工務店のプラン提案にも使えるオリンピックのプレゼン戦略

スポーツの祭典であるオリンピック、今回の東京への誘致に関して、“この人”の功績が大きい、と言われています。

ロンドン、リオデジャネイロ、東京と3都市連続で招致獲得へと導いた、五輪コンサルタント「ニック・バーリー氏」。招致活動­のメッセージ策定からプレゼンテーションの戦略や草稿の執筆までを手がけ、”五輪招致­の請負人”と言われている方です。

工務店のプラン提案にも使えるオリンピックのプレゼン戦略

先月、『世界を動かすプレゼン力』を出版され、その出版記念のセミナーが、ダイジェストで公開されています。

ニック式、プレゼンを成功に導く戦略―『世界を動かすプレゼン力』出版記念セミナーダイジェスト

プレゼン成功請負人である著者が利用している「7つの戦略」を紹介しています。

目次

プレゼンを成功に導く7つの戦略

戦略1 まずは算数から(DO THE MATH)

・・・与えられた条件から計算する

戦略2 オーディエンスを理解する (KNOW YOUR AUDIENCE)

・・・相手について、できるだけのことを調べていこう

戦略3 インパクトを演出する( MAKE AN IMPACT)

・・・プレゼンの中に驚きの要素を入れよう

戦略4 インパクトを持続する(KEEP MAKING IMPACT)

・・・観衆を飽きさせないために考えるべきこと

戦略5 視覚に訴える(BE VISUAL)

・・・ビジュアルは賢く、適切に使おう

戦略6 明確なヴィジョンを持つ(BE VISIONARY)

・・・プレゼンでは必ず新しい視点を提供しよう

戦略7 パフォーマンス(PERFORM)

・・・優れたストーリーを練習で補強する

7つの戦略の概略は以上となります。また、ダメなプレゼンについても答えています。

-よくある“ダメなプレゼン”はなんでしょう?

自分のことばかりを語るプレゼンですね。最初に触れた通り、自分が話したいことではなく「相手が聞きたいこと」を心に響くストーリーに仕立てて話すことがいちばん重要なことです。一見、簡単にできそうですが、これがなかなか超えがたいハードルのようです(笑)

wired.jp

この7つの戦略は、プレゼンをしていく上で、ベースとなりそうですね。プラン提案のベースに取り入れてみてはいかがでしょうか。

商談の場や社内ミーティングにおいて大切なことは人の心を動かすことですし、そのためには、やはり伝えたいことを自分の言葉にしてプレゼンテーションすることが最も大切と言われています。効果的なプレゼンテーションの基本を学んでみてもいいですね。

工務店がプラン提案のプレゼン力を上げなければいけない理由

市場の競争が激化している

近年、住宅市場は多様化し、消費者のニーズも高まっています。多くの工務店が独自の提案を行っており、その中で目立つためには、単に良いプランを持っているだけでは不十分です。プレゼン力を高めることで、自社の提案を効果的に伝え、顧客の心をつかむことができます。

顧客の信頼を築く

プレゼンの際に、自社の強みや特色を明確に伝えることで、顧客からの信頼を得ることができます。信頼されることは、長期的な関係を築く上で非常に重要です。

高い収益を実現

効果的なプレゼンは、高い収益をもたらす可能性があります。顧客が提案に納得し、契約に至る確率が高まるからです。

モチベーション向上

プレゼン力を高めることは、スキルアップにも繋がります。成功体験を積むことで、モチベーションも向上します。

ブランドイメージの向上

効果的なプレゼンを行うことで、工務店としてのブランドイメージを向上させることができます。これは、新しい顧客を引きつけるだけでなく、リピート顧客を増やすためにも重要です。

時代の変化に対応

テクノロジーの進化や消費者のニーズの変化に対応するためには、常に新しい提案やアイディアを持ち、それを効果的に伝える能力が求められます。

長期的なビジネスの成長

プレゼン力を高めることは、短期的な利益だけでなく、長期的なビジネスの成長にも寄与します。顧客との良好な関係を築くことで、継続的なビジネスチャンスを得ることができます。


以上の理由から、工務店としては、プレゼン力を高めることの重要性を理解し、積極的に取り組むべきです。ニック・バーリー氏の「7つの戦略」を参考に、効果的なプレゼンの方法を学び、実践してみてはいかがでしょうか?

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