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お客さんは住宅のことを意外とわかっていない
先日、不覚にも風邪をひいてしまいました・・・
薦められれたものが効かない
夜、風邪気味だなと感じたので、早めの対応ということで、風邪薬を買いに出かけたのですが、もう薬局が閉まっていたため、風邪薬を販売しているナチュラルローソンに駆け込みました。
風邪薬を選んでいると、店員さんが寄ってくるんですよ。「風邪薬をお探しですか?」って。
症状を伝えるのですが、ひき始めなので、風邪薬ではなく、葛根湯系のものを薦められるんです。今回だけでなく、いつもそうなんですが、ひき始めに行くから、葛根湯系のものを薦められます。
でもね、、、これが効かないんです(笑)
騙されたと思って、今回も買いましたが、案の定効きやしないので、結局、翌朝、薬局で風邪薬買いました。
なぜ葛根湯を買ってしまうのでしょうか?
多分ですが、
- 実はもう風邪をひいているのに、自分では風邪のひき始めと思っている。
- だから、間違った症状を伝えてしまう。
- 店員もその情報を元に判断してしまう。
- そして、なんとくなく店員の言うことを聞いてしまう。
ということなんでしょうね(笑)
元が悪けりゃ、結果も悪い
間違った情報を伝えてしまったため、相手の判断は間違えていなくとも、結果として適していないことになってしまう・・・
こういったことは、住宅でもありますよね。お客さんも自分がどんな家を建てたいか意外とわかっていなかったり・・・だから、わかりやすい「価格」で判断してしまうようになったりします。
近年では家づくりブログなども増え、ネットで知識を得られるようになっていますが、1年そこらで完全理解できるほど浅いものではないですから、表面的にはわかってそうでも、本質的に理解してない=意外とわかっていないケースは多く見られます。
「意外とわかっていない」に対して、工務店がすべきこととは?
お客さんが住宅のことを完全に理解していない現実は、工務店にとって重要な課題です。お客さんが自分のニーズや希望を正確に伝えられない場合、最終的な結果が期待通りでない可能性があります。
以下は、この問題に対処するために工務店が取り組むべき主な戦略です。
ニーズの深堀り
お客さんが何を求めているのか、何を理解していないのかを深く探る必要があります。単なる価格だけでなく、ライフスタイルや将来の計画など、全体的なビジョンを共有することが重要です。
教育と説明
住宅の基本的な概念や選択肢、それらがどのようにお客さんのニーズに合致するかなどを教育することが求められます。これにより、お客さんが自分の要求をより明確に伝えられるようになります。
コミュニケーションの強化
お客さんとのコミュニケーションを頻繁に行い、進捗状況を共有し、フィードバックを受け取るプロセスを強化することが重要です。これにより、プロジェクトが進行するにつれて調整が可能になります。
透明性の確保
費用、工程、材料などの全てにおいて透明性を確保することで、お客さんの信頼を築きます。不明確な部分があると、お客さんの不安や誤解を招く可能性があります。
柔軟な対応
お客さんのニーズや要求が変化する可能性もあるため、柔軟に対応する体制を整えることが求められます。
専門的なアドバイス
お客さんが誤った情報や先入観に基づいて判断しないよう、専門的な知識と経験を提供することが重要です。
長期的な関係の構築
住宅は長期的な投資であるため、建設後もサポートを提供し、長期的な関係を築くことが重要です。
結論として、お客さんが住宅について完全に理解していないことは、工務店にとってチャンスでもあります。正しいガイダンスとサポートを提供することで、お客さんの夢を実現し、長期的な信頼関係を築くことができるでしょう。