実施し、その結果を公開しています。
大手がお金を掛けて調査するこういったデータをうまく活用したいですね。
※「おふろ白書2013」の全編はこちらからご覧いただけます。
乳幼児をおふろに入れるのは、平日は母親が多数であるのに対し、休日
は父親が多数に平日に乳幼児をおふろに入れる主な担当は、「母親」が46.2%で約半数を占めるのに対し
て、「休日」では「父親」が56.8%と逆転。夫婦間で平日と休日で役割分担していることが読
み取れます。休日だけでも育児に参加する意識を持った父親が過半数と、男性の育児への参
加意欲を感じさせます。
平日に乳幼児をおふろに入れる担当は、年々母親という回答が減り、父親という回答が増加
年ごとの比較調査をした結果、平日に誰が子どもをおふろに入れる担当だったかという質問
において、年々母親という回答が減り父親という回答が増えるなど、仕事のある平日でも育
児に積極的に参加する男性が増えていることが読み取れます。
おふろで教えられたことでは「生活のマナーやルール」との回答が53.1%とトップ。ただ若い年代では「九九、足し算などの算数」との回答が第1位と、世代間ギャップが明らかに。
親や祖父母から教えられたことにおいて、世代を大きく2つに分けたところ、50代以上で「生
活のマナーやルール」が1位となった一方、 40代以下は「九九や足し算などの算数」が1位とな
りました。世代間での差が読み取れます。
おふろの温度を調査した結果、夏場は40℃以下の回答が77.1%の一方、冬場は41℃以上と回答の人が73.6%に
夏は40℃以下でお風呂に入っている人が合計77.1%と、比較的低い温度で入浴している人
https://www.noritz.co.jp/company/news/assets/20131115_1ykr.pdf
が大多数をしめていました。一方、冬は41℃以上でお風呂に入っている人が合計73.6%と逆
転し、季節ごとにおふろの温度を変えている人が多いことが分かりました。
お風呂で親や祖父母から教えられたこと、孫や子供に教えたことはどんなもの?
●親や祖父母から教えられたこと、自分が子どもに教えたことの両者とも「生活のマナーやルール」、「九九、足し算などの算数」が大きな割合をしめ、おふろが道徳から実学まで、幅広い教育の場であることが読み取れます。
●親や祖父母から教えられたことにおいて世代を大きく2つに分けたところ、50代以上で「生活のマナーやルール」が1位となった一方、 40代以下は「九九や足し算などの算数」が1位となり、世代間での差が読み取れます。
●「おふろの中で親や祖父母から教えられたもの」と、「あなたがおふろの中で子や孫に教えたもの」を比較すると、英単語などが大きく伸びており、世代ごとで子どもに伝えることが変化していることが分かります。
https://www.noritz.co.jp/company/news/assets/20131115_1ykr.pdf
なぜ、「お風呂の中で教えられたもの」が必要なのか?
なぜわざわざ、「お風呂の中で教えられたもの」を取り上げたいのでしょうか。
やはり、ユニットバスの性能やデザインだけでは、差別化に限界があり、ノーリツでは、子どもをもつ親に向けて、入浴を通じた教育的な効果」を狙い、「浴育」にスポットを当てています。
浴室内でのコミュニケーションは、その家族ぞの家族で違うストーリーが生まれるため、そこを上手くつくりやすい状況を作ってあげることで、ユニットバスの売上へつなげるという流れです。
最近では、キッチン絡みのライフスタイル提案が増えてきましたが、お風呂のコミュニケーションをベースにした提案もいいですね。
工務店はキッチンだけでなく「お風呂」の提案も充実させた方が良い理由
近年、住宅のライフスタイル提案の中でキッチンが中心となる動きが増えてきました。キッチンは家の中心としての役割を果たし、家族のコミュニケーションの場としての価値が高まっています。しかし、キッチンだけが家族のコミュニケーションの場ではありません。お風呂もまた、家族が集まり、深いコミュニケーションを取る場所としてのポテンシャルを秘めています。
家族の絆を深める場所としてのお風呂
お風呂はリラックスできる場所であり、家族が一緒に過ごす時間が増えることで、絆を深めることができます。特に子供が小さいうちは、お風呂でのコミュニケーションは非常に価値があります。
教育の場としてのお風呂
ノーリツの調査によれば、お風呂で親や祖父母から教えられたこと、孫や子供に教えたことは「生活のマナーやルール」や「九九、足し算などの算数」など、幅広いものがあります。これは、お風呂が単なる入浴の場所でなく、教育の場としての役割も果たしていることを示しています。
差別化のチャンス
多くの工務店がキッチンを中心とした提案を行っている中、お風呂を中心とした提案を強化することで、他の工務店との差別化を図ることができます。これは、新しい顧客層の獲得やリピート顧客の増加につながる可能性があります。
「浴育」の提案
ノーリツが提唱する「浴育」は、入浴を通じた教育的な効果を狙ったものです。これを取り入れることで、家族のコミュニケーションを促進し、家族の絆を深める提案が可能となります。
ユニットバスの売上向上
お風呂のコミュニケーションをベースにした提案を行うことで、ユニットバスの売上向上のチャンスが広がります。家族のニーズに合わせたお風呂の提案を行うことで、顧客の満足度を高めることができます。
結論として、キッチンだけでなく、お風呂もまた家族のコミュニケーションの場としての価値があります。工務店としては、この価値を最大限に引き出す提案を行うことで、新しいビジネスチャンスを掴むことができるでしょう。