無印良品の家は、無印良品の商品を活かすための器であり、それを支えているのはムジラーである。

無印良品の家は、無印良品の商品を活かすための器であり、それを支えているのはムジラーである。

 「無印良品の家」ネットワークを展開するMUJI HOUSE(東京都豊島区) は4月22日、5年ぶりの新商品として3階建て専用の「縦の家(たてのいえ)」を発売した。

縦の家―都市に賢く住まう家|無印良品の家
無印良品の家、たてに広がる都市型3階建ての新商品
“無印良品の家”5年ぶり新商品は「縦の家」都市居住を諦めない住宅提案

狭小地に絞ってきましたね。

スキップフロアやラーメン構造を上手く使って、小さな空間を大きく使って、コスパ良く住めるならよさそうですが、毎度のこと、無印の家はそれなりに価格もするんですよね。小物は相場と比べてそんなに高くないのに、家はSE構法だからか相場と比べて高いんですよね。

この次は、平屋で「横の家」でしょうか?(笑)・・・と思ってたら、2019年に、平屋の「陽の家」を発売されました。

無印良品の家は、ジワジワときているようですが、見逃してはいけないのが、

無印良品の家は、ムジラーに支えられている。

ということ。

事業開始初年度は年間●棟なんて噂も聞いたことがあります。当初は家が売れず、飾っていた無印良品の小物が売れていったとも聞いています。まだIKEAが日本に進出する前だったかと・・・

それでも成り立っていったのは、「無印良品」というムジラーに支えられているブランドがあるからこそです。(※ムジラー=無印良品の熱狂的な信者)

新商品や新事業は、「絶対成功する」と思っていても、9割方失敗するとも言われています。それでも、残り1割で成功するのは、応援してくれるファンのチカラもあるかもしれませんね。

また、無印良品は、物から家へと発展していったため、提案している住宅は、無印良品の商品を活かすための器という捉え方なのではないでしょうか。

無印良品の家は、無印良品の商品を活かすための器

追伸

公式ホームページから前作の「朝の家」が消えています(笑)「木の家」や「窓の家」に比べるとひどかったですからね…無印の家プロジェクトの黒歴史ですか。

無印良品の家は、無印良品の商品を活かすための器であり、それを支えているのはムジラーである。
無印良品の家は、無印良品の商品を活かすための器であり、それを支えているのはムジラーである。

「無印良品の家」に会いに。

  • 作者:原 研哉
  • 出版社:マガジンハウス
  • 発売日: 2013-02-14
目次

無印の家の戦略から工務店が学べることとは?

1. ブランド力の構築

無印良品の家は、無印良品という強力なブランドに支えられています。工務店も、自社の特色や強みを明確に打ち出し、顧客に対して一貫した価値提供を行うことで、信頼されるブランドを築くことが可能です。

2. ニッチ市場への取り組み

無印良品の家は、都市型3階建ての新商品など、特定のニーズに焦点を当てています。工務店も、地域やターゲット層の特定のニーズに応える戦略を取ることで、競合他社と差別化を図ることができます。

3. ファンづくりの重要性

無印良品の家は、ムジラーと呼ばれる熱狂的な信者に支えられています。工務店も、高い満足度を提供することでリピーターや口コミによる新規顧客獲得を図ることが重要です。

4. 価格戦略の見直し

無印良品の家は、少々割高な価格設定ですが、ファン(顧客)にとっては問題ない価格帯なのでしょう。工務店も、価格と提供価値のバランスを常に見直し、顧客にとって納得のいく価格設定を追求する必要があります。

5. 新商品・新事業の挑戦

無印良品の家は、新しい商品やコンセプトの開発に積極的です。工務店も、市場の変化に対応し、新しい住宅の形態やサービスを提案することで、常に先進的な企業であることを示すべきです。

6. 失敗からの学び

無印良品の家プロジェクトにも失敗はありましたが、それから学び、成長しています。工務店も、失敗を恐れずに挑戦し、その結果から学び取る姿勢が求められます。


無印良品の家の戦略からは、ブランド構築、ニッチ市場への取り組み、ファンづくり、価格戦略の見直し、新商品・新事業の挑戦、失敗からの学びなど、多岐にわたる教訓が得られます。工務店経営者は、これらの要素を自社の戦略に取り入れることで、競争力の強化と持続的な成長を実現することができるでしょう。

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