工務店が施主と向き合っているかは写真の使い方でわかる

同じ顔、同じ名前「玉木敏明」さんで、北海道でエリンギ作って、長野でシメジ作って…えっ、消費者騙してない?

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キノコの生産者が地域が違うのに名前が一緒なのはなぜ?

工務店が施主と向き合っているかは写真の使い方でわかる

送っていただいた野菜で恐縮なのですが、これにはビックリ。これどうなの、イトーヨーカ堂さん。長野と北海道に玉木敏明さんがいるの? 同姓同名で偶然キノコ農家さんなの? 消費者を騙すにもほどがないかい。他の県にも同じ人がいたりして。 pic.twitter.com/MKUqIVNn9i

— 工房もりふくろう@博物ふぇす(No63) (@toomanyowls) 2014, 3月 1

これ、少し前に、「キノコの生産者が地域が違うのに名前が一緒なのはなぜ?」ってことで話題になっていましたが、表示されている生産者の玉木敏明さんは、全国トップクラスの生産量を誇るきのこ総合企業・ホクト株式会社の取締役・きのこ生産本部長であり、生産責任者なのです。

”生産者の顔が見える”が何を意味するのか?

……でもなんか割り切れない感じも。大規模なスーパーだと生産者も大規模になるんだなあ、ってことはわかりますけど、お店で野菜やキノコを買う時に「顔が見える」って言われたら、やっぱりまず思い浮かべるのは、実際に作っていらっしゃる農家の方の「顔」。「だまされた!」って人がいても、その人のこと責められないような……。パッケージの名前のところにも会社名が書いてあれば、また違うのかな?
顔が見えるから、安心して買えるって取り組みはとても良いことな気がするので、「なんだ、雰囲気づくりだけなのね」みたいにならないといいですね!

なんて意見も飛び交うくらいです。

名前が同じだったのは、生産を統括している総責任者だから、ってことなんですが、たとえ企業側がきちんとしたものを作っていたとしても、ちょっとした表現で、嫌な思いをするのが消費者なのです。企業側としては、騙しているつもりはないのでしょうが、消費者からすると「生産者の顔」というのは、実際に作っている農家をイメージしてしまいますからね。

企業と消費者であるエンドユーザーとの間の言葉の定義の違いが、こういった問題を生んでいますよね。また、たとえ企業側もきちんとしたものを作っていたとしても、ちょっとした表現で嫌な思いをするのが消費者なんですね。

偽装ではなく悪意もないのだろうけど、いい気分はしない。これは、工務店の集客にも当てはまるところがあります。

無料素材の写真を使っていませんか?

住宅業界での似たような話だと、広告やホームページ、営業ツールを制作する際、写真素材がないからといって、サイトから無料素材をダウンロードして使っていませんか?例えば、家族像とか…

特によく見かけるのは、無料素材の写真を使っている工務店のホームページ。

立ち上げ当初は仕方ないかもしれませんが、無料素材の写真って、どことなく嘘臭さを感じます。無料素材の写真を、よく見るとわかるのですが、臨場感がないですし、家族の笑顔とかも何か違和感を感じたりします。距離感が違うというか…

工務店側に騙すつもりがなくても、見たお客さん側は違和感を感じます。これ、お客さんは騙されたとは思わないかもしれないけど、違和感を感じていますよ。

やはり必要なのは、”オリジナルな写真を、自分たちでつくっていく。”ってことです。

自分たちが建ててきたという証は、いろんなカタチで表現したほうがいいですよ。それは、集客のツールにもなりますし、どこにでもある無料素材と、自社のオリジナル素材、どちらがお客さんにとって価値ある情報かといえば、間違いなく後者ですよね。

たとえ、立ち上げ当初、やむを得ず、無料の素材を使っていたとしても、自社でしっかり写真を撮り、オリジナルの素材を持ち、徐々に入れ替えることが求められます。

写真のチカラを侮らないように…

他社の施工事例やお客様の声の掲載についても、同じことです。

工務店が施主と向き合っているかは写真の使い方でわかる

工務店が施主と真摯に向き合っているかどうかは、写真の使い方で一目瞭然です。工務店のホームページや広告に使用している写真は、どのようなものでしょうか?無料の素材写真を使っている場合、それは施主との距離を感じさせることになります。

施主は、自分たちの家を建てる際に、信頼できる工務店を探しています。そのため、工務店のホームページや広告には、自社の施工事例やお客様の声を掲載することが重要です。そして、それらの情報を伝えるための写真は、自社で撮影したオリジナルのものを使用するべきです。

オリジナルの写真を使用することで、施主は工務店が自分たちの仕事に誇りを持っていること、そして施主と真摯に向き合っていることを感じ取ることができます。逆に、無料の素材写真を使用すると、施主は工務店が自社の仕事に自信を持っていない、または施主との距離を感じさせることになります。

工務店が、自社の施工事例やお客様の声を掲載する際には、自社で撮影したオリジナルの写真を使用しましょう。そして、写真の中に自社の誇りと施主への真摯な姿勢を表現しましょう。それが、施主との信頼関係を築くための第一歩です。

写真の力を侮らないようにしましょう。写真一枚で、施主の心をつかむことができます。自社の仕事に誇りを持ち、施主と真摯に向き合うことで、長期的な信頼関係を築き、成功への道を切り開いてください。

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